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running2023.07.18

青学現役選手が語る!ADIZERO JAPAN 8とADIZERO BOSTON 12の魅力とは?

2023年6月22日(木)アディダス ジャパン株式会社は新商品の試走体験を通じて、シューズの理解を深める目的で「ADIZERO 2023 MEISTER SUMMIT」を開催。当日は青山学院大学陸上競技部(以下、青学)の現役選手4名とトレーナーの中野ジェームズ修一氏を招き、6月に発売されたADIZERO JAPAN 8、ADIZERO BOSTON 12ほかシューズの魅力を訴えた。

イベントでは青学選手指導のもと動きづくりを行い、各種シューズを履いた状態で参加者がトラックを試走。シューズの履き心地や、性能を実感できる内容となった。今回は第一線で活躍中の太田蒼生選手、田中悠登選手、宇田川瞬矢選手、山内健登選手(以下、敬称略)にシューズの魅力についてお話を伺ってきた。


■ADIZERO JAPAN 8(アディゼロ ジャパン 8)

足の延長のような接地と自然な履き心地。薄底軽量×デイリー対応したスピード

JAPAN 8を用いたセッションでは、箱根駅伝3区、4区出走の太田蒼生(3年)、箱根8区出走の田中悠登(3年)が身体の使い方をレクチャーした後、トラックを走る参加者ひとり一人のフォームをチェック。薄底軽量のJAPAN 8は、ほかのシューズに比べソールが薄い分、より地面に自分の足がついている感覚が強い。近年は厚底かつ、足裏からの弾性がもらえるカーボン入りシューズが市民ランナーの間でも人気だが、日頃のトレーニングではシューズに頼り過ぎず、自分の脚で走り切ることが根本的な走力につながる。その点、JAPAN 8はカーボンによる跳ね返りがない分、脚作りに最適だ。


参加者にフォームのフィードバックを行う田中選手


田中:厚底の時代になっても、自分の脚で走ることは変わらないと思います。足底で地面を蹴るという感覚はこれからも大事にしたいと思っています。そういった目的に応じてJAPAN 8を履いていきたいです。また、厚底だけ履いていると骨盤周りに負担がかかりやすいかなと思います。故障のリスクを防ぐためにもJAPAN 8のようなシューズで、しっかりふくらはぎや、足底の筋肉を鍛えるのがいいですね。


――一方でJAPAN 8は、シューズ裏の前足部分に弾力性のあるクッション材を使用することでスピードも後押し。市民ランナーにとっては、脚を鍛えるのみならず、速さも追及できるハイブリッドシューズとなっている。


太田:JAPAN 8は前足部にだけLIGHT STRIKE PROが使われているので、体重移動がしやすいです。僕もJAPAN 8はレース前のジョグでリズムを整える際に使っています。市民ランナーの方は重心移動の連携とうまく合わせながらトレーニングを積んでいくとより自分にとっていい走力がついていくと思います。

JAPAN 8を用いたトレーニングセッションは、フォーム改善を行うことで、ロスなく効率的な走りにつなげる内容。箱根では1区間20km強を走るが、距離を積む上で重要なのは田中選手曰く「肩の力を抜いて走ること」。また、太田選手は「陸上をはじめた頃、意識していたのはフォーム。特に中学生の頃、LSDでフォームを整えたことが今日の走りにつながっている」と語る。自分の脚の感覚を見極めながら、同時に走り込むこともできるJAPAN 8は、両名のアドバイスを活かせそうな速く長く走れるシューズといえそうだ。


■ADIZERO BOSTON 12(アディゼロ ボストン 12)

