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running2022.09.05

今年こそフルマラソン完走したい!そんなランナーのためのシューズ選び

マラソンレース、ハレの日のシューズ選びは?

このところ開催が難しかった大規模・中規模レースも、いよいよ、この秋には帰ってくることでしょう。ということで、今回は、今年こそフルマラソンを完走したい!というランナーに送る【目指す目標別】シューズをご紹介します!

カーボンプレートが入っているシューズ?

まず、軽量であることで選ぶべき?

ちょっと待ってください!

どんな目標を目指すにしても、そして、いくらハレの日のレースデイシューズと言っても、とにかく42.195km、フルマラソンという長い距離を走るためのシューズ選びです。

つまり、そもそも、みなさんの最も速いスピードをサポートするシューズを探すわけでなくて、比較的ゆっくりのペースをサポートするシューズ探し、ここが最大のポイントになりますね。



引き算より足し算の機能性

軽ければいい、ということではないですね。目標によっては軽量性の重要性が高まることは確かですが、単純に軽量であることは、物理的にいわば機能性の引き算をしていることになります。あくまで引き算と足し算のバランス感と言っていいですね。

また、ペースとしては、ある程度余裕があるけど、長く走るには難しいペースだったり、もしくは余裕があるけど単純に続けられないペースのはずです。

つまり、比較的ゆっくりなペースでのサポートのバランス感、「クッション性」「ガイド・安定感」の機能性、それと「軽量感」の折り合いをどうつけるか、それがフルマラソンのシューズ選びです。

フルマラソンを目標タイムで走りきるには、トレーニングにも、レース中の補給にもロジックがあるように、シューズにももちろんロジックがありますから、しっかり、目的に合ったシューズを選んで、レース中はそのシューズをいかに味方につけることができるか、それで目標達成に大きな差がでることでしょう。


少しでもシューズをコントロールできるよう慣れておく

何しろ皆さんとレース中、一緒にフルマラソンを走ってくれる唯一の存在、それがシューズです。ですよね?しかもシューズは疲れません!

ですから、その選んだシューズを、トレーニングで使って、出来るだけ自分と相性よくしておくことポイントになります。

シューズが持つガイド感からフォームをしっかり維持できる感触をつかんだり、シューズと目標ペースで走って余裕を持ってクリアできていたり、あくまで、そのトレーニングが長い距離・時間ではなくてもOK。

何しろシューズ自体に助力がありますからね、長い距離で試すのはレースでいいと思います。心配なら事前にハーフマラソン等のレースで使うような試し方がスマートです。とにかく、シューズに慣れていること、そして、信頼できる存在になっていること、それが重要ですね。

では、まずどれを選ぶか、目標別におすすめシューズとそのポイントをコメントしておきましょう。


【今年こそ、絶対完走】向けランニングシューズ選びポイント

ゆっくりペースに落とせば走りきれるだろう、と思う方も多いかと思いますが、実は動作としては、ゆっくり走ることの方が体は難しいはず。ペースがゆっくりということは、ジャンプ運動であるランニングの、そのジャンプが活発ではない状態です。好きなペースで走った方がよほど快適です。

ただ、当然、フルマラソンでは、ゆっくりでなければ、心臓のポンプ機能だったり内的要素が追いつきませんからね。ですから、だから技術と適切な道具=シューズ、活発ではない重心移動を活発にする道具、それがスローペースを助けるランニングシューズが必要なわけです。

いわば、ゆっくりのペースを維持するシューズは、軽量であることより、あなたの体を進行方向にシューズ全体が作る「ガイドする機能」機能性が必要です。また左右に揺れるような動きも抑える「走行安定性」、それらが相まって、とにかく前に揺らす。

ランナーはそれをトレーニングでも揺らして、助力が感じられるようにしておくことが重要ですね。いわゆるデイリートレーナーモデルがあなたのレースデイシューズになります。

⇒今年こそ、絶対完走を目指すランナー向けのシューズはこちら


【脱5時間!サブ4.5】向けランニングシューズ

すでに経験者のランナーが、5時間の壁を破るコツは、もしかすると多くのケースで、単純に歩かない、または、後半にペースを極端に落とさないことかもしれません。ですから、やはり基本的には軽量であったり、カーボンプレートが搭載されていることよりも、終始あなたの体をガイドしてくれるシューズ全体の機能性がバランスが必要です。

そして、一気にサブ4.5だ、って方には、安定感・クッションマックスの機能性シューズでなくても、踵のサポート感、しっかりとしたガイド感、それにプラス、フィット感も含めた軽量感のバランスがいいデイリートレーナーモデルがいいでしょう。

