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running2025.03.07

adidas ADIZERO EVO SL実走レビュー!にしおマラソンに、プロランナーのくれいじーかろさんが出場「マラソンにも最適なバランスの良い1足」

マラソンで2時間15分17秒のPBを持つプロランナー・YouTuberのくれいじーかろさんが、1月19日開催のにしおマラソンにadidas ADIZERO EVO SL(以下、EVO SL)を履いて出場しました。今回の記事は、レースでの「実走シューズレビュー」として、くれいじーかろさんが感じたEVO SLの感想や、今年で第3回を迎えた「にしおマラソン」の大会の様子を中心にお届けします。


「一度マラソンでこのシューズを履いてみたかった」

普段のトレーニングでEVO SLを愛用するくれいじーかろさんは「3:00/kmのインターバルや3:30/kmで20kmのペース走、4:30-5:00/kmのゆっくりジョグでEVO SLで履いています」と、汎用性の高さをオススメ。「速めのテンポの3:30-3:40/kmのペース走でよく使っていますね」と、特にペース走でお気に入りの1足だと話します。

そんなEVO SLに関して「一度マラソンでこのシューズを履いてみたかった」という本人の希望のもと、ついににしおマラソンでその機会が実現しました。

愛知県西尾市で毎年1月に開催されている「にしおマラソン」は、名古屋ウィメンズマラソンとともに愛知県内で2つしかないフルマラソンの大会。県内の男性ランナーであれば、実質的には、このにしおマラソンしか県内のフルマラソン大会はありません。

「EVO SLで30km以上の距離を走るのは今回が初めてです」というくれいじーかろさんは、スタートの号砲が鳴ってからすぐに先頭に飛び立ち、威勢良く先頭をリードしました。


「今回はフルマラソンの距離でこのシューズがどうか、という感じでしたが、最初の5kmを3:25/km平均の速めのペースで入りました」

実は、このマラソンの2日前に香港のトレイルレースに出場していたくれいじーかろさん。そのような連戦ともあって、今回はシューズの感触を確かめるロングランとしての出場でした。5km以降は4:00-4:30/kmのイージーペースに落としながら、YouTuberらしくレース中の撮影や多くの出場ランナーからの声掛けに丁寧に応えていました。


沿道の声援にも応えながら、にしおマラソンの特徴でもある海沿いのコースに向かいます。晴れのコンディションともあって「海が綺麗!」と声を上げながら、その途中には、沿道で応援をするYouTuber仲間にバッタリ会うシーンもありました。


「序盤以降は無理にペースを上げて保つペースではなく、テンポ良く走れました。(中速域から低速域まで)脚を使わずにテンポ良く走れるシューズですね」

くれいじーかろさんはEVO SLの感触を確かめつつ、序盤のレースモードから次第にファンランモードに切り替え、にしおマラソンの特徴でもあるエイドを楽しんでいきました。


西尾市の特産品を十分に堪能!

西尾市は抹茶が有名で、レース前半には茶畑沿いを走行するなど風情を感じることができます。もちろん、エイドでは抹茶の特産品が振る舞われ、くれいじーかろさんは動画撮影をしながら一旦停止してエイドを堪能していきます。


「めちゃくちゃ美味しい!」開口一番、そのクオリティの高さに驚いたくれいじーかろさん。その他、西尾市の特産品「一色産うなぎ」や「三河一色えびせんべい」といった要所要所にみどころエイドがありますが、1番の見どころは「踏切エイド」と呼ばれる33km地点の踏切脇のエイドです。


30kmを過ぎてからのエイドともあって、栄養補給のポイントとしては最適。グルメマラソンの一面もあるのがにしおマラソンの特徴でもあります。


くれいじーかろさんは、この踏切エイドも含めてにしおマラソンのエイド数ヵ所で3-4分ほど休憩する堪能ぶり。本気で走るロードレースではそんなにゆっくりすることは難しいですが、トレイルランナーということもあって補給の重要さや楽しさを感じさせてくれました。


