フリーワード検索

running2024.06.14

より速く、軽やかに。自己ベストを目指すランナーを支えるベースシューズの真骨頂「ADIZERO SL 2(アディゼロ SL 2)」

2024年6月1日(土)アディダス ジャパンは、ジョグに適したトレーニングシューズ「ADIZERO SL 2(アディゼロ SL 2)」をローンチ。発売に先駆け行われた「adidas ADIZERO SL 2 ATHLETE SESSION」では、女子フルマラソン日本記録に挑む、新谷仁美選手(積水化学)をゲストに迎え、進化した「ADIZERO SL 2」の威力を語るとともに、前作から更に完成度を増したSL 2のスペックを、実際に走ることを通じて参加者に訴えかけた。


安定感をキープしたまま、反発とクッション性がUPしたソール

「ADIZERO SL 2」一番のアップデートポイントは、ミッドソールに低密度高反発素材「LIGHTSTRIKE PRO」をフルレングスで配置したこと。従来モデルが前足部のみ搭載だったのに対し、つま先から踵まで全面に高反発素材を置くことにより、更に柔らかい履き心地を実現。地面からのリターンももらえ、前作と比較すると、クッション性が10%、反発性が5%向上している。


かつ「LIGHTSTRIKE PRO」を、安定感のある「LIGHTSTRIKE 2.0」で挟み込むことにより、沈み込み過ぎることなく、着地から蹴り出しまでの体重移動をスムーズに。

シューズ全体の重量は232gと前作から8gの軽量化。アッパーは、ENGINEERED MONO MESH素材を使うことで、足に吸い付くようなフィット感を実現。足全体が包み込むようにサポートされているので、走っても踵がブレることがない。記録挑戦を目指すランナーの日常トレーニングを軽やかで安定した走りへと導いてくれる。


ベースシューズはSL一択!新谷仁美がこよなく愛するADIZERO SL 2

ゲストトークでは、新谷仁美選手(積水化学)と米・オレゴンで学んだ和田俊明コーチ(TWOLAPS)が「ADIZERO SL 2」の魅力を語った。


新谷:

アディダス ジャパンと契約してからベースシューズはSL一択だったのですが、SL 2にアップデートしたことで、さらに柔らかさを感じました。長距離選手は、短距離選手ほど大きい動きで走ることがなく、筋力の問題で脚のみで走ってしまいがちです。しかし、SL 2は筋力の不足をカバーしてくれる。かつ、疲労をためこまず、軽やかに動けるシューズだと思っています。今までSLを履いていたからこそ、進化のほどを身をもって感じました。


和田:

印象としては勝手に足が運ばれる。ジョグでもそうですし、歩いていても体重を乗せれば勝手に足が進む。少し遅めのペースランニングにも向いていると思います。


かつてない柔らかさと軽さ、ジョグからスピードまで幅広いペースを気持ちよく

セッションでは、和田コーチ指導によるウォーミングアップと動きづくりを行った後、コーチ考案の400m5本のメニューを全員で走ることに。サブ4ペースからはじまり、サブ3、日本記録と1本1本ペースが上がっていくので、参加者の顔は真剣。ゴール地点で応援していた新谷選手も、練習後半は思わず参加者に歩みより、一緒に走る場面も。


SL 2を履いて、最終5本目まで食らいついていった参加者は「物凄くいい。サブ3のレースペースくらいでトラックを周回するのにちょうどいい」と履き心地の良さを実感。ほかにも「足に吸い付くよう」「クッション性と反発性は相反するものだが、ライトストライクプロをフルレングスで入れているためか、スピードを上げた時も、すごい反発の良さを感じた」「ここまで軽量化してクッション性があるシューズは今までなかった」「非常にスムーズに足が前に出ていく」等、好評を博していた。3周目までついていった筆者も、足裏全面に広がるソールの柔らかさとフィット感の良さが気持ちいい走りにつながると感じた。


履き続けたから見えたSL2の凄さと新谷仁美を支えるADIZEROシリーズ

あらゆる速さでトラックを走ることにより、参加者はSL 2の高機能を実感できた。一方で、トップアスリートとしてSLをはじめADIZEROシリーズを履き続けてきた新谷選手。今回のアップデートでは、より深くシューズの力を理解している彼女だからこそわかる気づきもあったようだ。試走後、改めて新谷選手にお話を伺った。 


――今回のイベントはどうでしたか?

