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outdoor2023.11.02

トレッキング用ベースレイヤーの選び方。好みの1着を見つけよう

トレッキングをはじめ、アウトドアアクティビティにおける服装の基本は、ベースレイヤー、ミドルレイヤー、アウターの3層でレイヤリング(重ね着)を行うことです。その中でも、肌に直接触れるベースレイヤーは、トレッキングの快適さを左右する重要な要素になります。
ここでは、トレッキングにおけるベースレイヤーの役割や、選び方のポイントなどをご紹介します。トレッキングの服選びにお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

【目次】

■トレッキングにおけるベースレイヤーの役割

■ベースレイヤーの素材の種類と特徴

■トレッキング用ベースレイヤーの正しい選び方

・レイヤーの形状

・生地の厚み

・体へのフィット感

・機能性

■シーンに合わせて最適なベースレイヤーを用意しよう

 

■トレッキングにおけるベースレイヤーの役割

トレッキングにおけるベースレイヤーの役割

 

ベースレイヤーは、トレッキングの服装の中で、直接肌に触れることになるウェア(肌着)です。山道を歩き続けるトレッキングでは、季節に関わらずたくさんの汗をかきます。
汗を吸い取って素早く蒸発させることで、不快感を軽減したり、体温が奪われることによる汗冷えや低体温症を防いだりするのが、ベースレイヤーの役割です。

トレッキングにおけるレイヤリングは、ベースレイヤーとミドルレイヤー、アウターの3層で行うことが基本ですが、ただ3つの服を重ね着すれば良いわけではありません。重要なのは、天候や体温に応じて服を脱いだり、着たりして細かく調整することです。

そのため、季節やシチュエーションによっては、ベースレイヤーだけで行動することも考えられます。どのようなシーンにおいても、ベースレイヤーは欠かせない重要なアイテムと言い換えることも可能です。

 

■ベースレイヤーの素材の種類と特徴

ベースレイヤーに使われている素材は、大きく化学繊維、天然繊維、混紡素材の3種類に分けられます。素材ごとの特徴は、以下のとおりです。

【化学繊維】
ポリエステルやナイロン、ポリプロピレンといった化学繊維のベースレイヤーは、軽さや通気性、吸汗性、速乾性に優れています。生地が丈夫で、洗濯による寸法の変化が少ない点もメリットです。
汗をかきやすい夏場のトレッキングに適しています。

【天然繊維】
メリノウールやシルクなど、天然繊維でできたベースレイヤーも、トレッキングで着用できます。着心地や保温性、調湿性に優れていますが、速乾性や丈夫さは化学繊維のウェアに劣る点に注意しましょう。
寒暖差の激しい高山や、気温が低い時期のトレッキングにおすすめです。

【混紡素材】
化学繊維と天然繊維を合わせた素材です。それぞれのメリットを備えていて、幅広いシーンで着用できます。
ただし、化学繊維や天然繊維のみでできたウェアと比較して、吸汗速乾性や着心地などが劣ることもあります。

基本的には、いずれかの素材でできたウェアを選べば問題ありません。
コットン(綿)素材は乾きにくく、汗冷えにつながる恐れがあるので、トレッキングシーンで着用するのは避けてください。

 

■トレッキング用ベースレイヤーの正しい選び方

トレッキング用ベースレイヤーの正しい選び方

 

ベースレイヤーは、季節やシーン関係なく着用することから、機能性の異なる多彩な商品が販売されています。アウトドア初心者の方は、どれを選べば良いのか悩んでしまうかもしれません。
ここからは、トレッキング用ベースレイヤーの選び方のポイントをご紹介します。

 

・レイヤーの形状

ベースレイヤーの形状は、ジップネックタイプ、フーディータイプ、アンダーウェア、Tシャツタイプに分けられます。使い勝手の良さに関わるので、形状ごとの特徴を覚えておきましょう。

【ジップネックタイプ】
ファスナーを上げ下げすることで、手軽に体温を調節できるタイプです。長袖のジップネックタイプなら、季節によっては単体で使用できます。

【フーディータイプ】
フード付きで保温性に優れているため、気温が低い時期のトレッキングにおすすめです。デザイン次第では、アウターのように使うこともできます。

【アンダーウェアタイプ】
肌に密着して、汗を素早く吸い取るのが魅力です。着圧(コンプレッション)効果を持たせているウェアもあります。基本的に、他のウェアとレイヤリングして着用します。

【Tシャツタイプ】
1枚で使うことができ、普段使いにも最適なタイプです。アンダーウェアタイプに比べると吸汗性は劣る傾向にあります。

アンダーウェアの形状は、ベース単体で着るのか、ミドルレイヤーやアウターも着用するのかを踏まえて決めましょう。半袖や長袖のTシャツタイプは、トレッキング以外の用途でも使いやすく便利です。

また、半袖のウェアは肌の露出が増えるため、トレッキング中の日焼けや虫刺されにつながる恐れがあります。薄手のアウターを羽織る、アームカバーを着用するなど、肌の露出を抑える工夫を行ってください。

 

・生地の厚み

ベースレイヤーは、同じ形状でも異なる厚みの商品が展開されていることがあります。生地の厚みも確認しておきましょう。
基本的には、薄いほど通気性や速乾性が、厚みがあるほど保温性が高くなります。

【薄手(ライトウェイト)】
生地が薄いので乾きやすく、軽さにも優れています。気温の高い季節に適していますが、重ね着すれば年間通して使用可能です。

【中厚手(ミッドウェイト)】
適度な保温性があり、春や秋のトレッキングに適しています。夏場は暑さを感じることがあるため注意しましょう。

【厚手(ヘビーウェイト)】
保温性が高く、厳冬期のトレッキングや雪山登山などのシーンに最適です。基本的に、雪山以外での使用には向きません。

冬以外の時期にトレッキングを行う方は、薄手または中厚手のベースレイヤーを用意しておくのがおすすめです。

 

・体へのフィット感

汗を素早く吸い取ったり、レイヤリングしやすくしたりする必要があるため、ベースレイヤーは体にしっかりフィットするものが基本です。特に、ゆとりのあるアンダーウェアタイプは機能を十分に発揮できない場合があります。体のラインに合うサイズを選ぶようにしましょう。

一方で、ゆったりしたシルエットのウェアはカジュアルに着こなせるのが魅力です。シーンによっては、ミドルレイヤーとして着ることもできます。
日常的に着用したい方は、少しゆったりしたサイズのウェアを選んでみてはいかがでしょうか。

 

・機能性

トレッキングを快適に楽しむために、ウェアの機能性も確認しておきましょう。吸汗速乾性に加えて、汗のにおいを防ぐ抗菌・防臭や、日焼けを防ぐ紫外線カットなどの機能があると便利です。

また、ベースレイヤーは肌に密着するため、裏地の縫い目が盛り上がっていると違和感や不快感を覚えることがあります。縫い目が気になりにくい設計かどうかも、確認しておくと安心です。

 

■シーンに合わせて最適なベースレイヤーを用意しよう

肌に直接触れるベースレイヤーは、トレッキングを快適に楽しむうえで重要なアイテムのひとつです。汗をかきやすい夏は吸汗速乾性や通気性に優れているシャツを、冬は厚手で保温性に優れているウェアを用意するなど、季節や環境に合わせて、適切なものを用意しましょう。

また、ウェアの形状やフィット感も重要です。Tシャツタイプでゆったりしたウェアなら、トレッキングだけでなく、普段使いすることもできます。
トレッキングをより快適に楽しみたい方は、季節や登る山に応じたベースレイヤーを用意してみてはいかがでしょうか。


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