golf2022.09.03

【ゴルフ5レディス2022レポート】ディフェンディングチャンピオン吉田優利が「64」で2位に大躍進！スコアを伸ばし切れない首位の勝みなみに1打差！

今日2日目を迎えた「ゴルフ5レディス」。今年は千葉県市原市の「ゴルフ5カントリーオークビレッヂ」（6465ヤード、パー72）で開催されています。

大会初日は、勝みなみ選手がトーナメントコースレコードとなる9アンダー「63」を叩き出し、2位のセキ・ユウティン選手に3打差をつけてのトップ。3位には5アンダーで福田真未選手、原英莉花選手、申ジエ選手、若林舞衣子選手ら4人が並ぶ展開でした。

初日に63の爆発的なスコアで首位に立ったのは勝みなみ選手だった

大会2日目を引っ張ったのは、昨年のチャンピオン、吉田優利選手でした。

吉田優利選手は、初日は1番ダブルボギー、2番ボギーという苦しいスタートでしたが、その後バーディーを量産して1アンダー32位タイ。「不運なOBや池でスコアを落としましたが、悪くはなかった」（吉田選手）というショットの調子を2日目も維持し、1、2、3番を3連続バーディーでスタート。その後も9、10、13番もバーディとし、さらに16、17番でも連続バーディーを奪って8バーディーノーボギーの64。この時点でトップタイのトータル9アンダーでホールアウトします。

吉田優利選手は8バーディーノーボギーと大爆発。トップと1打差の2位から大会連覇を狙う

また、スタート時間の速い選手のなかでは、三ヶ島かな選手が爆発。前半アウトコースを5連続バーディー含む、6バーディー1ボギーの31。後半も2バーディー1ボギーの35。トータル66とし、47位タイから10位タイまでジャンプアップしました。

アウトコーストップスタートの三ヶ島かな選手が前半の５連続バーディーなど66の好スコア

多くの選手がスコアを伸ばす一方、勝みなみ選手、セキ・ユウティン選手、福田真未選手の最終組は、前半思うようにバーディーが獲れず苦しみます。アウトコースでこの3人が奪ったバーディーは福田真未選手の1つのみ。セキ・ユウティン選手は9番でボギーを打って後退してしまいます。

しかし勝みなみ選手も福田真未選手も、伸ばせないながらもボギーは打たずにしのぎ、後半に勝負をかける展開となっていきます。

バーディーが獲れずに苦しむ勝みなみ選手。前半はオールパーの36

単独2位でスタートしたセキ・ユウティン選手もスコアを伸ばせず10位タイに後退

この間、ツアールーキーの小倉彩愛選手が10番ホールまでに5つのバーディーを奪って一時9アンダーまで伸ばしトップに並びますが、12番でボギー、最終ホールにはトリプルボギーを叩いてしまい、後退。

一方、苦しいながらも全ホールをパーで回っていた勝みなみ選手が、13番パー5でついにバーディーを奪取。再び単独首位に返り咲きました。

小倉彩愛選手は前半4アンダーで回るも、最終ホールのトリプルボギーで伸ばしきれず

このほかでは、原英莉花選手が5バーディー2ボギーの69でプレー。16番では「新しく身につけた打ち方」だという上げるアプローチでチップインを奪うなど、持ち味の飛距離を生かして4つのパー5すべてでバーディー奪い、2打差の3位タイと首位を狙えるポジションで最終日を迎えます。

ウェイティングから繰り上げ出場の成澤祐美選手もこの日6アンダー。5アンダーで回った小祝さくら選手、高橋彩華選手らとともに3位タイにつけます。

「序盤はドライバーが安定しなかった」という原英莉花選手だがスコアを3つ伸ばして3位タイ

繰り上げ出場からチャンスをつかみ上位に食い込んできた成澤祐美選手

結局、13番のバーディーを守り切って１アンダーでプレーした勝みなみ選手が、吉田優利選手の追撃をかろうじて振り切ってトータル10アンダー、1打差の首位で最終日を迎えることとなりました。

「イレギュラーな跳ね方があったり、バーディーパットがカップをなめて入らないなど苦しい場面が多く、『試されているゴルフ』だなと感じましたが、それでもボギーを先行させずにバーディーが来るのを待てたのは、自分の成長を感じられました。18番ホールでアドレスの向きのズレに気づけてショットの修正の目処が立ったので、明日はいいスコアが出せると思います」（勝選手）