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golf2022.05.21

【フィッティング・ルポ】Vol.20 最新シャフトは1スペックダウン!持ち球に合わせて選ぼう!

テーラーメイド「ステルス」や、キャロウェイ「ローグ ST」で2022年も活況のニューモデル。しかしクラブだけでなくシャフトも続々と注目のアイテムが発売されているので見逃せない。
なかでも注目はフジクラの「ベンタスTR」と三菱ケミカルの「テンセイプロオレンジ1K」の2モデル。ゴルフ5プレステージでは、シャフトの指名買いを希望するお客さまも多いと、新宿店の吉田圭佑フィッターは話す。


今春からゴルフ5プレステージ新宿店に勤務する、凄腕フィッターの吉田圭佑さん


「やっぱりシャフトに注目されているお客さまは多いですね。『ベンタス』シリーズはUSPGAのプロの使用で人気に火がついたモデルですが、どのモデルもかなりしっかりしていてハードめのシャフト。新しい『ベンタスTR』は、『ベンタスブルー』と、よりしっかりした『ベンタスブラック』の中間のようなシャフトです」(吉田さん)

「また、『テンセイ』シリーズもプロに人気。多種類の素材を複合的に使用した高性能シャフトで、新しい『テンセイプロオレンジ1K』は、カウンターバランスの手元調子系シャフトです。手元側に『1Kクロス』という織り目の細かい炭素繊維を使っているのが特徴で、『テンセイCK プロオレンジ』よりも先端剛性が高くなっています」(吉田さん)


かつてはカスタムシャフトといえば「60g台のS」が主流だったが、最新シャフトは50g台がおすすめだという。フレックスダウンもOKだ


どちらも先端側がしっかりしているシャフトなので慣性モーメントが大きいヘッドも扱いやすく、『ローグST MAX』のようなつかまりのいいヘッドと組み合わせると相性がいいだろうと吉田さん。

一方でこれらの最新シャフトは、従来よりも1段階軽くするか、1フレックス落とすなどのスペックダウンすることでいい結果が出るケースが目立つという。実際に吉田さんが接客したケースでも、そういった味付けがハマって大満足していただいたお客さまがいるとのこと。

「『ベンタスTR』は『ベンタスブラック』並みの硬さがあるなかで、若干の走り感があってつかまりがアップしており、フェードヒッターに合いやすいんです。ヘッドスピード42m/sの方でしたが50g台のSRをご提案したら、気持ちのいいフェードが出はじめました。一方、入射角が鋭角なぶんスピンが増えすぎて飛距離をロスしていたので、9度のロフトを1度立て、8度で使用していただくことで大きな飛距離アップを実現しました」(吉田さん)


ヒール目に当たりやすくスピンが多かったお客さまには、ロフトを1度立てて提案することで、低スピン化に成功


一方の「テンセイプロオレンジ1K」は前モデルの「テンセイプロホワイト1K」よりもタメが生じやすくヘッドが遅れてくる感じがあってドローが打ちやすい。

同じ「ローグ ST MAX」のヘッドながら、ドローヒッターのお客さまにはこちらを提案して成功した例があるという。

「『ローグ ST MAX』と『テンセイプロオレンジ1K』の組み合わせがハマったのは、持ち球がドローでスピンが少なめなお客さま。ヘッドスピードは43m/s前後でしたが、50g台のSをチョイスしました。打点が上めに外れがちでドロップするケースがあったので、ロフト9度のモデルを調節し、1度増やして使うことで適正スピンを得られるようにしました。インサイドからつかまえ、右に打ち出して強いドローが出るようになり、喜んでいただけました」(吉田さん)


上めに当たってドロップするミスが出たお客様には、ロフトを増やすことでスピン量が適正値に


どうやら最新シャフトは1スペックダウンが基本。これを持ち球に合わせて最新ヘッドと組み合わせれば、ギアの進化の恩恵を最大限に受けられそうだ。ぜひ一度ゴルフ5プレステージで試打して、違いを体感してみよう!
 


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