golf2021.09.04

【ゴルフ5レディスレポート】大会2日目は雷雨によるサスペンデッド。暫定首位に10アンダーで3人が並ぶ、白熱した展開に

ゴルフ5レディス2日目。会場の「ゴルフ5カントリー四日市コース」は、朝からぐずついた天気で、トップの組がスタートする前から霧が出はじめていました。霧は次第に濃くなり、ホールによっては競技委員がプレーを止める時間もあるほど。8時過ぎには霧が晴れてきますが、今度は雨が降り始め、以後は降ったり止んだりの天気。選手たちはレインウェアを着たり脱いだりと、プレーに集中しにくい難しいコンディションでした。

早朝から霧が出て、その後は雨。選手たちはストレスをためながらのプレーとなった

天気予報では昼ごろに雷雨の可能性がありましたが予報より遅れ、午後になって雷が鳴り始めます。そして14時43分、最終組が16番をプレー中に中断。そのままコースコンディションの回復が見込めないことから16時10分、サスペンデッドとなってしまいました。

雷雨を避けるために雨宿りする最終組の3人。最大3ホールを残してのサスペンデッドとなった

今日早めの時間にスタートした組のなかでは、インコーススタートの西村優菜選手がイーブンパースタートから前半4アンダーでスタートダッシュをかけ、午後も１つ伸ばしてトータル5アンダーの21位タイまで順位を上げました。

また3アンダーでアウトコースをスタートした吉川桃選手も前半4アンダー。後半も10番と13番でバーディを奪って一時9アンダーで首位に並びますが、最終ホールで無念のボギー。それでもトータル8アンダーの単独6位まで大躍進しました。

そして素晴らしかったのが8バーディノーボギーの64で回った勝みなみ選手。

勝みなみ選手は、昨日スタートホールでOBからの3パットでトリプルボギーを叩き2オーバーと振るいませんでしたが、今日は替えたパターが面白いように入り、トータル6アンダー11位タイまでジャンプアップしました。

「昨日は気分転換に普段と違うパターを使ったから全然入らなかったので、今日はエースパターに戻しました。10番で6mのパットが入ってくれて自信を取り戻しました。」（勝みなみ選手）

「今日はもっと伸ばせたと思う。」と話す勝みなみ選手の明日のプレーに注目です。

5～6mのパットをガンガン決めて64の好スコアを叩き出した勝みなみ選手

2日目を首位でスタートした大里桃子選手は、序盤から順調にスコアを伸ばし、前半4バーディノーボギーで首位を守ります。しかし、後半はスコアを伸ばせないまま16番でサスペンデッドを迎えました。この段階で10アンダーのトップタイではありますが、ここまで安定していたプレーから12～15番でバーディ、ボギー、バーディ、ボギーとにわかに乱調の気配。このサスペンデッドを味方につけることが優勝へのカギとなりそうです。