バスケットボールの選び方とは? マイボールを持って上達につなげよう
どれも同じように見えるバスケットボールですが、素材や使用感はボールによって異なるため、上達を目指すうえでは自身に適したボールを選ぶことが大切です。
ここでは、バスケットボールを選ぶ際のポイントや使用後のお手入れの方法などをご紹介します。たくさんバスケを楽しみたい、早く上手になりたいと思っている方は、マイボール選びの参考にしてみてください。
【目次】
■マイボールを持つメリットとは?
バスケットボールをプレーしている方は、学校の部活に入ったり地域のチームに所属していたりすることが多いでしょう。
マイボールを持っていれば、部活やチームの練習だけでなく、自宅でもハンドリングなどの簡単な練習を行うことができます。ボールの重さや掴んだ際の感触をより長く感じられるので、バスケの上達も早くなるでしょう。
また、屋外コートや体育館が近くにある方なら、マイボールを持っていってドリブルやシュートの練習、1on1などを楽しむこともできるなど、バスケを行う時間を自然と増やすことにもつながります。
■自身に合ったバスケットボールの選び方
マイボールを購入する際は、サイズや素材などを確認して、自身に合ったものを選ぶことが大切です。バスケットボールの選び方のポイントを3つご紹介します。
・ボールのサイズ
バスケットボールは、試合で使われるボールサイズの規格が年代や性別によって定められています。ボールを選ぶ際は、最初に自身の属するカテゴリのボールサイズを確認しておきましょう。バスケで使われるボールは、7号・6号・5号・3×3の4種類です。
【7号ボールの特徴】
周囲74.9~78cm、直径24.5cm、重量567~650g
中学校以上の男子バスケで使用するのが7号ボールです。日本のプロリーグでも、7号サイズのボールが公式試合球として使われています。
【6号ボールの特徴】
周囲72.4~73.7cm、直径23.2cm、重量510~567g
6号ボールは、中学校以上の女子バスケで使用されます。以前は中学生男子もこのサイズを使用していましたが、現在は女子バスケ専用のボールとなっています。
【5号ボールの特徴】
周囲69~71cm、直径22cm、重量470~500g
ミニバスケットボール(ミニバス)と呼ばれる、小学生向けにルールやゴールの高さなどが調整されているバスケで使用するボールです。大人の使用には基本的に向きません。
また、中学生以降もバスケを続ける場合は、高学年になった段階で6号や7号のボールも用意して、ボールの大きさや重さの違いに慣れておくと良いでしょう。
【3×3用ボールの特徴】
周囲72~74cm、直径23.2cm、重量580~620g
3×3(スリーエックススリー)とは、ストリートバスケとして行われていた3on3を公式に競技化した3人制バスケのことです。大きさを6号ボール、重量は7号ボールと合わせることで、スピーディーな試合展開と風のある屋外コートでの安定したプレーを両立しています。
・使用する場所から素材を選ぶ
バスケットボールは天然皮革や人工皮革、ゴムなどを素材に作られていて、それぞれ使用に向いたコートや環境が異なります。屋外コートでストリートバスケを楽しみたいのか、屋内での練習や試合用に使うかなど、使用する場所から素材を選ぶと良いでしょう。
【天然皮革】
屋内でのみ利用する場合は、グリップ性が良く、使い込むほど手に馴染む天然皮革のボールがおすすめです。多くの公式試合で天然皮革のボールが使用されているため、試合と同じボールで練習できるのがメリットですが、屋外コートでは使用できず、価格も他の素材を使ったものに比べて高価です。
【人工皮革】
人工皮革は、天然皮革に触り心地が似ているのが特徴です。表面にエナメル加工が施されて屋内・屋外問わずに使用できるものもあり、自宅や屋外での練習用途に向いています。使い込むとグリップ性は落ちていきますが、天然皮革よりも価格が安価に抑えられます。
【ゴム製ボール】
屋外練習やストリートバスケをメインに行う場合は、安価ながら耐久性が高いゴム製のボールがおすすめです。バスケ初心者の方がボールに慣れるために使うのも良いでしょう。
・メーカーから選ぶのもおすすめ
バスケットボールは、スポーツメーカー各社が発売しています。メーカーによって使用する素材などが異なるため、メーカーも確認してみると良いでしょう。代表的なメーカーには下記のようなものがあります。
【モルテン(molten)】
【スポルディング(SPALDING)】
【ナイキ(NIKE)】
■バスケットボールのお手入れの方法
バスケットボールをいつまでもきれいで使いやすい状態に保つためには、使用後のお手入れの方法も重要です。天然皮革と人工皮革またはゴム製のボールのお手入れ方法を、それぞれご紹介します。
・天然皮革の場合
天然皮革のボールは、屋内の部活などで使用することも多いため、入念にお手入れを行うようにしましょう。
【天然皮革のお手入れ方法】
1.天然皮革用のクリーナーをつけた柔らかい布で磨き、汚れを落とす
2.乾いた布でクリーナーを拭き取る
3.風通しの良い日陰で乾かす
天然皮革は水分や熱に弱いため、ボールが濡れた場合は布などを使って水分を十分に拭き取ってから乾かしましょう。その際、直射日光やドライヤ―の温風に当てて乾かすのは避け、風通しの良い日陰で乾かすようにしてください。
・人工皮革・ゴム製ボールの場合
屋外で使用する場合がある人工皮革やゴム製ボールのお手入れは、泥などの汚れもしっかり落とし切るのがポイントです。
【人工皮革のお手入れ方法】
1.泥などの汚れを落とす
2.人工皮革用のクリーナーを薄くスプレーする
3.クリーナーに付属したスポンジと乾いた布を使って、クリーナーを拭き取る
汚れがひどい場合は、水で薄めた中性洗剤を布に含ませて汚れを拭き取ることもできます。ただし、変色の原因となるので、洗剤は十分に拭き取り表面に残らないようにしましょう。
ゴム製ボールの場合も、人工皮革のお手入れ方法とほぼ同様です。汚れは水を含ませた布で拭き取り、水分を拭き取ってから日陰で乾かします。こちらも汚れが酷い場合は中性洗剤を使い、十分に洗い流してください。
また、ゴム製ボールは使用後に空気を抜いて保管しておくと、ボールの膨張や変形を防ぐことができます。
■お気に入りのボールでバスケを楽しもう
バスケのマイボールを持っていれば、自宅でも簡単な練習をしたり近所の屋外コートでストリートバスケやシュート練習をしたりできます。ボールの扱い方に慣れるとともに、バスケの上達にもつながるでしょう。
バスケットボールはサイズをはじめ、素材やメーカーによって特徴が異なるため、どのような環境で使いたいのかなどを考えながら選ぶことが重要です。ぜひ、自分にピッタリのバスケットボールを見つけて、バスケを楽しんでみてください。
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