「終盤のアレ」でも難なくペースアップ

33km地点の踏切エイドを終えて、いよいよレースは終盤に差し掛かります。この日の目標はエイドでゆっくりと休憩しながらも、サブ3でフィニッシュすること。中盤は小休止を含めつつも4:00-4:30/kmのイージーペースに落としながらテンポ良く走っていきます。


36km過ぎのトンネルを走り抜けると、にしおマラソンの定番でもある「終盤のアレ」が前方に見えてきます。今回は第3回の大会開催で、コースが一部変更されたものの「終盤のアレ」と呼ばれる激坂は健在でした。今回は、38km手前から1km弱の激坂(約40mもの高さの上り坂)と、その後少しの下り坂を挟んでの2回目の上り坂が終盤に待っていました。


「37kmぐらいまではゆったりと余裕を持ってレースを進めていましたが、38km手前からの長い上り坂から3:40/km切りのペースにいきなり上げました。今回は30km以上の距離をこのシューズで走るのが初めてだったので、脚がどれぐらい残っているかが事前に予想できなかったのですが、実際には脚が残っていて。激坂も問題なかったです。マラソン完走後もまだ10kmぐらいあっても走れていたと思います」


終盤の激坂もなんのその、くれいじーかろさんは見事に目標のサブ3を達成してフィニッシュ地点に戻ってきました。


レース後のEVO SLの感想

くれいじーかろさんは、香港で激しいトレイルレースを走破したわずか2日後にこのレースを無事フィニッシュ。レースの中盤は余裕のある走りで小休止を挟みつつ、サブ3で完走したくれいじーかろさんから改めて高い走力の持ち主であることが伝わってきました。

練習で愛用し、「一度マラソンでこのシューズを履いてみたかった」というEVO SLについて、どのように感じたのでしょうか。


「カーボン入りではないのですが速いスピード以外では、脚を使わずにテンポ良く走れるシューズですね。今回のマラソンを走ってみて(自分にとって本気で走るレースでなければ)マラソンでも十分に使えるなと思いました」

今回のにしおマラソンでは、EVO SLを履いている出場者がチラホラ。くれいじーかろさんはこのシューズがどんなレベルのランナーが、もしくはどんなタイミングで使えるシューズかについてこう話します。

「サブ3レベルの人でもEVO SLを履いている人を見ましたし、カーボンシューズだと履きこなせないような人や筋力が少ない女性ランナーなどにオススメですね。例えば、サブ3.5ぐらいの人であるとか、あるいは走り込みができていなくて不安な方にはピッタリかもしれません」


一方では、他の軽量カーボンシューズとの兼ね合いについて、こう話します。

「練習ができている “記録を狙う人” は軽量モデルのアディゼロ アディオス プロシリーズが良いかもしれませんが、そんな人でもEVO SLはジョグから幅広いスピードレンジの練習に使えます。サブ3.5くらいの人であれば、まずはEVO SLが1足あれば十分なのかもしれません」

EVO SLはジョグから、ある程度のスピードでもOKというバランスの良さが特徴です。

「今回のマラソンは序盤と終盤以外はゆったりとしたペースでしたが、また別の大会でもう少し速いペースでも試してみたいですね」

くれいじーかろさんのようなサブ3レベルのランナーであっても、トレーニングのロングランとしてのマラソンでEVO SLもアリかもしれません。汎用性が高く、幅広いレベルのランナーにオススメの1足。皆さんも、ぜひ一度お試しいただいてはいかがでしょうか。
 


■商品情報

商品名:ADIZERO EVO SL

カラー:ホワイト×ブラック

価格:19,800円(税込)

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■くれいじーかろさん プロフィール

くれいじーな最速プレイングコーチとして、ランニングレッスンやYouTubeを通して、走る素晴らしさを広めている。

フルマラソン自己ベスト2:15’17


2022

•スカイランニング世界選手権出場


2023

•マウンテン&トレイルランニング世界選手権出場

•IAU 50k世界選手権出場

•スカイランニングアジア選手権優勝

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