便利なランニングウォッチを活用しよう! 選び方や人気ブランドとは
運動不足の解消や健康維持などを目的に、ランニングを始めようと考えている方もいらっしゃるでしょう。ランニングやウォーキング、マラソンなどを行う際は、「ランニングウォッチ」と呼ばれるウェアラブル端末を持っていると便利です。
ここでは、ランニングウォッチの基礎知識をはじめ、選び方のポイントや人気のブランドについてご紹介します。
【目次】
■ランニングウォッチで何ができる?
ランニングウォッチとは、ランニングやジョギング、マラソンなどの走る運動を行う際に役立つ機能が搭載されている腕時計型のアイテムのことです。
具体的には、タイムを測定できるストップウォッチ機能や1km毎のタイムが測れるラップタイム機能、スタート地点から特定の計測地点までにかかった合計タイムを表示するスプリットタイム機能などが搭載されています。
また、通常の腕時計や高性能な機能を多く搭載したスマートウォッチよりも、耐久性や防水性に優れている製品が多いのが特徴です。
ランニングウォッチを活用すれば、ランニングのペースを維持しやすくなったり、ラップタイムやスプリットタイムを記録することで実力の推移がわかったりするなど、トレーニングをより効果的に行えるようになります。
■ランニングウォッチの選び方
本格的にランニングを行いたい方や、マラソンのタイムを少しでも縮めたりしたい方は、ランニングウォッチを活用することをおすすめします。ただし、ランニングウォッチは種類が豊富なため、自身にピッタリのものを見付けるためには、いくつかのポイントを確認しておくことが大切です。
・フィット感や画面の見やすさ
ランニングウォッチは、ランニングやマラソン、トレーニングのように激しい動きを要求されるシーンで使用することが多いため、体とのフィット感が重要です。手首にフィットし、体の動きを妨げないような軽量モデルを選ぶようにしましょう。
また、運動しながら画面表示を確認することも考えられるため、画面が大きく見やすいモデルの方が使いやすいです。バックライト機能もついていれば、夜道や山道のような暗いシーンでも使用できます。
・GPS機能が搭載されているかどうか
衛星の電波を受信して位置を計測できるGPS機能がついていれば、現在位置やランニングの経路を確認できるため、トレーニングの状況確認に役立ちます。ナビゲーション機能も備えていれば、目的地までの距離や方向も把握できるので、知らない道や見通しの悪い山道を走る際も便利です。
GPS機能は受信可能な衛星数が多いほど正確な測位が行えるため、対応している衛星システムも確認することをおすすめします。
また、ジムなどでトレーニングを行うことが多い方は、「加速度センサー」や「Gセンサー」と呼ばれる機能が搭載されているかどうかも重要です。加速度センサーがあれば、GPSが働かない屋内などでも走行距離を計測できるようになります。
・心拍数を測定できるかどうか
心拍数を測定できる機能がついていれば、体への負荷をランニングウォッチで把握しながら、トレーニングの強度を加減できます。
特に光学式の心拍数を搭載しているものなら、手首に着けるだけで心拍数の計測ができて便利です。
・どれくらいの防水性能か
屋外で使用することが多いランニングウォッチを選ぶうえで、防水性能は欠かすことができない機能です。ランニングウォッチの多くは防水機能を搭載していますが、どれくらいの防水性能を持っているか確認しておきましょう。
通常のランニングシーンなら生活防水程度のタイプで十分ですが、雨の中でのシャワーランを行ったり、水泳中もランニングウォッチを着けたりしたいと考えている方は、高い防水性を持つ製品を選ぶことをおすすめします。
・連続駆動時間
長時間のランニングやマラソンのような長距離レースを走る際は、ランニング中にバッテリー切れを起こすことがないように、連続駆動時間も確認しておくことが大切です。
駆動時間はGPSの稼働状況のような使用環境によって異なるので、多少余裕を持って選ぶと良いでしょう。
モバイルバッテリーを使って充電しながら使えるモデルもありますが、ランニング中にモバイルバッテリーとランニングウォッチをつなげると邪魔になることも考えられます。長距離を走る方は、8時間程度の駆動時間があるものだと安心です。
