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outdoor2021.07.13

これだけは守りたい! キャンプ場でのマナーや初キャンプ時の注意点

アウトドアブームが広がりを見せている近年、キャンプを楽しむ方が全国的に多くなりました。それと同時に、マナーの悪いキャンパーの増加も叫ばれ始めています。しかし中には、キャンプ場やアウトドアシーンでのルールを知らなかったがためにマナー違反を起こしてしまったなど、悪意なくマナーを破ってしまう方も多いと思われます。
そこで今回は、キャンプ場で注意したい基本的なマナーと、特に初キャンプに出掛ける方が心がけたい注意点などをご紹介します。

 

【目次】

■キャンプ場で注意したいキャンプマナー

・大きな声は出さない

・他人のサイトに入らない

・ペットを連れて行く場合は要注意

・共有スペースはきれいに使う

・ゴミ出しのルールを守る

・焚き火の際のルールを守る

■初キャンプの際に見落としがちなポイント

・チェックイン・チェックアウトの時間

・車で乗り入れできるサイトかどうか

・服装や必要なアイテムの用意

■ルールやマナーを守って楽しいキャンプに!

 

■キャンプ場で注意したいキャンプマナー

キャンプ場で注意したいキャンプマナー

 

キャンプ場では、たくさんのキャンパーが思い思いにキャンプを楽しんでいます。キャンプ場で他の人に迷惑をかけたりトラブルを起こしたりするのを防ぐには、アウトドアシーンでのマナーやキャンプ場のルールを守ることが大切です。
基本的なものを中心に、キャンプ場で注意したいマナーをご紹介します。

 

・大きな声は出さない

キャンプ場で特にトラブルになりやすいのが騒音問題です。キャンプ場には、静かに過ごしたいキャンパーの方もいます。大声で喋ったり大音量で音楽を流したり、花火で遊んで騒いだりするのはマナー違反です。
誰かと喋ったり音楽をかけたりする際は、声のトーンや音のボリュームを下げて、周りの方がうるさいと感じないように配慮しましょう。

多くのキャンプ場では、ランタンの明かりなどを消して静かに過ごす「消灯時間」を設けています。具体的な時間はキャンプ場によって異なるものの、夜10時頃から朝7時頃までが消灯時間の目安になります。夜間から早朝にかけては大きな音を出す行為は避け、静かに過ごすのが基本です。

特に自動車のエンジン音やドアの開け閉めの音は、思いの外響きやすいものです。緊急時以外、夜間は自動車の使用を避けた方が良いでしょう。

 

・他人のサイトに入らない

キャンプ場でテントを設営する「サイト」は、期間限定の庭のようなものです。他のキャンパーのアイテムに足を引っかけて壊してしまうなど、トラブルの原因になりかねないので、むやみに横切るのは避けましょう。
視界が悪い夜間は、気を付けていても他人のサイトに入ってしまう恐れがあります。明るいうちに境目や目印を確認しておくのがおすすめです。

しかし、設営時などにどうしても隣のサイトに入らざるを得ない場合も考えられます。その際も、勝手に他人のサイトに立ち入るのは避けてください。挨拶を添えて一声掛け許可をもらうなど、他人への気遣いを忘れないことが大切です。

 

・ペットを連れて行く場合は要注意

家族の一員であるペットを、キャンプ場に連れて行きたい方もいらっしゃるはずです。しかし、キャンプ場にペットを連れて行く場合は、動物が苦手なキャンパーがいる可能性を踏まえておく必要があります。

夜中に鳴き声がうるさい、リードをつながずに場内を散歩させていた、動物禁止の場所に立ち入らせた、排泄物を放置したなど、さまざまなことが原因で他の人とトラブルになることが考えられます。
しつけができておらず他人に迷惑をかける恐れがある場合は、ペットを同伴できるキャンプ場でも、連れて行かない方が良いでしょう。

 

・共有スペースはきれいに使う

炊事場やトイレ、シャワールームなど、キャンプ場にいるキャンパー全員が使える共有スペースは、きれいに使うことを心がけるのもマナーです。
炊事場などに残り物や調理時に出た生ごみをそのまま流すと、排水溝が詰まって使えなくなる恐れがあります。他のキャンパーやキャンプ場の管理者に迷惑がかかるので、必ず自分で持ち帰ることが大切です。

