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golf2023.08.30

【ゴルフ5レディス2023レポート】注目ホールレポートVol.2。15、16番ホールは風が吹いたら要注意!

9月1日に開幕する「ゴルフ5レディス」。会場となる「ゴルフ5カントリー美唄コース」の15、16番ホールについて、トーナメントディレクターで今大会のコースセッティングを担当した中野晶プロに解説してもらいました。


トーナメントディレクターの中野晶プロ。15番 16番ホールについて話を伺った


15番ホールは175ヤードのパー3。しかし選手にとってはヤーデージ表示以上に長い難関パー3になるだろうと中野プロは話します。

「今大会に向けて、従来2つに分かれていたティーイングエリアをつないで拡大しました。その結果、ティーイングエリアを最大に使えばグリーンエッジまで134ヤード~162ヤードという距離の幅を持たせられるようになったんです。グリーンの奥行きも31ヤードあるので、最大190ヤード近くまで距離も伸びます。日によってティーイングエリアの位置を変えますのでそれによって攻略方法も変わる面白さのあるホールだと思います」


ティーイングエリアを拡大したことで距離の幅が大きくなった15番ホールのショートホール


奥ピンならFWやUTでのショットの精度が求められ、手前ピンならミドルアイアンやUTで球を止める必要があります。とくにアゲンストの風が吹くとさらにプレーイングディスタンスも長くなるので、一気に難易度が上がりそうです。

グリーン自体のアンジュレーションが強いことに加え、グリーン周りにもマウンドや窪地があって「寄らない場所」があります。グリーンを外す場合でもそのエリアをいかに避けてやさしくアプローチできる場所をキープするかも大事になるでしょう。


グリーンのアンジュレーションが強く、ティーショットの落としどころが重要


16番ホールは左サイドに池のある美しいパー4。距離は355ヤードと短めですが、かなり難易度の高いホールです。

「フェアウェイが大きく左にカーブしているのでティーショットの狙い方が非常に難しいホールです。フェードヒッターは池の上に打ち出していく必要がありますし、ドローヒッターも池に向かって球が曲がっていくので、自分のキャリーとランの距離を正しく把握し、持ち球を信じて勇気を持って打っていくことが求められます」


16番ホールは左ドッグレックのパー4。左側には池が続いている


飛ぶ選手ほど着弾地点がフェアウェイを真横に横切るような形になるので、フェアウェイに球が止まらずに奥のラフまで転がってしまうリスクもあります。そうなると、つま先上がりのラフから左に池があるグリーンを狙うことになり、一気にリスクが高まります。

2打目の距離が少し長くなっても、FWで確実にフェアウェイをキープしていく選手もいるでしょう。


レイアップしてフェアウェイをキープするのも一つの戦略だ


「風向きによって池のリスクも大きく変わりますし、ここから3ホールは難しいうえに勝負の行方を大きく左右する場面です。ここで改めて気持ちを引き締めて挑んでほしいですね」


勝負の行方を左右するであろう16番。選手のマネジメントに注目だ

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