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golf2022.03.07

プロゴルファー8人がコースで【テーラーメイド ステルス】シリーズを試打!低スピン性能を生かすセッティングはどれだ?

「カーボンフェース」で話題を集めるテーラーメイドの最新ドライバー「ステルス」シリーズ。発売されたばかりのニュークラブを、ゴルフ5所属のプロたちが宮古島合宿で試打したので、そのリアルな声をお届けする。
合宿に際し、今シーズンのエースドライバーを探るべくさまざまなカスタムシャフトを用意し、実際に「エメラルドコーストゴルフリンクス」の10番ティーイングエリアからラウンドを想定して打ち弾道をチェックしたので、リアルなスペックまで含めてご紹介する。

最初に打ったのは、武尾咲希プロ。ヘッドスピードは38m/s前後ということで、まずは「ステルスHD」のロフト10.5度をテスト。シャフトもフジクラ「スピーダーNX」40Rという軽くてやわらかめのスペックを選ぶことで気持ちよく振り抜ける組み合わせだ。


ヘッドスピード38m/s前後の武尾プロは、「ステルスHD」×「スピーダーNX」の組み合わせでテスト


打ってみるとつかまったハイドローが出たが、少し球が高すぎて飛距離はいまひとつ。ロフト9度にチェンジすると高弾道・低スピンのいい弾道になり、キャリーだけでなくランもしっかり稼げるようになり飛距離は20ヤードもアップ。コンディションを問わず、コンスタントに飛距離が出るいい球を連発していた。
ロフトが変わると弾道も飛距離も変わる好例。やはりロフト選びがカギになりそうだ。


ロフト角を10.5度から9度に変えて、飛距離が20ヤードUP!低スピンで高弾道のナイスショットを連発


2人目は金子憲洋プロ。ヘッドスピード50m/sを超えるハードヒッターの彼が選んだのは、スライディングウェイトを備えた「ステルスプラス」。ロフトは9度だ。


ヘッドスピード50m/s超えの金子プロは「ステルスプラス」×「ベンタスブラック」の組み合わせでテスト


シャフトは、フジクラ「ベンタスブラック」の6X。余計なねじれが生じず強振してもブレないシャフトでアマチュアにとってはかなりハードだが、金子プロにとって60g台は少し軽め。しかし低スピンの中弾道が出る「ステルスプラス」の9度なら、やや軽めのシャフトのほうがスムーズに振り抜け、イメージした弾道が出やすかったようだ。

打ってみると300ヤード前後のショットを連発。ヘッドのポテンシャルの高さがうかがえた。


平均して300ヤード超を放った金子プロ。「カーボンフェース、凄いです!」と本人もその飛距離性能に驚きを隠せない


3人目は山田成美プロ。

ドライバーの平均的な飛距離は230~240ヤード前後で、女子プロのなかではやや飛ぶほう。ドローヒッターの山田プロは、スタンダードモデル「ステルス」のロフト9度を試打。シャフトはまずは現在のエースシャフト、三菱ケミカル「ディアマナRF」の50S。先調子でシャープに走り、つかまりがよくドローが打ちやすいシャフトといえる。


ヘッドスピード42m/s前後の山田プロは、「ステルス」×「ディアマナRF」の組み合わせでテスト


低スピンの強いドローボールで240ヤード超えのショットを打っていく山田プロ。ドローヒッターとして「左に引っかけない安心感がある」とのことだが、シャフトを少しつかまり感が控えめで素直にしなる「スピーダーNX」50Sにチェンジしてみたところさらに飛距離アップ。球も強くなり「(ベストスペックを)見つけたかも!」と納得の様子だった。


シャフトを「スピーダーNX」に変えると、さらに飛距離が伸びる結果に。「コレがいいです!」と本人も納得


続いて川満陽香理プロ。

高弾道が好みの川満プロは、つかまりがよく自然と高さの出る「ステルスHD」のロフト10.5度を、さらにカチャカチャ機能を使ってロフトを多めの「HIGHER」にセット。シャフトはフジクラ「スピーダーNX」の50Sを選んだ。素直にしなりシャープにしなり戻るクセのないシャフトでフレックスはややしっかりめのチョイスだ。


