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outdoor2020.11.17

スキー初心者の方必見! 滑り方のコツや用意したいアイテムとは

スノーボードと同様に、ウィンタースポーツとして高い人気を誇るスキー。慣れるまでに時間がかかるとされているスノーボードと異なり、スキーは初心者でも比較的簡単に滑れるようになるのが魅力です。

しかし初心者の方は、どうすれば滑れるようになるのか、どんなアイテムが必要なのかがわからない場合も多いのではないでしょうか。ここでは、スキー初心者の方に向けて、滑り方のコツや必要なアイテムなどをご紹介します。

 

【目次】

■スキーの滑り方のコツ

・スキーの基本の歩き方

・転び方や起き上がり方のコツ

・まずはボーゲンをマスターする

・曲がる際は体重移動を意識しよう

■スキーを楽しむために用意したいアイテム

・スキー板

・ストック

・スキーブーツ

・スキーウェア

・グローブ

・スノーゴーグル

・アンダーウェア

・ニット帽やヘルメット

■しっかりと準備をしてスキーを楽しもう

 

■スキーの滑り方のコツ

スキーの滑り方のコツ

 

スキーを上手に滑れるようになるためには、スキー板を着けた状態での歩き方や転び方、滑る際の基本姿勢などを抑えておくことが大切です。スキーを滑る際の基本的なコツについて、いくつかご紹介します。

 

・スキーの基本の歩き方

ゲレンデに到着したら、最初にスキー板を装着した状態での歩き方をマスターする必要があります。平坦な場所で板の前側を開いて、スキー板の内側のエッジ(縁)を立てるようにして移動してみましょう。慣れてきたら、ストックで地面を押す力を利用して、スケートのような感覚で滑りながら移動する方法にも挑戦してみてください。

また、スキーは板やストックを取りに雪山を登ることもあるため、斜面での歩き方も重要です。雪山の斜面を歩く際は、斜面に対して平行に立ち、山側のエッジに体重を乗せるイメージで動きます。最初に山側の足を上に動かし、次に下側の足を上に動かすことで、斜面を登っていくことができます。

 

・転び方や起き上がり方のコツ

スキー上級者でも滑っている際に転んでしまうものです。滑り慣れていない初心者のうちは特に転びやすいため、安全な転び方と起き上がり方のコツを覚えておきましょう。

滑ったり立ったりしている際に転びそうになったら、無理をせず体の重心を下げて左右どちらかにお尻を着くように倒れてください。この時、両足を揃えるように横に倒れると、起き上がりが簡単になります。

起き上がる際は、体を横にしたまま、最初に板の向きを横方向に揃えましょう。体が斜面の上側、板が下側になるようにしたら、その状態のまま膝を曲げて上半身を起こし、ストックで地面を押すように力を入れて立ち上がります。この時、板が下を向いていると滑っていってしまうため注意が必要です。

 

・まずはボーゲンをマスターする

歩き方や転び方、起き上がり方が一通りできるようになったら、「ボーゲン」と呼ばれる滑り方を練習すると良いでしょう。ボーゲンとは、スキー板の前側を内側に向けて八の字状にしたまま滑る方法です。スキー板の前側は、拳1つくらいの隙間を空けておきます。

スキー板を八の字状にしたら、滑る際は膝を軽く曲げて腰を落とし、重心を低く保ち続けるのがポイントです。スキー板同士の間隔を広くすればスピードが落ち、狭くすればスピードが出るので、スピードの出し方を調整しながら滑ってみましょう。止まりたい場合は、スキー板内側のエッジを立てるようにします。

 

・曲がる際は体重移動を意識しよう

真っすぐ滑ったり止まったりできるようになったら、ターンの方法も覚えましょう。ボーゲンで曲がりたい場合、右に曲がる際は左足に体重を乗せるといった具合で、曲がりたい方向と反対側の板に体重をかけるようにします。少し手を下げるようにすると体重移動がしやすいので、コツが掴めない場合は試してみましょう。

ターンの方法は他にもいくつかありますが、スキー板を平行にして滑り続ける「パラレルターン」でも体重移動は欠かせません。また、転ぶのを防いだり止まったりする際にも使える技術なので、まずはしっかりとボーゲンで体重移動のコツを覚えることが、スキー上達への近道です。

 

■スキーを楽しむために用意したいアイテム

スキーを楽しむためには、いくつかアイテムを用意しておく必要があります。初心者の方が用意したいアイテムや選び方のポイントをいくつかご紹介します。

 

・スキー板

スキー板

スキー板は、滑り方に応じていくつかのタイプから選ぶことができますが、初心者の間はまだ自分の滑り方が定まっていないため、オールラウンドと呼ばれるスキー板を選ぶのがおすすめです。

