【フィッティング・ルポ】Vol.13最新シャフト【ディアマナPD】と【スピーダーNX】が登場!最新ヘッドとの相性は…?
今年も秋の新商品ラッシュを前に、シャフトメーカーからは新シャフトが続々と発表されつつある。そのなかでも今年の注目は、フジクラと、三菱ケミカルの新商品だ。
フジクラの【スピーダーNX】は、フジクラが「enso」という独自の3次元モーションキャプチャシステムで長年蓄積してきたデータを利用して、剛性分布にトルク分布を組み合わせて設計された新機軸シャフト。同社のロングセラー「スピーダーエボリューション」シリーズから8年ぶりのブランドチェンジとなる。
一方、三菱ケミカルの【ディアマナPD】は「ディアマナDF」の後継となる第5世代モデル。先端剛性を高めた中元調子シャフトで、スイング中の挙動を安定させて打点のバラつきを抑え、スムーズな振り抜きと高い操作性を兼ね備えるシャフトだ。
【ディアマナ PD】(写真上)とフジクラ【スピーダー NX】(写真下)
ゴルフ5プレステージ広尾店の豊田世菜フィッターは、この2モデルは最新ヘッドとの相性がかなりよさそうで注目しているという。
「【スピーダーNX】は、従来のEI分布にトルク分布を組み合わせた『VTC』という技術で、中調子特有のクセのない振りやすさが特徴です。球がつかまりやすいシャフトでもあるので、試打したフィッターの間では“やさしいベンタスって感じだね!”と、とても評判がいいんです。このやさしさは、ピンの『G425 SFT』のようなつかまりがよく寛容性の高いヘッドとの相性がよさそうです。手元と先端側の剛性は高いので大型ヘッドでも気持ちよく振れてミスに強く、つかまったハイドローを打ちやすいクラブに仕上がると思います」(豊田さん)
つかまりの良い「やさしい」シャフトの【スピーダー NX】と、同じくつかまりが良く大型ヘッドのピン「G425 SFT」の組み合わせは、試してみる価値アリ。
一方の【ディアマナPD】は、スペックの豊富さを生かした組み合わせが面白そうだと豊田さん。
「【ディアマナPD】は、いわゆる『白マナ』の系統に連なる手元~中元調子のシャフトですが、むずかしさや振りにくさはなく、むしろ手元系の特徴である、高い操作性や安定感を感じられると思います。重量やバット径の設計を最適化して、40g台のR2から80g台TXまでの幅広いスペックが同じ振り心地で振れるのが最大の特徴と言えるので、軽めのシャフトでこの安定感を生かしたら面白そうです。個人的にはキャロウェイの『EPIC MAX FAST』のような軽量ヘッドと組み合わせたいですね」(豊田さん)
40g台のR2からと軽量スペックも豊富な【ディアマナ PD】は、軽量ヘッドで振り抜けるキャロウェイ【EPIC MAX FAST】と相性抜群!
秋の最新ヘッドが出てくる前に、まずは気になるシャフトをテストしておけば、そこから来期のエースとなるドライバーの組み合わせも見つけやすくなるはず。
ゴルフ5
では、これら最新シャフトに豊田さんのおすすめヘッド以外でも豊富な試打クラブを用意している。慣れたヘッドで打ってみるのもいいし、もちろんおすすめヘッドで試してみるのもいい。まずは打ってみることから始めませんか?
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