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football2024.04.12

【中学生】部活で行うサッカーの練習メニューの考え方

サッカーをプレーするからには、上手になったり、部活のスタメンを目指したりしたいものです。どのようなスポーツでもいえることですが、サッカーが上手になるには、効率的な練習を繰り返す必要があります。
具体的に、限られた環境でプレーすることが多い部活では、どのような練習を行えば良いのでしょうか。
ここでは、中学校の部活でも行える、サッカーの基礎トレーニングや練習メニューの考え方をご紹介します。

 

【目次】

■練習メニューを作る時のポイント

・試合を想定する

・何度も繰り返し行う

■中学生の部活でおすすめの基礎練習

・トラップ

・リフティング

・ドリブル

・パス・シュート

・ミニゲームを使った戦術理解

■目的のある練習を行うことが大切

 

■練習メニューを作る時のポイント

練習メニューを作る時のポイント

 

成長期にあたる中学生には、小学生の頃に比べて身長が大きくなったり、筋肉がついてきたりと、体の変化が見られます。今までに身につけたサッカーの技術を発揮できるように練習を行うことが大切です。
部活中の練習メニューを考える時は、以下の点を意識することをおすすめします。

 

・試合を想定する

実際の試合では、相手選手からプレッシャーを受けながらプレーするシチュエーションが多くなります。周囲に人がおらず、プレッシャーのない状態でシュートやパス、ドリブルなどの練習を行うだけでは、実際の試合でミスをしたり、ボールを奪われたりする可能性が高いです。
相手のプレッシャーを想定してディフェンス役をつけるなど、日頃から試合を想定して練習を行うことが大切です。

また、サッカーの基礎練習はあらゆるプレーのベースになる重要なものですが、地味で面白くない練習も多いものです。ただメニューをこなすだけでは、練習に対するモチベーションが継続しません。練習とは異なる状況に陥った結果、練習したプレーを本番で生かせないことも考えられます。
なぜこの練習をしているのか、このプレーは試合でどのように生かせるのかなど、選手自身に考えさせたり、工夫させたりすることも大切です。

 

・何度も繰り返し行う

サッカーで基礎的な練習を重点的に行うのは、習得したテクニックを試合でも発揮できるようにするためです。簡単な技術はすぐに身につく場合もあるでしょうが、複雑なフェイントなどは一朝一夕でできるものではありません。
難しいテクニックを試合でスムーズに繰り出すためには、無意識に体を動かせるようになるまで、何度も反復練習を行う必要があります。

どのようなプレーも、最初からスムーズに行うのは難しいものです。何度も練習を繰り返し、無意識かつスムーズにできるプレーを増やしていくことが求められます。

 

■中学生の部活でおすすめの基礎練習

中学生の部活でおすすめの基礎練習

 

ボールを止める・狙った場所に蹴る・動かすなど、サッカーの基本的な動きはいくつかの種類に分けることができます。それらの基本的な動きの精度を高めるには、どのような練習を行えば良いのでしょうか。
中学校の部活で行いたい基礎練習の一例をご紹介します。

 

・トラップ

トラップは、ボールを思い通りの場所で止めて、ドリブルやパスといった次のプレーにつなげるための重要なテクニックです。練習方法としては、2人でボールを投げ合って止める方法や、4対2のパス回し、パスを出してすぐ動き出す「パス&ゴー」などが挙げられます。
パス回しやパス&ゴーは、パスの速さやタイミングなどを養うことも可能です。

また、トラップの練習では体のさまざまな場所でボールに触れることになります。ボールタッチの感覚を養ったり、フェイント技術の向上にもつながったりする点もメリットです。

 

・リフティング

足や胸などを使ってボールを落とさないように扱うリフティングも、練習に取り入れたいメニューのひとつです。リフティングそのものを試合中に披露する機会はまれですが、リフティングを行うことでボールコントロールを鍛えられます。体の使い方の練習になるのもメリットです。
本格的な練習に入る前のウォーミングアップメニューに適しています。

1人でリフティングを行うだけでなく、2人で行う「ペアリフティング」を練習に取り入れるのも良いでしょう。ボールを受け渡す時のコミュニケーションの取り方や、相手が取りやすいボールを蹴る練習になります。

 

・ドリブル

ボールを前に運んでゴールを目指すうえで、ドリブルは欠かせないテクニックです。中盤の選手はもちろん、フォワードやディフェンスの選手も練習しておく必要があります。

中学校からサッカーを始めた初心者がチームにいる時は、真っすぐにボールを運ぶ練習から始めると良いでしょう。大きくボールを蹴り出すのではなく、細かいボールタッチでドリブルを行うのがポイントです。

ドリブルに慣れてきたら、コーンの周囲をドリブルする、コーンの間をジグザグとドリブルする、コーンを相手ディフェンスに見立ててフェイントを入れるなど、徐々に難易度を上げてみてください。

また、コーンではなくディフェンダー役の選手を立たせて、ドリブルやターン、フェイントなどの練習を行うのもおすすめです。
コーンと異なり、ディフェンダーは足を出してドリブルを防ごうとしてきます。実際に人が邪魔をしてくる状況でドリブルを行うことで、相手選手を観察したり、プレーを予測したりする練習になります。

 

・パス・シュート

得点を決めるために、パスやシュートの練習も積極的に取り入れましょう。
パスの練習を行う際は、選手同士の距離に注意が必要です。例えば、ショートパスを中心に練習しているにも関わらず、本番でロングパスが増えてしまうようでは、練習したプレーを生かすことができません。
チームの戦術や実際の試合展開を踏まえたうえで、練習メニューを作ることが大切です。

シュートの練習も、ゴールに近い位置からシュートを打つだけでは、試合に生かしにくくなります。ドリブルで切り込んでからシュートを打つ、2対1、パスを受けてからターンしてシュートを打つなど、さまざまなシチュエーションを想定した練習を行うことがポイントです。

 

・ミニゲームを使った戦術理解

サッカーは個人競技ではなく、1チーム11人で行うチームスポーツです。個人の技術が求められるプレーも多いですが、基本はチーム全体で協力しながら得点を目指します。
ミニゲームやセットプレーの練習も行い、選手同士の距離間や動き方を共有したり、チームとしての攻め方・守り方を理解させたりすることも大切です。

ただし、学校の部活は人数が少なかったり、グラウンドが狭かったりすることも考えられます。実際の試合と同じ、11対11人で練習を行う必要はありません。
具体的な練習方法はチームの人数や使えるグラウンドの広さに左右されますが、4対4や8対8といったスモールサイドゲームを行うと良いでしょう。

本番は11対11で行うことになるため、ミニゲームの際も選手にポジションを設定しておくなど、実際の試合でプレーする時の動きを意識させることが大切です。

 

■目的のある練習を行うことが大切

サッカーの練習は、何度も繰り返すことで使えるプレーを増やしていく作業です。とはいえ、やみくもに練習を行うだけでは、学んだ技術を試合で発揮することはできません。実際の試合を想定して、選手自身が考えることが大切です。
ご紹介した内容を参考に、ためになる基礎練習を行いましょう。

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