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football2024.01.23

【サッカー】 PKの成功率を上げて試合を優位に進めよう! ルールや決めるコツをご紹介

サッカーのフリーキックの一種に、PK(ペナルティーキック)があります。得点につながる可能性が高く、試合の流れを大きく左右する重要なプレーです。
しかし、当たり前のプレーだからこそルールがあやふやになっていると、ファウルを取られて機会を無駄にしてしまうことも考えられます。
ここでは、サッカーにおけるPKの概要や注意点、上手に決めるコツなどをご紹介します。

 

【目次】

■サッカーのPKとは?

■PK時の注意点

・キッカー

・ゴールキーパー

・その他の選手

■PKがやり直しになる場合

■PKの成功率を上げるコツ

■PK戦の進め方も知っておこう

■PKを上達させてプレーの質向上を目指そう

 

■サッカーのPKとは?

PK(ピーケー・ペナルティーキック)とは、ペナルティーエリア内で守備側のチームが「直接フリーキック」となる反則行為(ファウル)をした場合に行われるプレーです。
例えば、ディフェンダーがわざとシュートに手を出してボールに触れた、相手選手を押したりスライディングしたりして妨害したといった場合はPKが宣告されます。
味方のスローインをゴールキーパーがキャッチするなど、直接シュートを狙えない「間接フリーキック」が与えられるファウルでは、PKになりません。

PKでは、攻撃側のチームにキッカーとゴールキーパーによる1対1の勝負権が与えられます。通常のフリーキックと違い、守備側の選手は壁を作ることが禁止されています。
ゴールから約11mしか離れていないペナルティーマーク上からシュートを打てるPKは、攻撃側のチームにとっては得点を得られる絶好の機会、守備側のチームからすると絶体絶命のピンチといえるでしょう。

 

■PK時の注意点

PK時の注意点

 

攻撃側にとっては大きなチャンスとなるPKですが、ルールを知らないとファウルを取られてゴールが無効になる可能性もあります。
PKの際に注意したいルールを、キッカー・ゴールキーパー・その他のフィールドプレーヤーごとにご紹介します。

 

・キッカー

PKを蹴るキッカーは、必ずボールを前に蹴らなければいけません。横や後ろにいる選手にパスは出せず、ゴールを狙う必要があります。前にボールが動けば良いので蹴り方は自由です。バックヒールで蹴ることも、ルール上は問題ありません。

フェイントにも注意が必要です。助走のリズムやステップ、方向を変えるといったフェイントは認められていますが、ボールを蹴る際のフェイントは禁止されています。
例えば、軸足をついた後にキックモーションを止める、ボールをまたいでフェイントをかけるといったことは不可能です。

また、キッカーはシュートの後、ゴールキーパーを含めた他の選手がボールに触れるまでは再びボールを蹴ることができない点にも注意が必要です。ゴールポストに当たって跳ね返ってきたボールにキッカーが再び触るとファウルとなり、相手チームの間接フリーキックで試合が再開されます。

 

・ゴールキーパー

ゴールキーパーは、キッカーがボールを蹴るまではゴールラインよりも前に飛び出してはいけません。横に動くこと自体は問題ありませんが、ゴールポストやゴールネットに触れるのも禁止です。
従来は両足をゴールライン上に置く必要があったものの、2019年のルール改正により、片足さえゴールラインに触れている、またはライン上にあれば良いことになっています。

 

・その他の選手

キーパーやキッカー以外の選手にも、PKの際はルールが定められています。PKは1対1のシーンなので、キーパーとキッカー以外の選手は、必ずフィールド内にいる必要があります。ゴール裏に回ったりラインを越えてフィールド外に出たりするのは禁止です。

また、ペナルティーマークから9.15m以上離れていること、ペナルティーマークより後方にいることも定められています。ペナルティーエリア内はもちろん、ペナルティーアークと呼ばれる半円の中にいたり、ペナルティーラインを踏んだりしてもいけません。

