國學院大學の「歴史を変える挑戦」最終章「ADIZERO EKIDEN COLLECTION」と共に箱根へ
アディダス ジャパンは来る駅伝シーズンに向け2024年11月27日(水)「ADIZERO EKIDEN COLLECTION」をリリース。10月に行われた出雲駅伝では、6つの区間のうち5区間においてADIZEROを着用した選手が区間賞。全日本大学駅伝においても3区間において区間賞に輝いた選手がADIZEROを着用するなど、ADIZEROは区間賞におけるブランドシェアナンバーワンを獲得してきた。ローンチに伴い行われたイベントでは、出雲、全日本といずれも優勝の2冠を達成し、いま勢い乗っている國學院大學陸上競技部の前田康弘監督、平林清澄選手(4年)、上原琉翔選手(3年)、野中恒亭選手(2年)、後村光星選手(2年)がゲストとして登壇。来年の箱根に向けて抱負を語った。インタビューでは箱根への想いとともに、國學院の駅伝を支えるシューズの魅力についても伺った。
國學院大學陸上競技部、前田康弘監督
――出雲、全日本と2冠を達成されていますが
前田
「一戦必勝」を合言葉に、走った選手はもちろん、チーム全員で勝ち取った勝利だと捉えています。どちらの駅伝もアンカーまでもつれる大接戦でしたが、勝てた要因は、選手たちが「勝ち切る」をテーマに、各個人しっかり結果を残し、それが優勝につながったのだと思います。
――今後は箱根に向けどのようなトレーニングをされますか?
前田
ここからは箱根仕様にしていかないといけない。最後の脚づくりと、箱根に耐えうるラスト5kmの粘り。うちはスピードがあって性格的にも我慢強い子が多いです。トレーニングを大きく変える訳ではなくて、チームとして一体感を持ってこの後合宿を行い、國學院らしく全員駅伝ができるよう皆の血が通い、力が結集する箱根にしたいと思います。
エース平林選手に追いつく気持ちでトレーニングに励む上原琉翔選手(3年)
――日頃のトレーニングでは何を意識されていますか?
上原
今年のチームは若い子たちが全員平林さんを倒す気持ちで練習に取り組んでいます。単純な話、平林さんレベルが10人いれば箱根は勝てます。そうやって意識しながらトレーニングしているのが今年強い要因かなと思います。
平林
特に今年は首に鎌をかけられているような感覚で、僕としても恐怖心を抱きながら、さらに高みを目指して練習できているなと思います。
後村
今年の駅伝は辻原や野中といった2年生が区間賞をとっています。2年生全体の中でも辻原、野中に負けないよう頑張るみたいな意識があり、勢いになっていると思います。去年の箱根も2年生が4人出走しているので、今年は2年生の勢いを見てほしいなって思います。
「2年生の勢い」を見せたい後村光星選手(2年)
――4年生の平林さんに対してはどうですか?
後村
2年生全員で行ったら勝てそう。学年の団結力があるので笑
平林
束になってかかってきてください。いつでも待ってます笑
國學院のエース、平林清澄選手(4年)
前田
ギクシャクしているのではなくて、後輩が「平林さんに勝ちます」と言える空気感が私は大好きなんですよね。目指しているチームに近づいているなと。
――箱根ではどこを見てほしいですか?
前田
この4人を見てもわかるように國學院、カッコいい選手が揃っています笑。そこも見てもらえると非常にいいかな。平林君なんて福井から出てきた時は、まったくでしたけれど、いま輝いてますから!
