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outdoor2021.11.09

キャンプ用にガスコンロがあると便利! 選び方や使い方の注意点をご紹介

キャンプなどのアウトドアシーンの醍醐味のひとつが、屋外で食べる「キャンプ飯」です。しかし、料理の前に焚き火や炭で火を起こすのは、慣れていないと時間がかかり手間に感じるかもしれません。
火起こしに自信がないというキャンプ初心者の方におすすめなのが、屋外でも手軽に火を使えるガスコンロです。
ここでは、キャンプ用ガスコンロの魅力や種類、選び方、使い方の注意点などをご紹介します。

 

【目次】

■アウトドアシーンでガスコンロを使う魅力

■キャンプで使える熱源の種類

・シングルバーナータイプ

・ツーバーナータイプ

・カセットコンロタイプ

■ガスコンロの選び方のポイント

・使用する燃料を確認する

・最大火力から選ぶ

・キャンプに行く人数から選ぶ

・持ち運びやすさで選ぶ

・風除けの有無も重要

■ガスコンロを使う際の注意点

・輻射熱によるガス缶爆発の危険性

・テント内での使用は避ける

■ガスコンロでキャンプ飯にチャレンジしよう

 

■アウトドアシーンでガスコンロを使う魅力

焚き火や炭火を使った料理はキャンプの醍醐味ではありますが、火起こしに時間がかかったり、火加減が難しかったりして、なかなかうまくいかないこともあるでしょう。
ガスコンロなら、火起こしよりも素早く着火して火を使えます。また、火力が安定していて火加減の調節も簡単なので、キャンプシーンでも気軽においしい料理を作れるようになります。
キャンプ飯を楽しみたい方は、キャンプ用にガスコンロを用意しておくのがおすすめです。

 

■キャンプで使える熱源の種類

キャンプで使える熱源の種類

 

キャンプシーンで使用できるコンロにはいくつか種類があり、それぞれ特徴が異なります。ガスコンロの種類と、それぞれの特徴は以下の通りです。

 

・シングルバーナータイプ

シングルバーナータイプは一口のガスコンロです。小型軽量でコンパクトな商品が多く、持ち運びやすいのが魅力です。
荷物の重量を少しでも減らしたいソロキャンプや登山シーンをはじめ、複数個用意しておけば、ファミリーキャンプなどの大人数でのキャンプシーンでも使えます。

ただし、本体そのものがコンパクトで五徳も他のタイプに比べると小さいため、大きく重たい調理器具をのせた際に安定感を欠きやすいのがデメリットです。

⇒シングルバーナーを探す

 

・ツーバーナータイプ

コンロが2口ついていて、家庭用のガスコンロと同じく一度に複数の料理を作れるのがツーバーナー(2口コンロ)タイプです。
シングルバーナーに比べると本体サイズが大きく重量もあるので、大きめの鍋でも安心して使えます。キャンプシーンで、本格的に料理を作りたい方におすすめです。

作りがしっかりしている反面、持ち運びの面ではシングルバーナーに劣ります。また、商品によっては組み立てや燃料となるガス缶のセッティングに慣れが必要です。

⇒ツーバーナーを探す

 

・カセットコンロタイプ

家庭や飲食店などで使用されることが多く、一般的にもなじみがあるタイプのガスコンロです。底が広く安定していて、ガス缶をセットしてスイッチを回すだけと、使い方も難しくありません。

屋内使用を前提に作られた家庭用のカセットコンロは風に弱く、屋外では火が消えてしまう恐れがあります。キャンプ用には、風防付きで高火力が出せるタイプを選ぶのがおすすめです。

 

■ガスコンロの選び方のポイント

ガスコンロの選び方のポイント

 

キャンプシーンで使用できるガスコンロには、多くの種類があります。自身のキャンプスタイルに応じて、使いやすいガスコンロを選ぶことが大切です。
キャンプ用のガスコンロを選ぶ際に確認したいポイントをご紹介するので、商品選びの参考にしてみてください。

 

・使用する燃料を確認する

キャンプ用のガスコンロで使用する燃料は、大きくCB缶とOD缶の2種類に分けられます。ガス缶の種類によって使用できるガスコンロが変わってくるので、どちらを使うのか確認しておきましょう。

【CB缶】
家庭用ガスコンロでもよく使用する、細長い形状のガス缶です。スーパーやコンビニでも売られているので手軽に入手できます。家で使っているカセットコンロと併用できるため、無駄になりづらいのも魅力です。
ただしOD缶よりも外気温による影響が大きく、寒い時期は火力が安定しづらいというデメリットがあります。

