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outdoor2023.08.09

登山・トレッキングにレインウェアは必須! 正しいウェアの選び方

登山・トレッキングといった山登りにおいて、レインウェアはザック(リュック・バックパック)やトレッキングシューズ(登山靴)と並んで、三種の神器と呼ばれる必須アイテムです。
なぜ、山のアクティビティではレインウェアが重要視されるのでしょうか。
ここでは、山におけるレインウェアの必要性と、登山・トレッキング用のレインウェアの選び方をご紹介します。

 

【目次】

■山登りにはレインウェアが必須!

■登山・トレッキング用レインウェアの選び方の基本

・セパレートタイプを選ぶ

・防水性だけでなく透湿性も確認を

・サイズは少し大きめがおすすめ

・視認性が高い色だと安心

・コンパクトで軽量なものを用意しよう

■登山レベルに合わせたレインウェア選びも重要

■レインウェアを用意して快適に山を楽しもう

 

■山登りにはレインウェアが必須!

山登りにはレインウェアが必須!

 

山は、平地よりも天気が変わりやすい環境です。登っている最中は晴れていたのに、下山するタイミングで急に雨が降り出すなど、天気が急変することは珍しくはありません。
雨に濡れた服をそのままにすると体温を奪われてしまい、低体温症につながる恐れがあります。季節や山の標高に関係なく低体温症は起こり得るので、トレッキングシーンでも万全の対策が必須です。

折りたたみ傘でも雨は防げますが、片手がふさがってしまう、風にあおられやすいなど、トレッキング用途では使いにくさを感じることが考えられます。
山の過酷な環境に対応できるように、防水性や耐久性に優れたレインウェアを用意しておきましょう。登山・トレッキング用のレインウェアは防風性も備えているので、雨や風からしっかり体を守ることができます。

 

■登山・トレッキング用レインウェアの選び方の基本

登山・トレッキング用レインウェアの選び方の基本

 

山登りに挑む際は、登山・トレッキング用のレインウェアが必要です。しかし、登山初心者の方はどれを選べば良いのか悩んでしまうかもしれません。
登山・トレッキング用レインウェアの選び方をご紹介するので、商品選びの参考にしてみてください。

 

・セパレートタイプを選ぶ

アウトドア用のレインウェアは、上下セパレート、プルオーバー、ポンチョの3種類に大きく分けられます。それぞれの簡単な特徴は、以下のとおりです。

【上下セパレート】
ジャケットとパンツが上下別々になっていて、動きやすさに優れているタイプです。ジャケットだけ羽織る、パンツだけ履くなど、天候に合わせて使うことができます。

【プルオーバー】
ファスナーが胸元まで付いていて、頭からかぶって着用するタイプです。フィット感に優れていますが、基本的には別途パンツを用意する必要があります。

【ポンチョ】
かぶるだけで着用できるレインウェアです。足元をカバーできない、風であおられる可能性があるなど、本格的な登山・トレッキング用途には向きません。

登山・トレッキングの際は、隙間から侵入した雨風で服を濡らさないように、上下セパレートタイプのレインウェアを選ぶのが基本です。ジャケットとボトムスを着用して隙間をなくすことで、風にあおられて下から上がってくる雨にも対応できます。

 

・防水性だけでなく透湿性も確認を

雨水を防ぐには、防水性の確認も欠かせません。レインウェアの防水性は、タグや商品説明欄に記載された「耐水圧」から判断可能です。
耐水圧は、水の圧力にどれくらい耐えることができるかを示す数値で、数が大きいほど防水性は高くなります。登山・トレッキングで使用するレインウェアは、耐水圧20,000mm以上が目安です。

防水性に加えて、ウェア内部の汗を水蒸気として外に逃がす「透湿性」も確認しておきましょう。透湿性にも優れたウェアなら、汗をかいても内部が蒸れにくく、快適に着用できます。

また、ベンチレーションを搭載しているタイプもおすすめです。脇下や裾にジップがあり、状況に応じて開閉できるウェアなら、内部にたまった湿気を一気に外に逃がせます。
雨がやんだものの、またすぐに降り出しそうでウェアを脱ぎ履きするのが面倒な時も、ベンチレーションを開けるだけで通気性を確保できるなど、使い勝手に優れているのも魅力です。

 

・サイズは少し大きめがおすすめ

登山・トレッキングでは、アウターとミドルレイヤー、インナーでレイヤリング(重ね着)をするのが基本です。ぴったりしたサイズのレインウェアを選ぶと、重ね着した時に動きにくさを感じる可能性があります。
レイヤリングを前提に、レインウェアは少し余裕のあるサイズにすると良いでしょう。

試着ができるのであれば、トレッキング中に着用するレイヤリングの中で最も厚みがある組み合わせを着たうえで、レインウェアを羽織ってみると安心です。

 

・視認性が高い色だと安心

登山・トレッキング用のレインウェアのカラーは、安全に登山を楽しむために重要な要素のひとつです。雨や霧で視界が悪い状況だと、自分の姿が周囲の人に認識されない恐れがあります。
遭難事故につながったり、滑落した際に気付いてもらえなかったりする恐れがあり危険です。

視認性が高く、目立つ色のレインウェアを用意しておきましょう。具体的には、赤や青、黄色といった原色系のレインウェアは視認性が高いため、登山・トレッキングシーンに最適です。
視界が悪い状況でも自分の存在をアピールできるので、万が一遭難やけがで身動きが取れなくなったとしても、救助される可能性を高められます。

また、おしゃれなデザインのものは、普段使い用のアウターとしておしゃれに着こなせます。タウンユースもできるレインウェアをお探しの方は、デザイン面にも目を向けてみてください。

 

・コンパクトで軽量なものを用意しよう

登山・トレッキング用のレインウェアは、季節や山の難易度、行程に関わらず、必ずザックに入れておくべきアイテムです。登山では他にも多くの荷物を持ち運ぶため、コンパクトかつ軽量で、リュックの容量を圧迫しないものを選びましょう。

ただし、重たく厚みがあるレインウェアほど、防水性や防風性、耐久性といった性能は良い傾向にあります。重量と性能のバランスが取れているレインウェアを選ぶこともポイントのひとつです。

 

■登山レベルに合わせたレインウェア選びも重要

挑戦するトレッキングのレベルに合わせて決めるのも良いでしょう。
例えば、標高が低く平坦な道を歩き続けるハイキングや、日帰りのレジャー登山程度であれば、高性能で高価なレインウェアを選ぶ必要はありません。
天気予報を確認したうえで、最低限の雨風に対応できる、上下セパレートタイプのレインウェアを用意するのがおすすめです。

一方で、宿泊を伴う登山や縦走など、本格的な登山に挑戦する方は、機能性に劣るレインウェアだと体を守りきれない恐れがあります。防水透湿性に優れたゴアテックス素材を使用している、防水性やはっ水性に優れていて水をしっかり防げるなど、高機能なレインウェアを選ぶと安心です。

 

■レインウェアを用意して快適に山を楽しもう

レインウェアは、雨や風による体の冷えを防ぐために欠かせないアイテムです。用意を忘れて雨に濡れてしまうと、最悪のケースでは命に関わることも考えられます。

山の天気は、都市部よりも変わりやすいものです。レジャー登山や低山登山だとしても、必ず山登り用のレインウェアを用意して山に挑んでください。
これから登山・トレッキングといったアクティビティにチャレンジしたいと考えている方は、レインウェアを用意して、体が濡れてしまうのを防ぎましょう。

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