【フィッティング・ルポ】Vol.8 最新ヘッドの性能を生かせる、最新シャフトが面白い！
1月20日の発表以来、圧倒的な注目を集めているテーラーメイドの「SIM2」シリーズとキャロウェイの「EPIC」シリーズ。ゴルフ５には発表後すぐに試打クラブが入荷し、発売前から多くのお客さまが試打に訪れている。
一方でゴルフ５プレステージには、密かに注目を集めている新製品のシャフトも用意されており、腕利きフィッターたちによって新ヘッド×新シャフトのコラボレーションによる新しい可能性が開拓され、多くの成功事例が報告されている。
なかでも注目度が高いのが、フジクラの「ベンタスブラック」と三菱ケミカルの「テンセイプロホワイト１K（テンセイホワイト）」。前モデル「ベンタスブルー」「テンセイCKプロ オレンジ（テンセイオレンジ）」の人気が高かっただけに期待も大きく、テーラーメイド、キャロウェイの新ドライバーと発売時期が近いことから、最新ヘッドとの相性に注目が集まる。
ゴルフ５プレステージ日本橋店の鶴田慶一フィッターが接客した例では、テーラーメイド「SIM2」にこの「ベンタスブラック」の6Sを組み合わせた。
ゴルフ５プレステージ日本橋店勤務の鶴田慶一さん。豊富な商品知識と理論的なフィッティングが中・上級者からの圧倒的な支持を集める。
「ベンタスブラック」は、「ベンタスブルー」同様「ベロコアテクノロジー」が搭載され、全長の70ｔ超高弾性カーボンと高弾性カーボンで構成されたシャフト。特性は似ているが、手元調子で先端剛性が「ブルー」以上に高く、非常に高いコントロール性が特徴だ。
前モデル「ベンタスブルー」(写真下)も「叩ける」と評判だったが、それを上回る先端剛性でさらに叩けるようになった「ベンタスブラック」(写真上)
「テーラーメイドの『SIM2』は、フルカーボンのソールとアルミ製の『フォージドミルドアルミニウムリング』などの効果で慣性モーメントが非常に大きく、圧倒的に曲がらない安定性のあるヘッドです。これに先端剛性が高くて叩ける『ベンタスブラック』を組み合わせたことで、どれだけ叩いても曲がらないクラブができました。強振しても暴れないので安心して振れる、平均飛距離がアップしたと、お客さまにとても満足していただけました」（鶴田さん）
軽量な「フォージドミルドアルミニウムリング」と、「イナーシャジェネレーター」後方の16ｇのウェイトで大慣性モーメントを実現
一方、プレステージ新宿店の山口凛フィッターが接客した例は、「EPIC MAX LS」と「テンセイホワイト」のコンビ。
ゴルフ５プレステージ新宿店勤務の山口凛さん。自他共に認めるクラブマニアで、最新クラブの研究に余念がない
「テンセイホワイト」は、先端剛性の高いしっかりしたシャフトだが、トルクを絞りすぎずにスムーズにしなり、手元調子ながら振りやすいと評判。「テンセイオレンジ」でも使用されていたケプラー素材を「1Kクロス」という薄く緻密な折り目で手元部分に使用、タイガー・ウッズやローリー・マキロイなどが使用していることからも大きな注目を集めている。
「テンセイホワイト」はしっかり感があって暴れないがしなりは感じやすく、「テンセイオレンジ」よりも粘りがあってスムーズに振り抜ける
「このお客さまはトウヒットのミスが多かったのですが、『EPIC』シリーズはAIによるモデル別フェース設計で、とくに『EPIC MAX LS』はトウヒットに強い。ここに粘りがあって、しなりを感じられるけれども暴れない『テンセイホワイト』を組み合わせたことで、『EPIC』の初速性能が生きて、飛ぶクラブに仕上がりました」（山口さん）
フェース裏の補強が「２本の柱」から「フレーム構造」になったことで、インパクト時のエネルギーロスがさらに低下し初速性能が向上した
スペックは50ｇ台のXフレックスを選んだことで、しっかり感を残しつつ、手元側にしなりを感じてタメを作りたいというお客さまの要望にも応えた形だ。
「EPIC」シリーズに新たに搭載された「JAILBREAK AI スピードフレームテクノロジー」が、「テンセイホワイト」との組み合わせで非常に効率のいいインパクトを実現し、抜群の飛距離性能を誇る１本に仕上がった。
これらのニュードライバー、ニューシャフトは発売されて間もないが、 ゴルフ５プレステージ にはすでに多くのフィッティング事例が蓄積されている。新しいドライバーの性能を引き出した１本がほしいという人は、まずは ゴルフ５プレステージ に試打に行ってみよう！
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