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other2022.07.20

【バスケ】ペネトレイトの意味とは? ドライブやカットインとの違いも解説

バスケットボールでは、非常に多くの専門用語が使われています。その中のひとつに「ペネトレイト」がありますが、バスケ初心者の方はどのような意味かご存じないかもしれません。似たようなシーンでドライブやカットインという言葉が使われることもあり、何が違うのかわからないと感じている方も多いでしょう。
ここでは、バスケにおけるペネトレイトの意味に加えて、ドライブやカットインとの違い、ペネトレイトの上達に欠かせないコツなどをご紹介します。

 

【目次】

■バスケのペネトレイトの意味

■ドライブやカットインとの違い

■ペネトレイトを上達させるコツ

・他の選手の動きを予測する

・仕掛けを素早くする

・テクニックを身につける

■ペネトレイトの練習方法

■ペネトレイトで攻撃の流れを生み出そう

 

■バスケのペネトレイトの意味

バスケのペネトレイトの意味

 

ペネトレイト(Penetrate)は、「貫く」「突き通る」「侵入する」などの意味を持つ英語です。バスケにおいては、オフェンスが相手ディフェンスを「突破する」プレーのことを指して使われます。具体的には、ドリブルやパス、フェイントといった、あらゆるテクニックを駆使して相手ディフェンスをかく乱し、ゴールを目指すプレーです。

バスケの試合中にドリブルなどでゴール側に切り込めば、相手チームはシュートを防ぐためにドリブルをしている選手に寄るので、陣形が変わります。陣形が変わればどこかに空いたスペースやフリーの選手が生まれるため、外からシュートを打ったり他の場所から切り込んだり、味方にパスを出してコートを大きく使ったりすることが可能です。
仮にディフェンスが陣形を変えないのであれば、そのままドリブルを続けてシュートを打てます。
このように、相手チームのディフェンスを切り崩して攻撃の展開を形作るのが、ペネトレイトの目的です。

 

■ドライブやカットインとの違い

ペネトレイトと同様に、オフェンスがディフェンスを突破することを指す言葉に「ドライブ」や「カットイン」が挙げられます。いずれも似たような意味で使われますが、どのような違いがあるのでしょうか。バスケにおいて、ドライブとカットインが表す意味は以下の通りです。

【ドライブ】
ドライブは、ドリブルでディフェンスを抜いてゴールに向かうプレーのことです。ボールを奪われたなど、結果的にディフェンスを抜けなかったとしてもドライブと呼びます。
ドライブが決まれば、そのままシュートを打ったりディフェンスを動かしてフリーの選手を作ったりと、攻撃の幅を広げられます。バスケの試合において、重要なプレーのひとつです。

【カットイン】
相手ディフェンスに切り込み、ゴールを目指すのはドライブやペネトレイトと同じですが、ボールを持たないオフボールの状態でゴール側に切り込む動きをカットインと呼びます。味方からゴールの近くでパスをもらい、シュートを打つのが目的です。
カットインを行う選手の動き方が重要ですが、パスを出す選手の視野の広さやパスの精度なども求められます。

簡単にまとめると、ペネトレイトは攻撃の展開を作るプレーの総称で、ドライブやカットインは特定のプレーを指す言葉です。また、ペネトレイトやドライブはボールを持った状態からプレーが始まりますが、カットインに関してはボールを持たない状態からプレーが始まる点も異なります。

 

■ペネトレイトを上達させるコツ

ペネトレイトを上達させるコツ

 

ペネトレイトは攻撃の展開を形作る重要な要素です。上達を目指すうえでは練習を繰り返す必要がありますが、闇雲に行っても高い効果は期待できません。
ペネトレイトを行う際のコツを3点ご紹介するので、練習中や実際の試合で意識してみてください。

 

・他の選手の動きを予測する

ペネトレイトは、相手ディフェンス内に切り込むプレーです。相手選手の動きを予測し、どこに動けば良いのか判断する必要があります。
また、相手選手だけでなく、味方選手の位置取りや動き方の予測も欠かせません。味方がどこにどのように動くのかを予測できれば、併せて相手ディフェンスの動き方もわかるようになります。

自分以外の選手の動きを予測できていれば、空いたスペースにドリブルを仕掛けたり、味方が受け取りやすい場所にパスを出したりすることが可能です。

 

・仕掛けを素早くする

空いたスペースを見つけたら、素早く攻撃を仕掛けることも重要です。バスケットボールは非常に試合展開が早いスポーツなので、選手には瞬間的な判断が求められます。
ドリブルやパスのタイミングが一瞬遅れるだけで、攻撃の成否が変わることもあるはずです。素早く動くことができる瞬発力や、即座に正しいプレーを決断できる判断力なども欠かせません。

 

・テクニックを身につける

バスケにおいては、ドリブルやパス、シュート、フェイントなど、さまざまなテクニックを駆使できた方が、プレーの選択肢の幅が広がります。ペネトレイト中の攻撃の幅を広げられるように、多くのテクニックを身につけることも大切です。
ドリブルやパスは複数の種類を使えるように練習を繰り返しましょう。

また、シュートの技術も磨く必要があります。例えば、シュートとパスが選択できる状況でパスしか出さない選手の場合、相手ディフェンスも対応しやすくなるはずです。遠くからでもゴールを狙えるシュート精度を見せておけば、相手は2パターンの攻撃を予測する必要が生まれて惑わせることもできます。
さまざまなテクニックに加え、状況に応じて強引な突破やシュートも繰り出せる体の強さや精神力を鍛えましょう。

 

■ペネトレイトの練習方法

ペネトレイトを上達させるためには、練習を繰り返す他ありません。視野の広さや予測力、決断力、テクニックなど、バスケに必要とされる要素をまんべんなく磨く必要があります。

具体的な練習方法としては、1on1がおすすめです。ディフェンスをドリブルで抜く力や、あらゆる場所からシュートにつなげる力を磨けるので、オフェンス時の選択肢の幅を増やせます。シュートを打つか、ドリブルで突破するかを判断する練習にもなります。

1on1に慣れてきたら、3対4など、ディフェンスが多い状態で練習を行うのも有効です。ディフェンスを抜いてもすぐにヘルプが来るため、フリーの状況を簡単に作れません。ディフェンスが薄い場所を予測してドリブルを仕掛けたり、パスコースを作るためにスペースに走り込んだりといった動きの練習になります。

また、ボールをゴールに向けて運ぶ際は、強引に突破したりディフェンス選手と接触したりします。怪我を防ぎ、相手選手に当たり負けしない体を作るために、筋トレも練習メニューに組み込んでおきましょう。

 

■ペネトレイトで攻撃の流れを生み出そう

ペネトレイトは、ドリブルで相手ゴールに向かって切り込む、パスで相手ディフェンスを翻弄するなど、攻撃の展開を形作るプレーです。チーム全体のまとまりや動き方が前提にはなりますが、ペネトレイトを効果的に取り入れるには個人技も欠かせません。
パス回しがどんなに上手なチームでも、ドリブルやシュートという選択肢がなければ、プレーを読まれてボールを奪われてしまう恐れがあるためです。

ペネトレイトを成功させるためには、ドリブルやパス、フェイントのバリエーションを増やす、遠くからのシュートを練習しておくなど、日々のトレーニングの積み重ねが重要です。今回ご紹介した内容を参考に、チーム全体でテクニックの向上や体作りに取り組んでみてはいかがでしょうか。

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