 

■PKがやり直しになる場合

何らかのファウルが認められた場合、PKがやり直しになることがあります。具体的にPKがやり直しになるシーンとしては、以下が考えられます。
 

【キッカーや攻撃側がファウルをした場合】
シュートフェイントをした、キッカー以外の選手の距離が近かったなどが例です。攻撃側にファウルがありながらシュートが決まった場合は、PKをやり直します。
ゴールが決まらなかった場合は、守備側チームの間接フリーキックとして試合が再開されます。
 

【ゴールキーパーや守備側の選手がファウルをした場合】
ゴールキーパーがゴールラインよりも前で構えていたなど、守備側のチームに反則行為が認められると、ゴールが決まらなかった場合はPKがやり直しになります。
ただし、問題なくゴールが決まった場合は得点が認められ、そのまま試合が続行します。

一見するとややこしいかもしれませんが、反則によってどちらのチームが不利を被ったのかを判断すると、やり直しか否かがわかりやすいかもしれません。

 

■PKの成功率を上げるコツ

PKの成功率を上げるコツ

 

高い得点が狙える反面、プレッシャーのかかりやすいPKは苦手という方も多いのではないでしょうか。PKの成功率を上げるためには、いくつかコツを押さえておく必要があります。
 

【自分の特徴を踏まえる】
前提として、自分の特徴を知っておくことが重要です。正確なコントロールが武器ならゴールの四隅を狙う、キック直前で蹴る方向を変えられるなら最後までキーパーの動き方をしっかり見るなど、自分の特徴に適した方法で蹴ればPKの成功率も高まるでしょう。
 

【キーパーの癖を知る】
試合中にゴールキーパーの動きを見ておくことも有効です。蹴る方向を予測してくるタイプなら逆をつけば成功率が高まります。ボールをよく見て動き出すキーパー相手には、対応できないスピードのシュートを蹴るのも有効です。
また、ゴールキーパーの重心がどちらにあるのか意識すると、逆方向をついたシュートを打ちやすくなります。
 

【メンタルを強く持つ】
PKは心理戦の要素が強いです。独特の緊張感もありますが、いかに平常心で普段通りのプレーをできるかが、PKの成功を左右します。「外したらどうしよう」ではなく、「外しても仕方がない」というメンタルで挑むのもポイントです。

 

■PK戦の進め方も知っておこう

「PK戦」の進め方も知っておきましょう。勝敗を決めなければいけないトーナメント戦で、延長戦が終了しても引き分けの場合に行われます。
PK戦は、両チーム交互に5本ずつキックを行い、より多くシュートを決めたチームの勝利というルールです。計10本終わった後も同点の場合は、点差が生まれた瞬間に勝敗が決まる「Vゴール方式(サドンデス方式)」が取られます。
基本的なPK戦の進め方は、以下の通りです。
 

【PK戦の基本的な進め方】
1.審判がコイントスを行いどちらのゴールを使うのかを決める
2.再びコイントスを行い、先攻後攻を決める
3.キッカーの順番を決め、両チームが交互にPKを行う
4.点差がつかない場合は、6人目以降も交互にPKを行い、点差がついた段階で試合終了

ただし、お互いに3本目を打ち終わった時点で3対0など、残り2本を決めても追いつけない場合はその時点で試合終了となります。

 

■PKを上達させてプレーの質向上を目指そう

キーパーと1対1で勝負できるPKは、攻撃側にとっては高確率で点が取れる重要なシーンです。キッカーにはプレッシャーがかかりやすいシーンですが、外しても仕方がないというくらいのメンタルで臨むようにしましょう。

また、PKにはいくつか独特のルールがあり、ファウルを取られるとせっかくのチャンスがなくなってしまいます。キッカーもそれ以外の選手も、ルールをしっかり把握しておくことが重要です。
PKで悩んでいる方は、今回ご紹介した内容を参考にしてみてください。


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