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outdoor2023.05.01

日帰り登山でも必須! ザックの選び方とパッキングのポイント

宿泊を伴う登山と異なり、日帰り登山はたくさんのアイテムを用意する必要がありません。登山初心者の方でもチャレンジしやすく、気軽にアウトドアを楽しむことができます。
とはいえ、ウェアや飲み物、タオルなど、最低限のアイテムは用意する必要があります。それらのアイテムを持ち運ぶために、ザック(リュック)を用意することが大切です。
しかし、日帰り登山ではどのようなザックを用意すれば良いのでしょうか。
ここでは、日帰り登山におすすめのザックの選び方や、パッキングのポイントなどをご紹介します。

 

【目次】

■日帰り登山でも専用のザックを用意しよう

■日帰り登山用のザックの選び方

・フィット感

・通気性

・ウエストベルトやチェストベルトの有無

・収納ポケットの数

・レインカバーの有無

■小型のザックを使ったパッキングのポイント

■日帰り登山用のザックを用意して快適に楽しもう

 

■日帰り登山でも専用のザックを用意しよう

日帰り登山でも専用のザックを用意しよう

 

登山では、長時間荷物を背負って山道を歩き続けることになります。そのため、登山用ザックは体への負担を軽減する構造になっていたり、頑丈に作られたりしているのが特徴です。
通勤や通学で使うようなリュックでも、日帰り登山ができないわけではありません。しかし、山道は平地よりも体にかかる負担が大きいです。けがにつながる恐れがあるので、日帰り登山でも登山用のザックを用意しておく必要があります。

また、ザックは商品によって容量が異なる点もポイントです。一般的に、山小屋で宿泊する場合は30~40L、テント泊を行う場合は50L以上が容量の目安とされています。

日帰り登山の場合は、容量20~30L程度のものを用意すると良いでしょう。20~30L程度の容量があれば、日帰り登山で必要とされるアウターやレインウェア、行動食、水筒、モバイルバッテリー、地図、コンパスなどのアイテムは十分に詰められます。
反対に、サイズが大きく重量のあるザックだと、ザック内でアイテムがぶつかったり、ふらつきやすくなったりするので注意が必要です。

デザインにもよりますが、容量20~30L程度のザックは通勤や通学などで普段使いする際にも便利です。さまざまなシーンで活用できるので、日帰り用にコンパクトなザックを用意しておくことをおすすめします。

 

■日帰り登山用のザックの選び方

日帰り登山用のザックの選び方

 

ザックと一口にいっても、多くの商品が販売されていて、それぞれ特徴が異なります。使用する用途や自身の体格に適したザックを用意することが大切です。
日帰り登山用のザックを選ぶ際は、以下のポイントを確認しておきましょう。

 

・フィット感

日帰りとはいえ、登山中は長時間ザックを背負い続けることになります。フィット感が良く、体に負担がかかりにくいザックを選びましょう。ザックが体にフィットしないと、疲れを感じたり、体を痛めたりする恐れがあるため注意が必要です。

フィット感が良いかどうかを確認する際は、リュックの背面の長さを確かめてみてください。リュックの背面の長さと、首にある突起した骨から骨盤までの長さが合っている場合は、長時間背負っても疲れにくいです。

また、背面パッドのクッション性の確認も重要です。クッション性に優れたザックなら、荷物の揺れが体に伝わりにくく、快適に背負うことができます。

 

・通気性

日帰り登山を快適に楽しむには、ザックの通気性の良さもポイントです。通気性が悪いザックだと、背中に熱がこもってしまいます。
背面部分にメッシュなどの通気性に優れた素材が使われていて、湿気を逃しやすいザックを選ぶと良いでしょう。通気性の良さは汗冷え対策にもつながるので、寒い時期に使用する場合も確認しておくと安心です。

 

・ウエストベルトやチェストベルトの有無

ウエストベルトやチェストベルトが付いているかどうかも、確認しておくと安心です。
ウエストベルトは、名前のとおり腰の位置にあるベルトのことです。ウエストベルトを締めることで、腰を使ってザックを支えられるので、肩にかかる負担を分散できます。
胸の辺りにあるチェストベルトは、締めることでザックが体にフィットするため、荷物の横揺れを軽減可能です。

また、負担をさらに軽減したい場合は、ヒップベルトが付いているかも確認しておきましょう。骨盤の辺りでザックを固定することで、肩にかかる負担を軽くできます。

 

・収納ポケットの数

小物を収納できるポケットの数も確認しておきましょう。例えば、フロントポケットが付いているモデルなら、水筒や帽子、地図といった、使用頻度が高いアイテムを分けて収納できます。
それ以外にもたくさんの小物を持ち運びたい場合は、ポケットの数が多いアイテムの方が使いやすく便利です。

ただし、ポケットの位置や大きさなどは、ザックによって異なります。使い勝手を左右するので、数と併せて確認しておくと安心です。

 

・レインカバーの有無

山の天気は不安定で、晴れていても急に雨が降り出すことがあります。中の荷物が濡れないように、レインカバーの有無も確認しておきましょう。
レインカバーが付属しているものなら、雨が降ってきたとしても、リュック内の荷物が濡れるのを最小限に抑えられます。レインカバーが付属しない場合は、別途用意しておくのがおすすめです。

ただし、レインカバーは基本的に完全防水ではありません。長時間雨にさらされると、ザックに水が染み込んでしまう恐れがあります。スマートフォンやデジカメ、薬など、水濡れを防ぎたいものはビニール袋や防水ケースに入れておくと安心です。

 

■小型のザックを使ったパッキングのポイント

ザックを効率的に活用するためには、パッキング(荷造り)も重要です。特に、小型のザックはどうしても収納できるアイテム数が限られます。「必要なアイテムを収納できなかった」ということがないように、パッキングのポイントを押さえておきましょう。

パッキングの際は、アイテムを収納する順番がポイントです。一番下には、着替えのように使用頻度が低く、軽いものを入れるようにします。中間層には、予備の水やグローブなど、重みがあったり使用頻度が低かったりするものを入れると良いでしょう。
一番上には、使用頻度が高いレインウェアや防寒具などのアイテムを収納すると、使い勝手が良くなります。

側面などの隙間には、行動食やカメラ、モバイルバッテリーなど、すぐに取り出したい小物を入れておくと良いでしょう。ジッパー付きの袋を活用して、小物をまとめて入れるのもおすすめです。
防水にもなるので、雨が降っても安心して荷物を運べます。

 

■日帰り登山用のザックを用意して快適に楽しもう

日帰り登山では、荷物を持ち運ぶザックが欠かせません。日帰りだからといって気を抜かず、登山用のザックを用意しておきましょう。
ただし、大きすぎるザックは、場合によっては逆に疲れやすくなったり、動きにくくなったりする原因になり得ます。持って行きたいアイテムの数にもよりますが、大きいザックがあった方が便利になるとは限りません。

季節や登山スタイルなどにもよりますが、日帰り登山の場合は、容量20~30L程度を目安にするのがおすすめです。
容量に加えて、背負いやすさやポケットの数なども確認すれば、より自分に適したザックを見つけられるでしょう。
コンパクトな容量のザックを用意して、日帰り登山を楽しんでみてください。

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