速さを引き出す推進力×高反発。レースに向け走力を磨くシューズ

BOSTON 12のセッションでは、第102回関東インカレ1500m優勝の宇田川瞬矢(2年)、準優勝の山内健登(4年生)がトレーニングを担当。シューズの推進力を体感するため参加者はあえて風の抵抗を受けるパラシュートを自分の身体の後ろに装着した状態でトラックを駆け抜ける。もともとBOSTON 12は、LIGHT STRIKE PROのぴょんぴょん弾むクッション性と、足裏全体に挿入されている5本の骨状グラスファイバー、ENERGYRODS 2.0の反発によりグイグイ前進しやすい構造となっている。加えて、現役選手2名からシューズの特性を活かした走り方を学ぶことで、参加者はよりスピードを出して走ることができたようだ。


シューズの推進力を伝える山内選手


著者も実際に走って、シューズの推進力を体感


田中:BOSTON 12は、ENERGYRODS 2.0の反発が効率よく踏み込んだ力をそのまま推進力につなげてくれる感覚があります。しかも、この見た目でありながら軽いのでジョグでもそんなに力を使わず気持ちよく進むことができます。

太田:今までのBOSTONと比べ、反発がありながらクッション性もあるので、履きやすいシューズだなと。クッション性を利用してスピードも出しやすいと思います。ADIOS PRO 3ほどまではいかなくても、それに近いくらいの反発が感じられるので、僕も6.7割の距離走とか、結構ポイント練習をする時、履いていることが多いです。


――BOSTON 12のアッパーは、前作BOSTON 11のかっちりとホールド感のあるものから、軽量なメッシュアッパーに進化。これにより足の甲全体を優しく包み込んでくれるような履き心地を実現している。

宇田川:靴との相性ってあると思うんですけど、今回のシューズに関してはそんな感じがありません。アッパー部分は、ソフトでフィット感もかなりよく、踵も涼しい。素材がメッシュなので蒸れることもなく、前作からアップデートした印象です。


――BOSTON 12、JAPAN 8ともに足裏の外側、アウトソール部分にはグリップ力と耐久性、滑り止め機能が強いContinental™ラバーが採用されている。

宇田川:雨の日もシューズは履くので、滑り止めがしっかり効くのはいい。雨でぬれた際も足とシューズで踏み込んで走ることができるかなと思います。


アウトソールはContinental™ラバー


■JAPAN 8(ジャパン 8)& BOSTON 12(ボストン 12)

初心者のファーストシューズにも青学選手からランナーに向けて

――BOSTON 12、JAPAN 8は、日常的に走り込んでいるシリアスランナーに最適なスペックを備えている反面、走りはじめの初心者にとっても気軽に試してみたい魅力がある。

山内:JAPAN 8は軽くて柔らかいので、走りやすいです。毎日のジョグで使うのもいいと思います。

太田:普通の重たいスニーカーと違い、ランニングシューズは長く履いても疲れにくいのが利点だと思います。長めのジョグや、もし普段使いするのなら、たくさん歩く日とかに履くといいのかなと。あと、僕は派手な色より少し引いた色が好きなので、JAPAN 8のグレーに黄色のアクセントがあるデザインはいいですね。上にグレーのスウェットとか合わせてもいいと思います。


――日頃から誰よりもADIZEROシリーズを履きこなしている青学の選手たちだが、今回どのような想いでトレーニングセッションを担当してくれたのだろうか。

山内:緊張した部分もあり、人に陸上を教える難しさを感じた1日でした。けれど、シューズの良さをわかってもらいたくて、トレーニングも一生懸命お伝えしました。今日、自分たちが教えたことをより多くの方に伝えてほしいなと思います。

田中:BOSTON 12、JAPAN 8は、履けば履くほどいいシューズだなと僕たち実感していますので、ぜひ皆さんも試してみてください。僕たち青山学院もしっかりadidasを履いて結果を残すように頑張ります。


セッション中は、デモンストレーションとして青学の選手がトラックを走る機会もあった。洗練された、無駄なく軽やかな走りに2024年の箱根をはじめ、これからの活躍が益々期待される。青学選手たちイチオシのADIZEROシューズを履いて、思わず走りに行きたくなった。

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