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golf2022.06.10

【テーラーメイド ステルスシリーズ】ドライバー3モデルを試打データで解析! 3万人分の試打データから導き出された違いとは?

今年2月に発売され、2022年モデルドライバーの話題の中心となっているテーラーメイドの「ステルス」シリーズ。カーボンシートを60層重ねた「カーボンフェース」は、プロアマ問わず高い支持を集め、大ヒットとなっている。

ゴルフ5では発表直後から試打クラブを多数用意し、多くのお客さまの試打データが蓄積されている。今回はその3万人分にも及ぶビッグデータを3つのモデルで比較し、違いを明らかにしていく。

「ステルス」シリーズは、スタンダードモデルの「ステルス」のほか、ハードヒッター向けの「ステルスプラス」、つかまりのいい「ステルスHD」の3モデルがラインアップされているが、実際に結果もそのイメージ通りだったのだろうか?

まずスタンダードモデルの「ステルス」を見てみると、すべてのデータで3モデルのまさに中間にあることからも、性能的にも「スタンダード」と言い切れる位置づけだ。

ミート率を見てもヘッドスピード40~45m/sのゴルファーで高い数値が出ており、ゴルファー全体で見ればある程度“振れる”人向けではあるが、多くの男性ゴルファーが使える性能と言っていいだろう。


グラフ縦軸:ミート率 、グラフ横軸:ヘッドスピード帯(m/s)


また左右の方向性のバラつきが非常に少ないのが特徴で、全体的につかまりがいいなかでも高い直進性をそなえていることがわかるが、一方でスライスが強い人やつかまるクラブがイヤという極端な人にピタッとハマるわけではないが、そこはシャフトなどをうまくチョイスすれば対応可能だ。


グラフ横軸:0.0が目標方向でショットの左右ブレ (ヤード) 、グラフ内赤字:ヘッドスピード帯(m/s)


ただし、バックスピン量がヘッドスピード45m/sを越えたあたりで跳ねあがり、ヘッドスピード1m/sあたりの飛距離も43~45m/sでピークを迎えることからも、それ以上振れるハードヒッターは後述の「ステルスプラス」に分があるのは確かだ。


グラフ縦軸:バックスピン量(rpm)、グラフ横軸:ヘッドスピード帯(m/s)


グラフ縦軸:ヘッドスピード1m/sあたりの飛距離(ヤード)、グラフ横軸:ヘッドスピード帯(m/s)


次に「ステルスプラス」を見てみると、ヘッドスピード1m/sあたりの飛距離では全ヘッドスピード帯で飛距離が出ている結果となっている。さらにヘッドスピードが速いほど飛距離のポテンシャルが上がっており、43m/s以上の人であれば基本的にはこの「ステルスプラス」がいちばん飛ばせる可能性を秘めている。


グラフ縦軸:ヘッドスピード1m/sあたりの飛距離(ヤード)、グラフ横軸:ヘッドスピード帯(m/s)


とくに低スピン性能には目を見張るものがあり、ヘッドスピードが速い人でも2100rpm前後の低スピン弾道が打てているため、低スピンのランの出る弾道でトータル飛距離を稼げるドライバーといえる。


グラフ縦軸:バックスピン量(rpm)、グラフ横軸:ヘッドスピード帯(m/s)


しかしこの低スピン性能は、言い換えれば球が上がらない人にとってはドロップのリスクがあるので、打ちこなすにはある程度のヘッドスピードが求められるのも事実で、ロフトやシャフト選びには慎重な配慮が必要だろう。


グラフ縦軸:打ち出し角度(°)、グラフ横軸:ヘッドスピード帯(m/s)


ただしヘッドスピードが40m/s前後の人であっても、打ち出し角とスピン量さえ確保できれば低スピン性能を生かして飛距離が出せるので、普段から高弾道でスピン量が多いという人は一考の余地ありだ。
低スピンの強い弾道で1発の飛距離が期待できるのは大きな魅力。パワーヒッターや1発の飛びを求める人は優先的に試打してみよう。

最後に「ステルスHD」だが、これは打ち出し角、バックスピン量、つかまりともに3モデル中最高なので、ヘッドスピード40m/s以下の人やスライサーにとっては大きなメリットのあるモデルといえる。


グラフ縦軸:打ち出し角度(°)、グラフ横軸:ヘッドスピード帯(m/s)


基本的な対象ヘッドスピードは「ステルス」と大きく変わらないが、とくに40m/sを越えたあたりでバックスピン量がグンと増える。40m/s以上のヘッドスピードでも普段から球が低い、スピンが少ないという人にとっては「ステルスHD」がおすすめと言える。一方で弾道が高い人や普段からバックスピンが多い人は「ステルス」のほうが飛ばせる可能性は高そうだ。


グラフ縦軸:バックスピン量(rpm)、グラフ横軸:ヘッドスピード帯(m/s)


ヘッドスピード40m/s未満の人の場合、つかまり性能を求めるなら「ステルスHD」がおすすめで、つかまりすぎるのがイヤという人は「ステルス」をロフト多めで使うチョイスが現実的と言えるかもしれない。


グラフ横軸:左右ブレの度合い(ヤード) 、グラフ内赤字:ヘッドスピード帯(m/s)


「ステルス」シリーズ3モデルを比較してみると、まずヘッドスピードが43m/sを越えるハードヒッターは「ステルスプラス」がおすすめ。とはいえ超低スピンヘッドなので、普段から球が低い人はロフト選びに配慮が必要だし、あえて「ステルス」という選択肢もある。

一方40m/s未満のゴルファーにとっては、直進性能とニュートラルなバランスのよさを求めるなら「ステルス」、つかまりと球の高さを求めるなら「ステルスHD」という形で適正値は分かれるだろう。

こうやってデータを見ても実際に買うとなると悩むもの。そこはこういったデータをもとに豊富なフィッティング経験を持つゴルフ5のフィッターに相談するのがベストだ。ぜひ店頭で実際に打って比べてみよう。
 


<テーラーメイド ステルスの詳細はこちら>

https://store.alpen-group.jp/golf5/campaign/2022taylormade/


<テーラーメイド ステルス試打動画はこちら>

https://youtu.be/JB0ZnVfVw3s

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