【OD缶】
キャンプなどアウトドア用途に作られたガス缶で、CB缶よりも寒さに強く火力が安定します。OD缶を燃料に使うキャンプ用のガスコンロも多く、お気に入りのガスコンロを探しやすくなるでしょう。
欠点としては、アウトドア用品店などでしか購入できない点や、CB缶に比べて価格が少し高い点が挙げられます。

 

・最大火力から選ぶ

ガスコンロで必要な最大火力は、作りたい料理や使用するシーンによって異なります。最大火力が商品カタログなどに記載されている場合は、確認しておくと良いでしょう。
ガスコンロの発熱量はkcalで表示され、数字が大きくなるほど火力も強くなります。家庭のキッチンにあるガスコンロが3600~4000kcal程度なので、火力が必要な煮込み料理などを作る場合は、できるだけ近いパワーが出せる商品を選ぶのがおすすめです。

 

・キャンプに行く人数から選ぶ

キャンプに一緒に行く人数も、ガスコンロを選ぶ際の参考になります。ソロキャンプの場合は、持ち運びが簡単で荷物を圧迫しないシングルバーナータイプが最適です。
一方で、ファミリーキャンプなどの大人数でキャンプに行く場合は、ツーバーナータイプの方が料理を作りやすくなります。少人数ではあるものの、大きめの鍋で鍋料理を作りたいという方は、カセットコンロを用意するのも良いでしょう。

何人分の料理を作る必要があるかによって、どのガスコンロが適しているかは異なります。他に持ち運ぶ荷物の量も計算したうえで、どのガスコンロだと使いやすいかを考えるのがおすすめです。

 

・持ち運びやすさで選ぶ

キャンプシーンで使用するアイテムは、持ち運びやすいかどうかを確認することも大切です。携帯用の収納ケースが付属しているものや、商品そのものが小さくコンパクトになるものを選べば、持ち運びが簡単になります。
また、収納ケースにしまえる商品は、他のアイテムにぶつかって壊れてしまうのを防げる点もメリットです。

 

・風除けの有無も重要

屋外での調理が基本になるキャンプシーンでは、風にあおられて火が消えてしまうなど、火力が安定しないことがあります。近くのアイテムなどに飛び火して、火事につながる恐れも捨てきれません。

安定した火力を出しながら安全に使用するためには、風対策が行われているかどうかの確認も必要です。風対策が特にないガスコンロの場合は、別途ウインドスクリーン(風防)を買い足すことをおすすめします。

⇒ウインドスクリーンを探す

 

■ガスコンロを使う際の注意点

屋外でも気軽に火を使えて便利なガスコンロですが、使い方を間違えると火事や怪我につながる恐れがあります。安全のために、正しい使い方と注意点を覚えておきましょう。

 

・輻射熱によるガス缶爆発の危険性

ダッチオーブンや鉄板など熱を蓄えやすい調理器具は、輻射熱も発生しやすくなります。輻射熱とは、物体の持つ熱が電磁波として放出され、離れたところに熱が伝わる現象です。
五徳の真下にガス缶をセットするシングルバーナーなどでダッチオーブンや鉄板を使うと、輻射熱によってガス缶が熱せられて爆発する恐れがあります。

ダッチオーブンや鉄板などを使用する際は、点火部分や五徳とガス缶が離れているガスコンロを用意するなど、輻射熱への備えが必要です。
また、ウインドスクリーンを使用する際も、輻射熱でガス缶が加熱される恐れがあるため注意しましょう。

 

・テント内での使用は避ける

テント内や自動車内など、空気が循環しづらい密閉空間でガスコンロを使うのも避けましょう。酸素不足によって不完全燃焼が起こり、一酸化炭素中毒を引き起こす可能性があります。
キャンプシーンでガスコンロを使用する際は、必ず換気されている屋外で使用することが大切です。

 

■ガスコンロでキャンプ飯にチャレンジしよう

キャンプ場にガスコンロを用意すれば、安定した火力で料理を作れるようになります。火起こしするよりも簡単に着火できるのも、ガスコンロの魅力です。
家庭用のガスコンロを使えないわけではありませんが、火力が弱かったり風で消えたりすることが考えられるので、キャンプ用は家庭用とは別に用意することをおすすめします。
おいしいキャンプ飯を楽しみたい方は、キャンプ用のガスコンロを活用してみてはいかがでしょうか。

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