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golf2024.04.19

チームゴルフ5宮崎合宿2024レポート。2024年最新クラブ試打 イ・ナリプロ編。「G430 MAX 10K」は“安定性”、「Qi10」は“打感”を絶賛!

今年1月末、ゴルフ5契約プロたちが宮崎に集まり、シーズン前の調整のために合宿が行われた。選手たちは絶好のコンディションで開幕に向けた練習に励み、その合間には新しいクラブのテストも行った。選手たちにはさまざまなクラブを試打した中で最終的に気になったもの2本を選んでもらい、改めて打ってその感想を聞いた。

今回はツアー2勝のベテラン、イ・ナリプロが選んだ、ピン「G430 MAX 10K」と、テーラーメイド「Qi10」の2本のドライバーのインプレッションをお届けする。


宮崎県「フェニックスカントリークラブ」の練習場で試打


最初に打ったのはピンの「G430 MAX 10K」。その名のとおり「10K」、つまり慣性モーメント1万g㎠超えの安定性が売りの、「G430」シリーズ最新モデルだ。

ロフトは10.5度、シャフトは「ピン ツアー 2.0クローム 65」のSをチョイス。


ピン「G430 MAX 10K」の10.5度、シャフトは「ピン ツアー 2.0 クローム 65」のS


数発打ったイ・ナリプロの感想は、とにかく「曲がらない!」というもの。「10K」の謳い文句どおり、抜群の直進安定性が際立った。

「本当に曲がらなくて、ほとんどが狙ったエリアのセンターにまとまりました。インパクトゾーンでヘッドが長く真っすぐ動く感じがして、すごく安定します。『10K』と言うだけあってすごいですね!」(イ・ナリプロ)


インパクトゾーンでヘッドが長く真っすぐ動く感じがするとイ・ナリプロ


弾道はやや高めでほぼストレート。曲がらないだけでなく、伸びのある弾道で飛距離も出ていた。もともと曲がらないイ・ナリプロだが、これならかなり高いフェアウェイキープ率を叩き出せそうだ。

打感も「硬すぎずやわらかすぎず、ちょうどいい」というが、試打したシャフトは少し重くて硬い感じがするとのこと。以後は少し軽め・やわらかめのシャフトでセッティングを煮詰めていけば、戦えるクラブに仕上がる可能性は高そうだ。


高い直進性能に魅力を感じるというが、シャフトのチョイスに課題が残った


次に打ったのはテーラーメイド「Qi10」。

現在、イ・ナリプロは同じくテーラーメイドの「ステルス2」がエースドライバーとのことなので、その後釜として納得のいく球が出るかがカギになる。

こちらはロフト10.5度のヘッドに、純正の三菱ケミカル「ディアマナ ブルー TM50」のSRを装着して試打した。


テーラーメイド「Qi10」は3モデルの真ん中、スタンダードモデル。ロフト10.5度、シャフトは純正のSR


「『ステルス2』よりも打ち出し角が高くて、しっかりキャリーが出せそうです。カーボンフェースに慣れているせいか打感も自然に感じて、好みに合っています。ヘッドの形もよくて構えやすいし、『ステルス2』から移行するのにストレスはなさそうです」(イ・ナリプロ)


カーボンフェースの打感も好みで、構えた顔も「好み」だという


飛距離も出ているが、何発か打っていると、ときおり右に滑るような球が出るのが気になった。そこでネックのカチャカチャ機能を使って「UPRT」ポジションに変更。これはロフトやフェース角はそのままにライ角が4度アップライトになるポジションなので、球のつかまりがアップする。

すると途端に滑る球は出なくなり、つかまったいいドローが安定して出るようになった。


ネック部を調整して4度アップライトにしたことで、球のつかまりがアップ


飛距離は両モデルとも互角。安定性は「G430 MAX 10K」に分があるが、つかまった弾道や構えた安心感は「Qi10」。悩ましいところだが、もう少しスペックテストを繰り返せば、ちょうどいいセッティングが見つかりそうなのは間違いない。

イ・ナリプロが絶賛したピン「G430 MAX 10K」とテーラーメイド「Qi10」の両ドライバー。気になっていた方はぜひお近くのゴルフ5にて打ち比べて、“直進性”の高さや“打感”の良さを体感してみてはいかがだろう。

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