ネックゲイターはランニングにもおすすめ! その理由や選び方のポイントを解説
新型コロナウイルスの感染防止対策として、マスクを着用しながらランニングやジョギングを行っている方もいらっしゃるでしょう。しかし、暑い時期にマスクを着用しながら行うランニングにはいくつかのデメリットがあります。ランニング中の飛沫拡散を防止するには、ネックゲイターの活用がおすすめです。
ここでは、ランニング中にマスクをするデメリットや、ネックゲイターがランニングにおすすめの理由、ネックゲイターの選び方をご紹介します。
【目次】
■ランニング中にマスクをするデメリット
新型コロナウイルス感染を防ぐため、ランニング中にマスクを着用している方も多いでしょう。しかし、ランニング中のマスクの着用には、いくつかのデメリットがあります。
・熱中症の危険性が高まる
ランニング中は呼吸が荒くなるため、口元を覆い飛沫の拡散を防ぐといった、周囲の方への配慮が必要です。しかし、高温多湿の環境でマスクを着用すると熱中症の危険性が高くなるといわれているため、マスクを着用しながらのランニングは避ける必要があります。
厚生労働省でも、「マスクを着用する場合には、強い負荷の作業や運動は避け、のどが渇いていなくてもこまめに水分補給を心がける」ことを熱中症予防のポイントに挙げ、マスク着用時は負荷の強い運動を避けるように呼びかけています。※1
※1厚生労働省:「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイントをまとめました
・パフォーマンスが落ちる
ランニングで十分なパフォーマンスを発揮するためには、しっかりと酸素を体に取り込む必要があります。しかし、マスクが汗や呼気で湿ってしまうと通気性が落ちるため、呼吸がしづらくなります。
また、人がいないところではマスクを外し、人とすれ違う時はマスクを着けるなど、着脱に手間がかかったり、ランニング中の衝撃でマスクがずれてしまったりすることもあります。
このように、ランニング中のマスク着用はパフォーマンスの低下やわずらわしさにもつながるのです。
■ランニングの際はネックゲイターがおすすめ
マスクの着用にデメリットがあるとはいえ、ランニング中に口元を覆うことはコロナ禍におけるエチケットです。そこで、ランニング中はマスクではなく、ネックゲイターと呼ばれるアイテムを活用するのがおすすめです。
ここからは、ネックゲイターとはどのようなものなのかを詳しく解説します。
・ネックゲイターとは
「ゲイター」とは、砂利や雪などの侵入を防ぐためにブーツと足の隙間をふさぐための登山装備のことで、ネックゲイターは「ゲイター」を首に使えるように応用したものです。首元に着用し、日焼けや汗対策、防寒対策に活用できる筒状のアイテムを指します。
頭からかぶるだけで使えるお手軽なアイテムで、首元だけでなく口元や鼻まで覆うことができます。伸縮性が高く、顔にフィットするものならランニング中のずれを避けることも可能です。簡単に首元に戻せるので、マスクのような着脱の手間も必要ありません。マスクの着脱に感じていたストレスを軽減することができるでしょう。
このように、ネックゲイターは着用したままでも動きやすいため、アウトドアやスポーツといった、アクティブなシーンでの使用に向いています。
また、色柄などデザインが豊富でファッション性も高く、洗濯すれば繰り返し使える点も魅力です。
・ネックゲイターとネックウォーマーの違い
ネックゲイターと似たアイテムに、「ネックウォーマー」があります。どちらも首元を覆うアイテムですが、ネックウォーマーは冬の防寒対策として使われるアイテムを指します。
寒い季節に使われることを想定したネックウォーマーと違い、ネックゲイターはUVカット機能や冷感機能、速乾性など、機能性に優れている製品が豊富です。
■ネックゲイターの選び方
ネックゲイターにはさまざまな種類があり、使われている素材や機能性などが異なります。ネックゲイターをどのように選べば良いのか、選び方のポイントをご紹介します。
・使われている素材から選ぶ
ネックゲイターに使われる素材は、主に「フリース」や「ウール」が代表的です。素材によってネックゲイターの機能性は異なるため、素材の特徴を確認したうえで選ぶ必要があります。
【フリース】
フリースとは、起毛加工された繊維の形状のことです。化繊ながら肌触りが良く、保温性や速乾性に優れています。また、軽量で伸縮性にも富んでいて、ネックゲイターによく使用されています。厚みがあるため、持ち運びの際にかさばる点には注意が必要です。
【ウール】
天然繊維であるウールは熱伝導率が低く、夏は涼しさを、冬は暖かさをキープするという性質があります。また、吸湿性が高く汗をかいても蒸れにくい点もメリットです。ただし、水分を多く含むと縮んでしまうため、お手入れの際は注意が必要です。
この他にも、フリースやウール以外の化繊を活用したネックゲイターもあります。製品によって特徴は異なりますが、防臭性や速乾性があるものなど、夏に使えるモデルが多いです。
・用途から選ぶ
どのような季節やシーンでネックゲイターを使いたいのかを考えて選ぶことも大切です。夏ならUVカット機能や速乾性、通気性に優れているものを、冬なら防寒や保温性に優れている製品を選ぶ必要があるでしょう。
また、ランニング中のマスク代わりとしてネックゲイターを使う場合は、季節に関わらず通気性が良く呼吸がしやすいものを選ぶのがおすすめです。タウンユースをメインにしたい場合は、お気に入りの色や柄から選ぶこともできます。
夏用と冬用、運動用と普段使い用など、季節や用途に応じて複数枚のネックゲイターを用意するのも良いでしょう。
・着脱方式にも注目
一般的なネックゲイターは頭からかぶって使いますが、ジッパーやボタン、面ファスナータイプの製品もあります。
ジッパーやボタンで固定するタイプのネックゲイターは、帽子やサングラスをかけたままでも着脱できます。また、休憩時はジッパーを少し開けるなどすれば温度調節も簡単です。ただし、パーツが増える分重たくなるというデメリットがあります。
一方、頭からかぶるタイプは肌にしっかりとフィットさせることができるので、着用感に優れています。
それぞれメリットが異なるので、着脱方式にも注目してネックゲイターを選んでみましょう。
■ネックゲイターは多くの場面で活用できるアイテム
通気性や速乾性、冷感に優れたネックゲイターは、ランニング以外のさまざまな場面でも活用できるアイテムです。カラーやデザインも豊富なので、ファッションとしてタウンユースに取り入れることもできます。
新しい生活様式としてマスクの着用がエチケットとなりつつありますが、熱中症予防やパフォーマンス低下を防ぐため、暑い時期のアクティビティにはマスクではなく、通気性や着脱のしやすさに優れたネックゲイターを活用してみてはいかがでしょうか。
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