祝・10作目!HOKA CLIFTON 10(ホカ クリフトン 10)

ホカの代名詞クリフトンが、今回10作目となります。
前作9から2年かけてアップデートされたアニバーサリーモデルですが、見た目以上に大きな変化でした。
走行感などのかなり詳細なレビューを 藤原さんが出しております ので、私の方ではシューズの機能にフォーカスしてライトにお届けします。
先にオフィシャルからのスペックを。
ファンなら真っ先に気付くのが、オフセット「8mm」のところ。
今までクリフトンは5mmがスタンダードでしたが、今回オフセットを3mmアップさせています。
こうやって並べてみると、10のつま先の反り上がりが顕著にわかります。
9が33-38mmのところ10は34-42mmと、これまた見た目通りにソールも厚くなっています。
片方ずつ履いて上から見たところです。
アッパーの構造は変われど、見た目とシルエットはやはりクリフトンです。
このように片足ずつ履き分けてみると、10のほうが確かにクッションとローリング感はあるかな、と感じますが、明確な違いはさほど感じませんでした。
ですが実際に10で走った後に9を履くとその違いは歴然。
9のフラット感が顕著に分かる=10のクッションとドロップの違いは大きいです。
ですが藤原さんも言っていますが、だからと言ってもあくまでクリフトンはクリフトン。
系譜をなぞりつつ、心地よいアップデートがされていると実感できました。
価格も19,800円(税込)と、9(20,900円(税込))よりも価格が安く設定されているという点も大きなポイント。
よくある型落ちディスカウントの前作を購入しても機能的には大体同じだよね、というあるあるは今回は当てはまらず、断然新作の10を選ぶ方がおすすめです。
個人的にはこの、シュータン部分を留めるダブルシューレース仕様がお気に入りです。
見た目にも良いですが、機能的にもズレずに良いかんじです。
歴代10モデルの遍歴。
あらためて振り返ってみると、個人的に履き始めたのが3くらいからでしたが、実際にシーンに認知し出したのも3からでしょう。
ちょうどそのタイミングで、かなりニッチな存在だった旧HOKA ONEONEがデッカーズジャパンで本格日本展開になり、そこから幅広いシーンに向けてマーケティングされてからの、現在の人気と地位が確立されたように思います。
過去を振り返ってみると、コロナ前もコロナ中も、しっかりパフォーマンスカラーのクリフトンを、いつでも走れるスタイリングに取り入れてました(笑)
ということで、ここは私の得意分野として、キーカラーモデルをファッションで履いちゃいます。
これはほんと一番簡単な手法なのですが、足元のみ色を効かせて他は黒でまとめるコーディネート。これは全部の原色シューズに共通しますので、派手めなスニーカーは困ったらこれです。
でもぜーんぶ真っ黒だとちょっと味気ないので、インナーやソックスで色を拾ってあげると、狙った感が出せると思います。
オールブラックモデルに手を出しがちですが、キーカラーが一番個性的なので、せっかくでしたら推しの色目を選んでみてください。
街履きでこそ、個性が光りますよ!
■クリフトン 10関連特集ページ
<著者プロフィール>
牧野 英明
BEAMS所属。キャリア約20年の中で、店頭とECスタッフを15年、2020年よりTIGORA by BEAMS DESIGNのディレクターを務め、Alpen TOKYOオープンを機にアルペン ランニング ディヴィジョンアドバイザーに就任。
自身も熱心なランナーであり、フルマラソンベストは2時間47分44秒(東京マラソン2023)。ロード以外にもトラックレースやトレイルランにも積極的に取り組む全方位ランナー。
「走るに快適なファッション日常着」を体現する#いつでも10km走れるコーディネート は業界でも有名。
ファッション目線を取り入れた独自のシューズレビューをぜひお楽しみください。
Instagram: @makinohideaki
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