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golf2023.10.10

プレステージ流フィッティングのキモ「ライ角調整」。ネックの調整機能がフィッティングを支える【グッと深掘りゴルフギアVol.66】タイトリスト「Tシリーズ」編Part1

ゴルフ5プレステージの腕利きフィッターたちがフィッティングの現場で気づいたギアの「深~い話」をお届けする連載【グッと深堀りゴルフギア】。

第66回目は、タイトリストのアイアン「Tシリーズ」を取り上げる。

タイトリストの「Tシリーズ」は、「APシリーズ」の後継として2019年に発売されたアスリート向けアイアン。今年発売となったのは3代目のモデルで、「T100」「T150」「T200」「T350」の4モデルがラインアップされている。

「CB」や「MB」といった単一素材のアイアンとは異なり、全モデル最新のテクノロジーを駆使して設計されたアスリートアイアン。内部にはタングステンウェイトなどが配備され、シャープな見た目以上に高機能なアイアンとなっている。

ゴルフ5プレステージの腕利きフィッターたちはこの「Tシリーズ」を、中・上級者を中心に「本当にマッチしたアイアン」を提案するうえで欠かせないアイテムとして注目しているという。

ゴルフ5プレステージ日本橋店のフィッター木村悠野さんに話を聞いたところ、既存のモデルのなかでもライ角調整能力が高いことと、それを実際に試打できる点は大きな強みだと話す。


プレステージ日本橋店勤務のフィッター木村悠野さん


3代目は「T100」「T150」「T200」「T350」の4モデルがラインアップ


「4モデルともヘッドは非常に高性能で、コントロール性、寛容性などをバランスよく備えているし、顔、打感もいい。ですがそれだけにとどまらず、ライ角の違いを実際に試打していただける点が、我々フィッターにとってはとても心強いんです」(木村さん)


ネックの調節機能で、同じヘッドでプラスマイナス2度ずつのライ角を試打できる


木村さんの言うように、タイトリストの最新アイアンフィッティングシステムは、ネックの調節機能を使って、ライ角をスタンダードの63度からプラスマイナス2度変更して試打することができる。

ゴルフクラブはリーディングエッジを真っすぐにセットしていても、ライ角が合っていないとフェースの向きがズレてしまう。クラブがアップライトすぎるとフェースは左を向き、フラットすぎると右を向くが、これはロフトが多い番手に関してはとくに顕著に表れ、方向性に大きく影響する。

そのためゴルフ5のフィッティングでは、まず始めにライ角を適正に合わせることが大前提。タイトリストの「Tシリーズ」は、これをデータだけでなく実際に試打してお客さまに体感してもらうことができるのだ。


ライ角がズレるとフェースの向きが大きく変わってしまう


「実際にライ角を合わせて試打していただくと、多くのお客さまは弾道が劇的に変わることにびっくりされます。しかも『Tシリーズ』は、スタンダードが63度とアップライトなモデルで、そこから65度まで調節できます。適性ライ角がアップライトで、普段フラットすぎて合わないアイアンを使っていた方はとくに、試打して感動されます」(木村さん)


実際に試打して後方からの高速カメラで適正ライ角を診断する


まず適性ライ角を打ってもらってからモデル選びに移るのが、プレステージ流フィッティングのキモでもある。気になった方やゴルフでお困りの方は、一度ゴルフ5プレステージに足を運んでいただきたい。

次回の【グッと深堀りゴルフギア】では、ここから4つのモデルをどう絞り込んでいくかについて踏み込んでいく。

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