レース中に、皆さんが疲れて歩きたい…ペースがもたない…なんて、そんなときにどうしたらいいのか?その時、シューズ自体は全く疲れていませんからね、普段のトレーニングでなるべく多くのシチュエーションで、そんな“ケーストレーニング“をシューズと一緒に経験しておくことが目標達成のために大事なロジックです。

あくまでシューズはあなたとレース中、一緒です。

⇒脱5時間!サブ4.5を目指すランナー向けのシューズはこちら


【今年こそサブ4!】向けレースシューズ

サブ4達成のキロ5分40秒以内と維持するペースは、まさにゆっくりでもなく、そして、速くもなくもっとも難しいスピード、そして、多くのランナーにとっての大きな目標がサブ4達成ですよね。

シューズには当然前方へのガイド機能はマスト、ただ軽量感も無視できないスピードです。シューズの機能性は、足し算、引き算のバランス感が求められます。

この目標のランナーは、毎回後半落ちてしまう、スピードが最初に上がりすぎちゃうランナーなど、フルマラソン経験者でサブ4達成の課題がこんな理由のランナーは、サブ4.5ランナーと同じシューズ選びが基本的におすすめです。

しかし、トレーニングもしっかりして、体調もいい、ペース配分も大丈夫、むしろ当日の天候とシューズ頼みだ、という万全のコンディションであるランナーは軽量なテンポアップシューズを選んでください。

アッパーが超軽量で、ソールはカーボンプレートも搭載比較的しっかりしているような、軽重のバランス感があるシューズがおすすめですね。しっかりそれが自分に効果があることをトレーニングで感じておくこと、それはどの目標でも共通して言えることです。

⇒今年こそサブ4を目指すランナー向けのシューズはこちら


【ファースト市民ランナーへ、サブ3.5!】向けレースシューズ

キロ4分50秒イーブンはもはや決してゆっくりではありません。完走時間が相対的に短くなりますから、安定感はやや自分自分である程度出していく前提で、軽量感とソールのバウンド感を優先したいですね。

このレベルのランナーはしっかりワークアウトでインターバルとか、ややハードなトレーニングもしていると思います。選んだレースデイシューズを、マラソンペースよりやや速いペースでも、余裕度が上がったり、タイムアップも感じたり、といった感触をトレーニングで確認しておきたいですね。

ペースランとか、同じトレーニングでの定点観測で有効だと確信できたら、レースデイシューズは耐久性に難がありますから、温存しておいて、レースデイに使いましょう。

トレーニングではなるべく軽量なテンポアップシューズで力を蓄えておくイメージです。レースデイシューズは、10が12になるわけではありません。あくまで、10できる人が8の力で余裕を持って同じペースで走れるようにするもの、ランナーのコンディションこそがとても大事です。

⇒サブ3.5を目指すランナー向けのシューズはこちら


【エリート市民ランナーになりたい!サブ3】向けレースシューズ

キロ4分10秒前後のペースを維持するにはシューズに軽量要素は重要、ここにあげたスーパーシューズの強い反発弾性をコントロールして目標達成を成し遂げましょう。

あくまでかつてあったレーシングフラット(薄底)はランナーの力を伝えやすい形状のシューズです。サブ3できるというランナーであれば、当然これらのシューズでもある程度の結果を出せる実力者だと思います。

しかし、2017年以来速く走るシューズの助力は進化しました。厚底レーシングはソールの弾むようなバウンドとカーボンプレートによる、強い反発弾性をコントロールできることもランナーとしての技術と言えるでしょう。

ランナーの仕事量が減っても、スピードが落ちないスタイルです。

でもなかなか、このようなシューズから恩恵をもらえないというランナーは、アシックスがピッチが多めのランナー向けにももう1種類、「 メタスピードスカイ+ 」に加えて「 メタスピードエッジ+ 」を発売しています。そういうランナーは、後者のセレクトも検討してみるといいのではないでしょうか。

⇒サブ3を目指すランナー向けのシューズはこちら


 

<著者プロフィール>

ランニングシューズフィッティングアドバイザー

藤原岳久(F・Shokai 【藤原商会】代表)


日本フットウエア技術協会理事

JAFTスポーツシューフィッターBasic/Advance/Master講座講師

足と靴の健康協議会シューフィッター保持


・ハーフ1時間9分52秒(1993)

・フルマラソン2時間34分28秒(2018年別府大分毎日マラソン) 

・富士登山競走5合目の部 準優勝  (2005)

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