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running2018.08.10

猫ひろし 芸人&オリンピック・マラソンランナーとして vol.1「芸人として売れるために始めたマラソン」

「ニャー!ポーツマス!昇竜拳!」など、全身を巧みに使って表現するギャグと、前例のない生き様により人気を博す芸人「猫ひろし」氏。猫氏は2011年にカンボジア国籍を取得し、2016年リオデジャネイロ・オリンピックにマラソン代表選手として見事出場を果たした。日本人からカンボジア人へとなるきっかけを作ったのは、なんと、ホリエモンこと堀江貴文氏であった。



――猫さん、本日はトレーニングをしてきましたか?

猫:今日は朝に10kmだけ走りました。コーチから20km走るように言われていましたが、自分の体と相談し軽くだけでしたね。明日は朝4時に家を出て、「道の駅駅伝(テレビ東京)」という番組のロケ撮影で60~70kmと長く走るんですよ。
 


――それはあまりにも過酷なロケとなりますね。

猫:150km位を3人で走る駅伝番組でして、2チームで競い合います。僕はアンカーなので、前の2人の結果次第で走る距離も変わります。

過去に非常に大変なロケもありました。1日目に走った距離が85kmで、翌日も走るので早めに寝ました。ところが番組のドッキリで夜中3時に突然起こされて、海に出て漁をしに行かされたんです。そして、その後にそのまま60kmも走ったんですよね。

あまりにも過酷で、猫の手でも借りたい程でした。しかも制限時間が過ぎてゴールできずに終了してしまったので、辛過ぎました。


――無事で何よりです。猫さんは、なぜ走りはじめたのですか?

猫:13年ほど前にTBS感謝祭で走る機会があったんですよね。僕は学生時代に卓球部にいて陸上を本格的にやったことがありませんでした。ですが、その番組に出れば芸人として売れた証しとなります。1位で走り続けることができればずっとカメラに映ることができるので、必死に走りました。

小さい頃から走ることには自信があったので、周りの人達に「自分ならいける」と言っていたんですよ。すると自分が速いことが噂となってしまい、ハンデが付けられてしまいました。

かなりプレッシャーがかかりましたが、オリンピックのメダリストに続いて2位となることができたんですよね。それから一気にマラソン関係の仕事が増えていきました。具体的には、マラソン大会にゲストとして出場して盛り上げる役となります。
 

猫ひろし
――マラソンの仕事が増えたことで、走る練習もするようになったのですか?

猫:マラソンでは、明らかに年配の方が自分よりも速いことに衝撃を受けてしまいました。ゲストでいらしていた谷川真理さんに「おじさんに負けちゃいました」とニャーニャーしていたら、「当たり前でしょ。練習してるんだから。マラソンをなめないで!」と怒られました。それをきっかけに、谷川さんが当時いたマラソン専用のジムで練習をするようになり、マラソンに一気にはまっていきましたね。

また、マラソン関係の仕事をさらに増やしたかったので、「芸能人初のサブ3」を達成することを目標にしました。それで3時間を切るようになると、「あの人は芸人だけど、ふざけているのではなく、ちゃんとやっているんだ」と、周りの目も徐々に変わっていきましたね。
 

猫ひろし
――猫さんは芸人でありますが、そちらのお仕事の方はいかがですか?

猫:マラソンの仕事が増えて嬉しいんですが、一方で肝心となる芸人の仕事が減ってしまったんですよ。「昇竜拳!」とかやる機会も少なくなりました。携帯のアドレス帳も、いつの間にか芸人よりもアスリートの方が全然多くなってしまいましたからね(笑)。

「LIVE後の打ち上げであれだけ飲んでたのに、翌日生放送でかなり走ってたよね。無理しないで断っていいからね!」などと、先輩から真剣に言われたこともありました。

僕としては、基本的に「芸人100%」で生きていきたいんですよね。それは今後も変わらないと思います。
 

猫ひろし
――そうなのですね。猫さんがカンボジア代表選手としてオリンピックにマラソンで出場したことは、あまりにも衝撃的でした。一体、何があったのですか?

猫:バラエティー番組の仕事がどんどん減っていった時に、堀江貴文さんのインターネット番組にゲストで出たんですよね。
堀江さんは、僕に「猫ひろし再生計画」として様々なアイディアを提案してくれました。


例えば、


(1)そのまんま東さんのように選挙に出て知事になる
 (2)リアルドラゴン桜のように勉強して東京大学に入る
(3)寺に詳しい寺芸人になる
(4)神社に詳しい神社芸人になる などなど色々言われましたが、


自分の中では続かないような事ばかりだったんですよね。


でも1つだけ面白いものがあり、「足が速いんだから国籍を変えてオリンピックに出てみたら、どう?」って言われたんです。その時に、ふと頭の中にある絵が思い浮かびました。

オリンピックのスタートラインで、足の速いアフリカ人選手の横で僕が猫魂の衣装を着て真面目に立っていたら、相当面白いと思ったんです。それを事務所の人たちに言うと、当時は誰も本気にせず、ただ笑っているだけでしたが。


猫ひろし
――素晴らしい提案ですね。堀江さんの一言をきっかけに、すぐカンボジア国籍を取得したのですか?

猫:堀江さんの部下の方がカンボジアでゲストハウスを経営していまして、プライベートでカンボジアに行く機会がありました。その時に自分のマラソンの最高タイムがあと6分ほど速くなれば、カンボジア代表選手になることができると分かりました。また、「国際ハーフマラソン大会で3位以内に入ったら、国籍を日本からカンボジアに変えませんか?」と提案をされたんです。

それで大会では3位となり、カンボジアオリンピック委員会から歓迎を受けました。カンボジアの方からすると、日本は大国なので日本人がカンボジア人になるということは名誉であり、また凄く嬉しいことでもあるみたいでした。

その頃の模様は、堀江さんがプロデュースされたドキュメンタリー映画『NEKO THE MOVIE』で公開されていくと思いますので、ぜひご覧いただきたいですね。僕は走っているだけですが、かなり素晴らしい内容になっていると思います。


猫ひろし

vol.2につづく。




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