野中
監督が言っていたイケメンというのは僕です!笑
今年は僕が区間賞を2つとりました。僕が一番勢いがあります。僕を見てください! 箱根に向けてチームとしての「歴史を変える挑戦」ではありますけれど、僕としての歴史を変える挑戦も始まっているので。
野中恒亭選手(2年)会場からは爆笑と大きな拍手が
――箱根に向けての抱負をお願いします
平林
シューズやウエアはモチベーションにつながったり結果に大きな影響を与えると思います。僕も相棒としてADIZEROを愛用していますが、これからは「一戦必勝」で、歴史を変える挑戦、episode 3最終章となる箱根を締めくくれるよう準備を行って、最大限の走りで勝てるように頑張っていきたいです。
前田
今年のスローガンは「歴史を変える挑戦」です。國學院はまだ箱根で総合優勝をしたことがありません。まずは箱根に國學院大學という名前を刻む。そういう想いでこの1年やってきました。アディダスさんとともに第101回の箱根で新たな歴史をつくりたいと思います。
2月に行われた大阪マラソンで日本人の初マラソン最高記録を樹立した平林選手の足元にあったのもADIZEROだった。1秒でも速く走りたいランナーのために開発されたADIZEROだが、「ADIZERO EKIDEN COLLECTION」では「集中と情熱」をテーマに、ランナーが持つ研ぎ澄まされた集中力をシルバー、心に秘めた勝利に対する激しい情熱をレッドと、アスリートが持つ対照的な2つの要素をカラーで表現している。本コレクションでは、別次元のスピードを引き出すレーシングモデル「ADIZERO ADIOS PRO 4」を筆頭に、最速へのパフォーマンスを引き出す「ADIZERO TAKUMI SEN 10」、足元の感覚を研ぎ澄ます薄底モデル「ADIZERO JAPAN 9」など豊富なラインナップを揃えている。実際に駅伝で履いている國學院の選手はどう感じているのか、後半はシューズについても伺った。
――レースで「ADIOS PRO 4」を履かれていますが
上原
「ADIOS PRO 4」は、縦方向にしか伸縮しないアッパーがフィット感があって、とても足に馴染んでいます。自分は結構横で接地するタイプですが、このシューズだと横にブレることもありません。また、硬いシューズの場合、長い距離では脚が疲れてしまいますが、今回のモデルだと疲労が最小限に抑えられます。
野中
僕は、蹴ってピョンピョン跳ねながら走るのが特徴ですが、ADIOS PRO 4の柔らかいクッションだと自分のやりたい走りができると感じます。前作と比べても、蹴った時のレスポンスが強い。これまでが80%だったとしたら、ADIOS PRO 4は100%、120%の力を求めた時にもちゃんと応えてくれる、そういうシューズだと思います。
――平林選手といえば「TAKUMI SEN」ですが
平林
僕はずっと「TAKUMI SEN」を履き続けていますが、ADIOS PROシリーズよりも薄めのクッションで、それに対する反発があまりないのが特徴だと思っています。薄い分、レスポンスがとても早いので、自分の走りには向いているのかなと。地面から物理的に距離が離れていないので踏んだ時の感覚も大きな魅力です。レース中、一瞬の判断でどう走りを体現させるか、反応が早い故のコントロールのしやすさ、レースの動かしやさがあるので、愛用しています。
――「JAPAN 9」を履かれていかがですか?
後村
第一印象としてすごく軽い。見た目はソールが薄く見えますが、接地の際は、硬い印象がなく、むしろ柔らかい中にしっかり反発を得られます。速いペースのジョグにはいいんじゃないでしょうか。薄底なので、しっかり脚づくりもできると思います。
前作と比べても、クッションの柔らかさが全然違う。「JAPAN 9」はアッパーもクッションも柔らかく、しっかり自分の足で進んでいく感覚もある。軽さがアップデートされたのも気に入っているポイントです。
――「ADIZERO EKIDEN COLLECTION」全体を通しての印象はいかがですか?
前田
シューズって命みたいなもんじゃないですか。だから、うちは縛りはないんですよ。自分の戦うべきは自分で選ぶべきで「お前これを使え」って言っても、戦い方わかりませんってなっちゃうとダメだから。その中でADIZEROが選ばれる理由というのは、考えられたプロダクトがフィットしているからだと思います。バリエーションがあるのも大きいポイントです。タイプ別にラインナップがあるのは、選手目線、指導者目線としてもいい。
――ADIZEROとともに迎える箱根ですが
前田
みんな全力でひたむきに頑張れるし、チームの仲がいい。出雲、全日本で勝てたのは風通しのいいチームだからだと思います。一人しかいないと駅伝は勝てないので。そういう意味で選手がしっかり育ってきている。あと育てる環境がある。
箱根に向けて本当の勝負はこの1ヶ月ですからね。感染症対策やら、故障者が出ないやら、だからといって攻める練習もしなきゃいけないし。コンディショニング勝負だと思っているので、しっかりチームのパフォーマンスが出せるよう、私はそこを見て一緒に戦う気持ちで頑張るだけですね。
終始和やかで雰囲気のいい國學院大學。「全員駅伝」の言葉の通り、チームの力が終結した時の威力は凄まじいものがあり、今年も箱根から目が離せない。そして、國學院大學を支える「ADIZERO EKIDEN COLLECTION」のうち、世界に先駆けて日本先行販売となる「ADIZERO ADIOS PRO 4」は本コレクションが初お披露目であった。屈曲部が前作よりも内側に配置されることにより前方への強い蹴り出しを可能にし、推進力につなげている。上原選手が好んでいたアッパー「LIGHTROCK」や、野中選手が絶賛していた「LIGHTSTRIKE PRO」も前作に比べ、フィット感、軽量性、反発性、クッション性などスペックが向上しており、とてもすべては書き切れない。ぜひご自身でお手に取ってそのスピードを体感してほしい。
■アディダス ランニングシューズ特集ページ