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running2024.11.16

今回もいいかんじ!ニューバランス Fresh Foam X 1080v14

前作v13で大幅アップデートを遂げた1080は、フレッシュフォームたっぷり使いでのバウンシーな走行感が印象的でした。


前回披露されたこの秀逸なコピーも健在。

そして今回のv14は、言ったらセミアップデートなのですがこれまたいい感じの仕上がりでして、前作のバウンス感も備えつつ安定感がアップ。より万能なモデルになりました。


テーマは「いつでもどこでも、ランナーの毎日を快適に。」

そのこころはと言うと、


注目は左下説明のミッドソールの形状。


向かって右がv14


v13の安定感がなかったと言うわけではないのですが、履き比べてみると確かにふわふわ感=グラつきとも取れるかも、と。

そこをv14はサイドウォールを高くすることで安定感をアップ。フォームのレシピを変えているという情報はないので、同じ素材を使っているのにこの仕様だけで結構履き心地が変わるからびっくりです。

と、この仕様のおかげで歩く時にも安定感が出たため、それでいての「いつどこでも、ランナーの毎日を快適に。」になるのです。まさにデイリートレーナー兼デイリーシューズ。いつでもパフォーマンスシューズを履いている自分にぴったりです。


下がv14


横から見たところ。

こう見比べてみると意外と変わっているのが分かります。


向かって右がv14


上から。


下がv14


アウトソールは結構変わりました。

重心が中央に集まる設計、とのことで、v13の親指にかけて抜けていくアウトソール形状から変化。踵のアウトソールラバーが強化されたことで耐久性もアップしています。

と、シューズの機能面に触れて来ましたが、この1080のお披露目イベントが毎度凝っていまして、前回に引き続き今回も素敵な催しでしたのでご紹介させてください。


今回は代々木公園駅にあるカフェを貸し切りでラッピング。


ランニング好きのカフェオーナーがいる店、というコンセプト。

置いてある書籍もセンスのあるセレクトです。


カラーラインナップに合わせたパッケージが付いたコーヒー豆までも。


カフェメニューの装飾も抜かりなし。


開発者のデスクをイメージしたディスプレイ。


知った顔も多いPRスペース。


歴代モデルのアーカイブも用意されていました。


コルクボードとネジを使って、毛糸で線を表現。これ、ナイスアイデア。


入口前で、パシャリ。

この日のコーディネートはシューズから逆算して合わせました。


来場者へのギフトは、スペシャルプリントの入ったTシャツと、今回のために特別焙煎した水出しコーヒーパック。これがほんと美味しかったー。


ニューバランス スタッフからの説明の後に、


みんなで代々木公園を走ってきました。


スピードを変えて走ってみたり。

かなり幅広い速度帯で快適でした。


こちらの3名が、ニューバランスがサポートするランニングクルー「iksm(イキズム)」のメンバー。

左から、今回の会場となったカフェの創業メンバーである倉嶋歩くん

真ん中が、装飾ほか全てのクリエイティブを手がけているアートディレクターの加藤芳宏さん

右が、沖縄でバリスタをしていて、今回のお土産のコーヒーの焙煎も手掛けた小林修人くん

彼らも僕と同じく(←勝手に同類扱い)ランニングを深くライフスタイルに落とし込んでいる同士たち。彼らが前作1080v13に引き続きクリエイティブを担っているので、とてもセンスの良い空間になっています。

という感じで、個人的にはブランドが出すプロダクトはもちろんそうですが、それに関わっている「人」もとても重要。

人的流動が活発なスポーツマーケにおいて、そのキーマンとなる人たちがどこのブランドの担当になっているかというのは、ひいてはエンドユーザーにまで何かしら作用するほど影響があると実感しています。

そういう意味ですとニューバランスは、チームのメンバーが長く腰を据えてじっくりとブランディングをしているので、今後の更なる発展が非常に楽しみなブランドのひとつです。

プロダクトの開発と同じくらい大事なブランディング、それも、僕ら日本人に向けての独自な切り口を続けているニューバランスの今後にも注目していきましょう。

って、1080の内容から大分はみ出した内容での終わりになりましたが、これも本音なのでよしとしてください(笑)
 


<著者プロフィール>

牧野 英明

BEAMS所属。キャリア約20年の中で、店頭とECスタッフを15年、2020年よりTIGORA by BEAMS DESIGNのディレクターを務め、Alpen TOKYOオープンを機にアルペン ランニング ディヴィジョンアドバイザーに就任。

自身も熱心なランナーであり、フルマラソンベストは2時間47分44秒(東京マラソン2023)。ロード以外にもトラックレースやトレイルランにも積極的に取り組む全方位ランナー。

「走るに快適なファッション日常着」を体現する#いつでも10km走れるコーディネート は業界でも有名。

ファッション目線を取り入れた独自のシューズレビューをぜひお楽しみください。

Instagram: @makinohideaki

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