また、共有スペースを占領したり、ものを置きっぱなしにしたりするのもマナー違反です。使い終わったらすぐに移動し、他の人に場所を空けるようにしましょう。

 

・ゴミ出しのルールを守る

ゴミをしっかり分別して捨てるのも、自然の中で過ごすキャンプシーンにおける大切なルールです。具体的なゴミ出しのルールはキャンプ場ごとに異なります。ゴミの分別方法などはチェックインのタイミングで説明されることが多いので、必ず確認してください。

キャンプ場によっては、ゴミは自分たちで持ち帰るように定めていることもあります。ゴミ捨て場があるキャンプ場でも、ゴミ袋を有料としている場合があるため、自身でゴミ袋を用意しておくのがおすすめです。

また、キャンプの基本は「来た時よりも美しくして帰る」です。撤収時にはテントサイトを確認して、ゴミが落ちている場合は処理するようにしましょう。

 

・焚き火の際のルールを守る

近年はマナーの悪化などが原因で、地面の上で直接焚き火を行う「直火」を禁止しているキャンプ場が増えてきています。焚き火を楽しみたい方は、焚き火台と呼ばれる専用アイテムの用意が必要です。
直火が可能なキャンプ場でも、焚き火が終わった後に処理せず帰るのはマナー違反です。焚き火後の灰の処理方法については、キャンプ場の指示に従ってください。

焚き火を行う際は、煙や火の粉で周囲に迷惑がかからないように、焚き火台の設置場所なども忘れずに確認することも大切です。煙が大量に発生して迷惑をかける恐れがあるので、ゴミを燃やすのも厳禁です。

また、キャンプ場に生えている木や枝を切ることは禁止されています。焚き火に使う薪なども、事前に購入しておきましょう。

 

■初キャンプの際に見落としがちなポイント

初キャンプの際に見落としがちなポイント

 

基本的なマナー以外にも、初キャンプの際に見落としがちな注意点がいくつかあります。キャンプ初心者の方が特に注意したいポイントをご紹介するので、初キャンプ前に確認しておきましょう。

 

・チェックイン・チェックアウトの時間

キャンプ場によって、チェックインやチェックアウトの時間は異なります。キャンプ場は原則として予約が必要な場所が多いので、予約の際にチェックイン時間やキャンプ場の設備、ルールなどを確認しておくのがおすすめです。

 

・車で乗り入れできるサイトかどうか

自動車は専用の駐車場に停める必要がある、場内まで乗り入れできる、荷物の搬入・搬出に限り乗り入れが可能など、キャンプ場によって自動車への対応はさまざまです。自動車を使ってキャンプを行う「オートキャンプ」を楽しみたい方は、サイト内に自動車で乗り入れできるかどうかを確認しておく必要があります。

キャンプ場内に乗り入れできる場合でも、死角から子どもが飛び出してきたりする恐れがあるため、徐行運転を行うことが大切です。
遊び盛りの子どもがいる方は目を離さないようにするなど、歩行者側も注意しておきましょう。

 

・服装や必要なアイテムの用意

キャンプは登山やトレッキングなどと同じく、自然の中で楽しむアウトドアアクティビティです。暑さや寒さの対策をしておらず寒暖差で体調を崩した、ライトを忘れて夜身動きが取れなくなったといったケースも考えられます。

自分たちだけではなく、周囲の方にも迷惑をかけてしまう恐れがあるので、出発前に必要なアイテムがあるか再確認するなど、事前準備をしっかり行ってキャンプ場に向かいましょう。

 

■ルールやマナーを守って楽しいキャンプに!

キャンプを楽しむ際は、ルールやマナーを守って楽しむことが大切です。ただし、今回ご紹介したマナーはあくまでも一例です。原則としては、キャンプ場が設けているルールに従うようにしましょう。

キャンプ場で守りたいルールの多くは、出したゴミは自分たちで片付ける、騒音に注意する、挨拶を行うなど、普段から心がけておきたい基本的なものばかりです。日頃からルールやマナーを守るようにしていれば、キャンプ場でのマナー違反も問題なく防げます。
ルールやマナーを今一度見直して、他人に迷惑をかけないようにキャンプを楽しみましょう。

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