ヘッドスピード42m/s前後の川満プロは、「ステルスHD」×「スピーダーNX」の組み合わせでテスト


1発打ってみたところ明らかに球が高すぎるのでカチャカチャを「STD(スタンダード)」に変更したがそれでもスピン量が多いので、今度はロフト9度のヘッドに変更。

球がつかまりやすいヘッドだけに右に滑る球が出ず、強いドローボールで飛距離が出ていたが「もう少しカチャカチャやってみるともっといい球が出そう」と川満プロ。

こうやってスペックを細かく調整していくことでまだまだ飛距離は伸びそうだ。


「ステルスHD」で力強いドローボールを放つ川満プロ。「カチャカチャによって打球が全く違いますね!」


5人目の小貫麗プロは「ステルスHD」では少し球が上がりすぎるだろうということで「ステルス」。ロフトは9度と少なめで、シャフトはフジクラ「スピーダーNX」の50Sでテスト。


ヘッドスピード40m/s前後の小貫プロは、「ステルス」×「スピーダーNX」の組み合わせでテスト


カチャカチャを「LOWER」にしても少し球が高いので、ヘッドを「ステルスプラス」の9度に変更。途端に弾道が強くなり飛距離もアップ。「ステルスプラス」ではハードすぎるのでは、という先入観があったが、打ってみれば全然OKの結果だった。

小貫プロも「フィッティングするって本当にいいですね」と言っていた通り、食わず嫌いをせずに打ってみると意外といい結果が出ることもあるのだ。


「まさかのハード系も全然OKでした!」と小貫プロ。さらに力強くなった打球に本人もビックリ


6人目は山本景子プロ。昨年ステップアップツアー「うどん県レディース」で優勝した実力派だ。ハードヒッターの山本プロは迷わず「ステルスプラス」9度をチョイス。シャフトは三菱ケミカルの「テンセイCKプロオレンジ」60Sという組み合わせ。


ヘッドスピード44m/s前後の山本プロは、「ステルスプラス」×「テンセイCKプロオレンジ」の組み合わせでテスト


「フェースにボールがくっつく新感覚の打感」と好印象で強いストレートボールを連発。シャフトの選択やカチャカチャ機能でスペックを工夫すればもう少し飛距離が伸びそうな雰囲気を残しながらも260ヤード前後のショットが出ており、しかも全然曲がらない直進性の強い弾道だったのが印象的だ。


「吸いつくような打感が新感覚で良いですね!」と山本プロ。260ヤード超の真っすぐな力強い打球を連発


続いてチームゴルフ5女子随一のハードヒッター穴井詩プロ。

穴井プロも山本プロと同じ「ステルスプラス」9度のヘッドでシャフトも同じ「テンセイCKプロオレンジ」の60S。


国内女子ツアーでトップレベルの飛距離を誇る、飛ばし屋の穴井プロは「ステルスプラス」×「テンセイCKプロオレンジ」


男子プロ並みのハードスペックだが、1発目から270ヤードを超えるショットを披露する穴井プロ。バックスピン量が2000rpm強という、期待通りのロースピン性能が飛距離につながっているようだ。しかもミスショット気味の当たりでも260ヤード以上と飛距離が落ちず、曲がりも少ない。

クラブ好きでいろいろなクラブをテストしてきた穴井プロも「いい!」と好感触だ。


ギア好きで様々なドライバーを試してきた穴井プロも「良い!!」と高評価だ


最後はおなじみ伊藤元気プロも試打。すでに「ゴルフ5チャンネル」で「ステルス」シリーズの試打経験豊富なだけに、ベストスペックを早々に発見したが、奇しくも金子プロと同じ「ステルスプラス」の9度に「ベンタスブラック」の6Xという組み合わせだ。


「やっぱり良いですよね!」と300ヤードショット連発の伊藤プロ


これで310ヤードという金子プロ超えのショットを披露。どうやらハードヒッターにとってはかなりマッチングのいい組み合わせと言えそうだ。

こうやって選手の選んだスペックを見てみると、ヘッドの低スピン性能をどう生かすかというところがセッティングのキーポイントになりそうだ。

アマチュアにとっては、武尾プロ、川満プロのように「ステルスHD」の上がりやすくつかまるヘッドをロフト少なめにし、やさしいシャフトを組み合わせる方法や、山田プロのように「ステルス」につかまりのいい素直なシャフトと組み合わせるのがマッチしそうな予感。もちろん小貫プロのようにとりたててパワーヒッターでなくても「ステルスプラス」がハマるケースもあるので、ぜひ実際に打って比較し、フィッティングで最適スペックを見つけていただきたい。

これら「ステルス」シリーズはゴルフ5の店舗で試打できる。プロのようにいろいろなヘッド、シャフトを組み合わせて、ベストマッチの1本を探してみよう!
 


<テーラーメイド ステルスの詳細はこちら>

https://store.alpen-group.jp/golf5/campaign/2022taylormade/

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