スキー板の長さは身長や技術にも左右されますが、一般的には短い方が操作性には優れます。スキー初心者の男性の場合は160~170cm、女性は145~155cm程度を長さの目安にして、スキー板を選ぶと良いでしょう。

⇒スキー板を探す

 

・ストック

ストック

ストック(ポール)は滑る際にバランスを取ったり、歩く際の補助として使用したりできます。スキースタイルによってはストックを使わない場合もありますが、ゲレンデで滑る場合は使用するのが一般的です。

ストックは、自身の身長に適した長さの製品を選ぶことが大切です。大人の場合は身長の68%くらい、子どもは身長の70~75%程度が、ストックの長さの大まかな目安になります。最適な長さがわからない場合は、伸縮機能が付いている製品がおすすめです。

またストックには、強度があり価格も安価なアルミタイプと、軽く強固で比較的高価なカーボンタイプの2種類があります。強度やコスパの良さを求める場合はアルミを、軽さや曲がりにくさを求める場合はカーボンタイプを選ぶと良いでしょう。

⇒ストック・ポールを探す

 

・スキーブーツ

スキーブーツ

スキーブーツを選ぶ際は、足に合ったサイズかどうかが重要です。普段履いている靴と同じか、1サイズ大きいものを選ぶようにするのが選び方のコツです。

また、スキーブーツは製品によって硬さが異なり、初心者の方は硬いスキーブーツを履いているだけで疲れてしまう場合があります。硬さを示す「FLEX(フレックス)」の数値が、男性の場合は100以下、女性は80以下の柔らかいスキーブーツを選ぶようにしましょう。

⇒スキーブーツを探す

 

・スキーウェア

スキーウェア

スキーウェアは、中綿が入っていて保温性が高いタイプがおすすめです。保温性と同時に、防水性や耐水圧、透湿性が高く、水の侵入は遮断しつつウェア内の蒸れは逃がす機能を持っていると、より快適にスキーを楽しめます。
価格を重視する場合は、ジャケットとパンツがセットになっているものを選ぶと良いでしょう。

スノーボード経験があり、スノーボード用のウェアを持っている方の場合、スノーボードウェアをスキーでも使いまわしたいと考える方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、スキーウェアはエッジでズボンの裾が切れないようにエッジガードがつき、全体的にタイトな作りになっているなど、スノーボードウェアとは細かな違いがあるので、スキーを行う際はスキー用のウェアを用意することをおすすめします。

⇒スキーウェアを探す

 

・グローブ

グローブ

指先の怪我や防寒対策として、スキー中はグローブを着けておく必要があります。グローブにはミトンタイプと通常の手袋のような形状の5本指タイプがありますが、スキーの際はストックを握りやすい5本指タイプのものがおすすめです。

⇒グローブを探す

 

・スノーゴーグル

スノーゴーグル

雪山は降り積もった雪が太陽光を反射するため非常に眩しく、紫外線も強く降り注いでいます。強い太陽光で角膜が傷つく「雪目」を防ぐために、スノーゴーグルも欠かすことができません。
紫外線から目を守る用途ならサングラスでも問題ありませんが、天候によっては視界が悪くなるなど使いづらさを感じることもあるため、ゴーグルを用意しておくと安心です。

⇒ゴーグルを探す

 

・アンダーウェア

防寒対策として、スキーウェアの下に着るアンダーウェアも用意しておくと便利です。スキーを滑っている最中に汗をかくことも多いため、保温性だけでなく速乾性にも優れた素材のものを選ぶと良いでしょう。

気温や体温に応じて都度、着たり脱いだりできるよう複数枚重ね着しておくことをおすすめします。

 

・ニット帽やヘルメット

頭部や耳の防寒対策、転倒した際の怪我対策として、ゲレンデではニット帽を被っておきましょう。

転倒した際の頭部の怪我をしっかりと防ぎたい場合は、ヘルメットもあると便利です。特に初心者の方は、上手に転べなかったりスピードを出し過ぎて滑りを制御できなくなったりする恐れがあるので、安全のために用意しておくことをおすすめします。

⇒ニット帽を探す

⇒ヘルメットを探す

 

■しっかりと準備をしてスキーを楽しもう

スキーは歩き方や転び方、体重移動など、ちょっとしたコツを押さえれば、初心者でも比較的簡単に滑れるようになります。スキーで雪山の斜面を滑る爽快感は、他のスポーツではなかなか感じることができないものです。
しかし、スキーで滑っている最中に転倒したり他人と接触したりして、怪我をしてしまう恐れがあることを忘れてはいけません。
必要なアイテムの準備を忘れずに行い、自身だけでなく、ゲレンデにいる他の利用者の安全にも配慮してスキーを楽しみましょう。

 

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