最新テーラーメイド【ステルスアイアン】凄かったのはドライバーだけじゃなかった!
「カーボンウッド」という新機軸を打ち出し、今年のドライバー市場に大旋風を巻き起こしているテーラーメイドの「ステルス」シリーズ。
ドライバーやFW、UTと併せて発売されたアイアンは、さすがにカーボンフェースではないが、実は「SIM2」の正統進化モデルとしてテーラーメイドの機能を集結した高機能アイアンであり、完成度は非常に高い。
ヘッドは比較的ワイドソールだが、構えた顔は「SIM2」と比べるとずいぶんシャープになっておりボテッとしたイメージはない。ロフトは7番アイアンで28度とかなりストロングロフト設定。飛んでやさしいけれども、飛び系にありがちな構えにくさがない、シャープなアイアンという印象だ。
高弾道と飛距離性能が魅力の「ステルス」アイアン
この機能と顔のバランスを両立させているのが、新機能「トゥラップテクノロジー」。
「SIM2」から採用されてきた「キャップバックデザイン」と呼ばれる中空構造を見直し、トゥ側の金属を削って10gほど余剰重量を生み出すというもの。これによって形状的にどうしてもトゥ側上部が重くなりがちなアイアンの構造的な弱点を克服。不格好な超ワイドソールにはせずに、「SIM2」よりも大きく低重心化することに成功した。
その結果、シャープな顔を保ちつつ、ストロングロフトながら高弾道が可能になったというわけだ。さらに、「トゥラップテクノロジー」はヘッドの剛性アップにも貢献しており、高初速化にも寄与しているという。
「トゥラップテクノロジー」によって、ロフトを立てつつも高弾道を実現
また、フェースの裏側には樹脂を内蔵し打感を向上させる「エコーダンピングシステム」が搭載されているが、「ステルス」アイアンではこれを「トゥラップテクノロジー」によって金属を削り落としたトゥ部分まで延長することができた。そのためインパクト時の振動吸収力がアップし、打感もソフトになっている。
「エコーダンピングシステム」がインパクト時の余計な振動と音を吸収。打感・打音を向上させる
「ステルス」アイアンは、テーラーメイドの定番機能も継続して搭載することで、新機能との相乗効果を得ている。
たとえば「貫通型スピードポケット」によるフェース下部でのインパクトへの寛容性にプラスして、「トゥラップテクノロジー」によるさらなる低重心化が加わったことで、「薄め」のインパクトでも十分な高さと飛距離を得られるようになった。
フェース下部にはミスヒットへの寛容性を高める「貫通型スピードポケット」
またこの低重心化は、「インバーテッドコーンテクノロジー」によって番手ごとに最適化されており、各番手に求められる飛距離性能を忠実に発揮することができる。
テーラーメイド製アイアンの前モデルは「SIM2 MAX」「SIM2 MAX OS」と2モデル展開だったが、「ステルス」アイアンは1モデルのみ。
これは、「SIM2 MAX」のバランスのまま、「」の寛容性と飛距離性能を上乗せし、「分ける必要がなくなった」ことを意味する。誰が打ってもやさしく飛ばせて、構えやすい。1モデル化は、テーラーメイドの自信の表れと言っても過言ではないだろう。
シャープな見た目ながら、やさしく飛ばせるハイテクアイアン
ゴルフ5の店舗では、各種シャフトを装着した「ステルス」アイアンの試打クラブを用意しているので、ドライバーと併せてアイアンもぜひ打ってみていただきたい。テーラーメイドの自信のほどを体感できるはずだ。
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