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other2025.04.09

前衛向けソフトテニスラケットの基礎知識。 後衛向けとの違いや選び方のポイントを確認しよう

テニスは大きく、硬いボールを使う「硬式テニス」と、柔らかいゴムボールを使う「ソフトテニス(軟式テニス)」に分けることができます。ボールだけでなく、使用するラケットもそれぞれ異なるため、ソフトテニスをプレーする際は専用のラケットを用意することが大切です。
また、一般的なソフトテニスの試合はダブルスで行われます。前衛・後衛でも適したラケットが異なるため、プレースタイルに応じたものを用意するようにしましょう。
ここでは、前衛・後衛向けラケットの違いや、前衛向けのソフトテニスラケットの選び方をご紹介します。

 

【目次】

■前衛向けと後衛向けのラケットの違い

■前衛向けのソフトテニスラケットの選び方

・フェイスサイズは大きいものがおすすめ

・ラケットの重心や全長もポイント

・初心者はフレームが柔らかいタイプを選ぼう

・重さは軽めがベスト

・ストリングも確認しよう

■前衛向けのラケットを用意してネットプレーを制しよう

 

■前衛向けと後衛向けのラケットの違い

前衛向けと後衛向けのラケットの違い

 

ソフトテニスには1対1で行うシングルスと、2対2で行うダブルスがあります。学校の部活や大会では、ダブルスの試合が行われることが一般的です。

ソフトテニスのダブルスは、ネットの近くで構えてボレーやスマッシュといったプレーを行う前衛と、コート後方で構えてストロークプレーを中心に行う後衛に分かれて試合を行います。
ポジションごとに求められる役割が変わるので、ラケットの特徴も大きく異なります。具体的には、前衛向けのラケットは細かな動きに対応できるように、後衛向けは遠くからでも力強いショットを打てるように作られているのが特徴です。

前衛の選手が後衛用のラケットを使えないわけではありませんが、ラケットが重く打ちにくさを感じることも考えられます。
前衛を中心にプレーする場合は、前衛向けに作られたソフトテニスラケットを用意するのがおすすめです。

 

■前衛向けのソフトテニスラケットの選び方

前衛向けのソフトテニスラケットの選び方

 

ソフトテニスのラケットは、前衛向け、後衛向け、オールラウンドの3種類に大きく分けることができ、それぞれ特徴が異なります。前衛でプレーする場合は前衛向けのラケットを用意することが大切です。
では、前衛向けのソフトテニスラケットを購入する際は、どのような点に注目すれば良いのでしょうか。選び方のポイントをご紹介するので、テニスラケットを新調する際の参考にしてみてください。

 

・フェイスサイズは大きいものがおすすめ

前衛は、ボレーやスマッシュといったネットプレーが中心になります。コントロール性が求められるため、フェイスサイズ(ラケットの面)が大きめのラケットを選ぶのがおすすめです。
フェイスサイズが大きいほどスイートスポット(芯)も広がるため、ボールをしっかり打ち返しやすくなります。ガットがたわみやすく、ボールを楽に飛ばしやすいのもメリットです。

一方で、フェイスサイズが大きいほど空気抵抗が大きくなり、振り抜きは悪くなります。素早く振り抜きたい方や、ソフトテニス中級者・上級者の方は、フェイスサイズが少し小さめのラケットを選ぶのも良いでしょう。

 

・ラケットの重心や全長もポイント

ラケットの重心や全長もポイントです。ネットプレーを安定させたい場合は、重心がグリップ寄りにある「トップライト」で、全長が短めのラケットが適しています。
重心が手元に近いラケットほど操作性が良いため、ボールをコントロールしやすくなるのが特徴です。

コントロール性よりもパワーを重視したい場合は、全長が長めのラケットを選ぶのも良いでしょう。遠心力を利用できるため、力強いショットを放てます。

 

・初心者はフレームが柔らかいタイプを選ぼう

ソフトテニスラケットは、商品ごとにフレームの厚みも異なります。ソフトテニス初心者の方は、フレームが柔らかく、しなりやすいタイプのラケットを選ぶと良いでしょう。スイングスピードが速くない方でもボールを無理なく飛ばせます。
しっかりとボールにパワーを伝えたい中級者以上の方は、フレームが硬いタイプのラケットを選ぶのもおすすめです。

また、フレームの柔らかさと併せて、シャフト(グリップとフェイスをつなぐ部分)の形状も確認しておくことがポイントです。
ソフトテニスラケットのシャフトは、1本シャフトと2本シャフトに分けられます。1本シャフトは力強いショットを打ちやすいのが、2本シャフトは操作性に優れているのが特徴です。
前衛をメインにプレーする場合は、操作性やコントロールのしやすさに優れている2本シャフトのソフトテニスラケットを選ぶことをおすすめします。

 

・重さは軽めがベスト

ラケットの重さも、選ぶ際の重要なポイントのひとつです。基本的には、軽量なラケットほど力のない方でも振りやすく、取り回しも簡単になります。
一方で、重量のあるラケットは取り回しが難しくなるものの、パワーのあるショットを打ちやすいです。

ソフトテニスの前衛は、ボールのコントロール性や素早い反応が求められるため、操作性に優れている軽めのものを選ぶと良いでしょう。軽いラケットほど自分の思い通りに動かしやすいので、ボールもコントロールしやすくなります。

 

・ストリングも確認しよう

ソフトテニスのラケットは、ストリング(ガット)が張られておらず、購入時に自分の好きなストリングを選ぶことができる「未張りラケット」も多いです。
ストリングもプレーの質を大きく左右する要素なので、事前に確認しておきましょう。ストリングは、構造からマルチフィラメント、モノフィラメント、マルチ&モノフィラメントに分けることができます。それぞれの特徴は、以下のとおりです。

【マルチフィラメント】
たくさんの細い糸を束ねることで、1本の糸を作っているのがマルチフィラメント構造です。打球感に優れていて、コントロール性を重視したい方に適しています。

【モノフィラメント】
モノフィラメントは、1本の太い芯糸の周りに細い糸を巻いて作られています。反発力や耐久性に優れていて、力強いボールを打ちやすいのが特徴です。

【マルチ&モノフィラメント】
マルチフィラメントとモノフィラメントの構造を組み合わせたタイプが、マルチ&モノフィラメントです。ストリングの組み合わせ方によって特徴が変わるため、打球感は商品によって異なります。

前衛でプレーする場合は、反発性が高くスピードのあるボールを打ちやすい、モノフィラメント系のストリングを用意するのがおすすめです。
また、ガットの張りの強さ(テンション)もボールの飛びを左右します。初心者の方は、店舗のスタッフや経験者の方に確認して決めるようにしましょう。

 

■前衛向けのラケットを用意してネットプレーを制しよう

ソフトテニスは、前衛ならネットプレー、後衛ならラリーと、ポジションによって求められるプレーが異なります。後衛向けの重たいラケットでネットプレーを行うと、ボールのコントロールが難しくなったり、振り遅れたりすることもあるはずです。

前衛でプレーする場合は、操作性が高くボールをコントロールしやすいラケットを選ぶようにしましょう。ポジションやプレースタイルがまだ定まっていない場合は、前衛でも後衛でも使用できるオールラウンドのラケットを選ぶのもおすすめです。

ソフトテニスの前衛にチャレンジしたい方は、前衛向けに作られたラケットを用意してみてはいかがでしょうか。

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