今までSLで走ってきたからこそ理解できるポイントを、一緒に走ることで皆さんに伝えられたと思います。私と同じようにSLが好きという方と、SL 2の良さを共有できたのが凄く嬉しかったです。


――アップデートしたSL 2の魅力は?

前作よりも柔らかくなったので「硬さが気になる」という市民ランナーにもおすすめです。SL 2はより長い距離を走れて、かつ一般の方も楽しめるシューズに進化しています。市民ランナーの方は私たちアスリートよりスピードはやっぱり劣ってしまう。けれど、SL 2であれば、時間をかけて脚を動かしたいという方にも適しています。また、前作にあったスピードはキープしたまま、長く走ることによる疲労をため込まず、質の高い練習を上手く継続していけるという点が今回の強みだと思います。

「柔らかくなると沈んで、変な態勢になるんじゃないか?」と私も懸念していたのですが、SL 2に関しては、まったくそういうのがなくて。トラックとの相性もよく、不整地でも走れます。今日まさにスピード練習でしたが、沈み過ぎず前進してくれるので、腰が落ちることもなかったです。


――SL 2を履いて行うおすすめのメニューは?

SL 2が適していると感じるのは、ペース走と1000mのインターバル。400とかのショートでなくて、1000~2000のちょっと長めのインターバルで履くのが適しています。ジョグでもポイント練習でも使えるのは、他のシューズにないSL 2の良さだと思っています。アップやダウンにしか使えないシューズがある中で、SLシリーズはアップもテンポ走も、インターバルも幅広く使える点が重宝しています。


――レーシングシューズを選ぶポイントは?

レーシング用にはADIZERO ADIOS PRO 3、ADIZERO TAKUMI SEN 10、スパイクの3つを使っています。スパイクはトラックのみで、主に使いこなしているのはTAKUMI SEN 10とPRO 3です。PRO 3はマラソンに特化したシューズですが、ある程度筋力がないと、前に進みたいけど上にしか飛ばないという現象が起き得る。使いこなすのが難しいので、身体をつくった状態で臨みたい。だから、あまり練習では使用せず、試合の武器としています。


それよりも使いやすく、トレーニングでも、前に進むことができるのがTAKUMI SEN 10です。私は10km前後の試合の時に使っています。主に駅伝とか。カーブの多いところではソールが分厚いと、それだけ沈んでしまって、蹴りが変な方向にいって前に進むことができなくなるので。スピードを持って走る時、捌きやすさはTAKUMI SEN 10のほうがあります。また、身体がそこまで仕上がっていないけど、トレーニングで使いたいという時はトラックでもTAKUMI SEN 10を使っています。


――ADIZERO BOSTON 12とSL 2の使い分けは?

BOSTON 12はPRO 3のトレーニング用です。私がPRO 3を試合の時しか活用せず、練習で召喚することがほぼほぼないので。というのは、PRO 3は私の最大の武器。積まなきゃいけないトレーニングで召喚したらトレーニングにならない。そんな時、BOSTON 12がぴったりです。


――SL 2はどういう人に使ってもらいたいですか?

PRO 3やTAKUMI SEN 10は履きこなすのに準備が必要なシューズ。私もPRO 3は準備ができていないと難しいと感じる時があります。けれど、SL 2はいい意味で選ばないシューズ。前のSLよりも更に、市民ランナーが選んでもランニングを楽しめるシューズになったと思います。


――女子フルマラソン日本記録更新に向けて

自分の弱い部分をクリアして、アディダスファミリーの皆さんと一緒に、より高みを目指していきたいです。お互いが成長していけるような結果を私自身が出さないといけないので、そこに向かって頑張っていきたいと思います。


練習のうち、もっとも長い時間をともに過ごす一足は、SL 2のようにストレスなく履けて、オールラウンドに使えるシューズが最適な相棒といえる。ぜひ、ご自身で手に取って気持ちいい履き心地を体感してほしい。

新谷選手愛用のSL 2以外にもADIZEROシリーズでは、2023年1月に行われたヒューストンマラソンで2時間19分24秒という好タイムで新谷選手を優勝へと導いた「ADIZERO ADIOS PRO 3」、2024年1月の全国都道府県対抗女子駅伝で新谷選手の足元を飾った「ADIZERO TAKUMI SEN 10」ほか、足底から自らの走力を鍛えることのできる「ADIZERO JAPAN 8」等、1秒でも速く走りたいランナーをサポートすべく豊富なラインナップを取り揃えている。SL 2と使い分けながら、ぜひ、レースでの記録更新に役立ててほしい。

BUY NOW

SEARCH フリーワード検索