・スマホと連動できるかどうか
スマホやタブレット、パソコンと連動できるものなら、走行距離や時間、心拍数といったランニングのデータをスマホの画面上で管理・確認できます。データを分析して今後のトレーニングに役立てられるほか、総走行距離が増えていくことが目に見えればモチベーションアップにもつながるでしょう。
スマホと連動できるランニングウォッチの中には、全機種に対応しているものだけでなく、androidやiPhone専用モデルもあります。OSのバージョンによっては使用できないこともあるため、あらかじめ自身が使用しているスマホと連携できるか確認しておきましょう。
・その他に確認しておきたい機能性
ランニングウォッチには、ランニングウォッチ内に音楽を保存できるモデルや、タッチスクリーンを搭載していてスマホのように使えるモデル、電子決済に対応しているモデルなどもあります。そのような製品を選べば、持ち物を減らして身軽にランニングを行えるので便利です。
また、製品によってラップタイムをいくつ取れるかが異なります。フルマラソンで1km毎のラップタイムを取りたい方などは確認しておくと良いでしょう。
■ランニングウォッチで人気のブランド
ランニングウォッチは、さまざまなブランドが販売しています。その中でも人気が高い代表的なブランドを3つご紹介します。
・ガーミン(GARMIN)
ガーミンは、GPS搭載の製品を開発・販売しているアメリカのブランドで、ランニングウォッチも高精度なGPS機能を搭載しています。
また、日本の準天頂衛星システム「みちびき」に対応している製品が多いのもガーミン製ランニングウォッチの特徴です。「みちびき」は日本上空を飛んでいる衛星なので、電波遮断が少なく動作も安定しています。
・フィットビット(fitbit)
フィットビットは、ウェアラブル端末市場の中でも人気が高いアメリカのブランドです。スマホへの着信や通知をフィットビットの画面から確認可能で、端末内に音楽を保存しておけば、スマホやウォークマンがなくても音楽再生を行えます。
ランニングシーンはもちろん、日常生活でもスマートウォッチのように使えて便利です。
・スント(SUUNTO)
スントはフィンランドの精密機器メーカーです。ランニングをはじめ、アウトドア向けのGPS搭載ウェアラブル端末を多くラインナップしています。
長時間駆動が可能なモデルやルートナビ機能を搭載したモデルなど便利な製品が多く、耐久性や正確性も備えているため、街中でのランニングから山中のトレイルランニングまで、幅広いシーンで活躍するでしょう。
■ランニングウォッチは正しく使うことが大切
腕時計と似た見た目をしているランニングウォッチですが、GPS機能をはじめ多くの機能が詰まっている精密機械です。一般的な腕時計と同じように扱うことは避け、丁寧に扱いましょう。
また、マラソン大会への出場を目指し、トレーニングの一環としてランニングウォッチのGPS機能を使う方は、走行距離にも注意が必要です。GPS機能は走行距離を正確に測定できる便利な機能ですが、実際のレースでは位置取りの悪さや蛇行など、さまざまな理由から走行距離が伸びる可能性があります。
マラソン大会を目標にトレーニングを行う場合は、目標を多少長めに設定しておくのがおすすめです。タイム向上を目指している方はGPS機能に加えて、ランニングのペースを確認できるラップ機能や、インターバル走機能を活用したトレーニングなどを取り入れてみるのも良いでしょう。
■ランニングウォッチで効果的なランニングを行おう
ランニングウォッチを持っていれば、走る際のペースや心拍数を確認したり、スマホと連動させてランニングのデータを管理したりできて便利です。
機種によっては、ランニングウォッチで会計を済ませたり音楽を聴いたりもできるため、ランニングの際に持っていく荷物を減らすことにもつながります。
ランニング初心者の方からタイムを縮めたい上級者の方まで、幅広いレベルのランナーをサポートしてくれるランニングウォッチを活用して、より効果的なトレーニングを行ってみてはいかがでしょうか。
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