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outdoor2022.06.14

ウインドスクリーンで強風から火を守ろう! 選び方のポイントや注意点をご紹介

キャンプや登山といったアウトドアシーンでは、料理や焚き火など、さまざまなシーンで火を使います。しかし、風が強い日に料理を作ろうとしたものの、強風でバーナーの火が消えたり煽られたりして、なかなか調理ができなかったという経験をお持ちの方は多いかもしれません。そのような時に用意しておくと便利なのが、「ウインドスクリーン」と呼ばれるアウトドアアイテムです。
ここでは、ウインドスクリーンの概要や選び方のポイント、使用前に確認しておきたい注意点などをご紹介します。

 

【目次】

■ウインドスクリーンとは?

■ウインドスクリーンの選び方

・高さや幅は他のアイテムに合わせる

・コンパクトに持ち運べるものを選ぶ

・固定ピンが付いていると便利

・その他の機能性も確認しよう

■ウインドスクリーンを使う際の注意点

■ウインドスクリーンで風を防ごう

 

■ウインドスクリーンとは?

ウインドスクリーンとは?

 

ウインドスクリーンとは、バーナーやストーブなどの火が強風に煽られても消えないように守ってくれる、風防や風除けになるアイテムのことです。焚き火の風除けに使えるサイズの大きなものは、焚き火リフレクターとも呼ばれます。

初心者キャンパーだけでなく、経験を積んだ上級者の方でも、風が強い日に屋外で火起こしをするのは難しいでしょう。バーナーやカセットコンロなど、つまみで火力調整できるアイテムを使用する場合も、火が風で揺れてしまい、熱がしっかり通らなかったり調理に無駄な時間がかかったりするはずです。

しかし、ウインドスクリーンを活用して風対策を行えば、火が風に煽られて揺れたり消えたりする恐れを減らせます。サイズや形状によっては、火花が飛び散るのを防ぐ反射板のように使ったり、焚き火の際の灰受けにしたりすることも可能です。
アウトドアシーンで火を使うアクティビティを楽しむ際に、ウインドスクリーンは用意しておきたいアイテムのひとつといえるでしょう。

 

■ウインドスクリーンの選び方

ウインドスクリーンの選び方

 

ウインドスクリーンは、アウトドアメーカー各社がさまざまな商品を販売しています。サイズや形状、機能性などがそれぞれ異なるので、用途に適したものを選ぶことが大切です。では、ウインドスクリーンを選ぶ際はどのような点に注目すれば良いのでしょうか。
ウインドスクリーンの選び方のポイントをご紹介します。

 

・高さや幅は他のアイテムに合わせる

ウインドスクリーンの高さや幅が使用するバーナーやコンロに合っていないと、しっかりと風を防げない恐れがあります。バーナーやコンロ、焚き火台など、使用するアイテムに合わせて高さや幅を確認するのがポイントです。

火やクッカーを覆える高さのあるウインドスクリーンなら、火力をしっかりと維持しやすくなります。効率的に調理を行いたい方は、五徳にクッカーを乗せた状態でも全体を覆える高さを目安にすると良いでしょう。
できるだけコンパクトな商品を探している場合は、火元だけ隠せる低めのウインドスクリーンでも問題ありません。

また、高さだけでなく、使用するギアに合わせて幅を確認することも必要です。卓上コンロや大きめのクッカーを囲いたい場合は、幅が短いものだとコンロが外に出てしまい、風防の意味を成しません。コンロやバーナーを覆いたい場合は、3面囲える大きなサイズを選ぶか、長さを変更できる折りたたみ式を選ぶのがおすすめです。

 

・コンパクトに持ち運べるものを選ぶ

アウトドアシーンでは、荷物はできるだけ軽くコンパクトにまとめる必要があります。ウインドスクリーンも、コンパクトに持ち運べるものを選ぶとアウトドアシーンで活用しやすいはずです。

大きめのウインドスクリーンほど風を防ぐ効果は期待できますが、高さがあると持ち運びが不便になります。最低限必要なサイズを踏まえたうえで、持ち運びのしやすさを確認することが大切です。軽量でサイズが小さめのウインドスクリーンなら、ポケットなどに入れて持ち運べる場合もあります。

また、軽くするために薄く作られているウインドスクリーンは、耐久性に劣り長持ちしなかったり、使い方が限られたりします。頑丈な素材で作られているものを選ぶなど、耐久性にも考慮すると良いでしょう。

 

・固定ピンが付いていると便利

ウインドスクリーンが活躍するシーンは、火が消えたり揺らいだりするほど風が強い日です。立ちかたが不安定な商品だと、ウインドスクリーン自体が風の影響を受けて倒れるなど、役割を果たせないことも考えられます。

固定用のピンが付いていて地面に刺して使えるなど、しっかり自立させられるアイテムを選ぶのもおすすめです。特に、焚き火の際に使用できる大きなサイズの商品は、倒れてしまうと火事や怪我などにつながる恐れがあります。
固定ピンだけでなく、必要に応じてペグで補強して活用できるかどうかも確認しておくと安心です。

 

・その他の機能性も確認しよう

サイズや形状、固定できるかに加えて、それ以外の機能性も確認しておくと便利です。例えば、ウインドスクリーンの中にはパネルを取り外して長さ調節を行えるものがあります。複数の調理器具やコンロを使っているキャンパーの方は、長さ調節ができるタイプを選べば、何個もウインドスクリーンを用意する必要がありません。
厚みがあり頑丈な素材でできているウインドスクリーンなら、クッカーを載せて五徳代わりにすることも可能です。

また、ウインドスクリーンは蛇腹状に折りたためるものが一般的ですが、そのまま持ち運ぶとリュックの中で開いてしまうことも考えられます。薄いウインドスクリーンの場合、持ち運びの最中に折れたり曲がったりすることもあるでしょう。怪我やアイテムの破損につながる恐れがあるので、収納袋やハードケースが付属しているタイプを選ぶと便利です。

 

■ウインドスクリーンを使う際の注意点

風が強い日にあると便利なウインドスクリーンですが、使用の際は注意も必要です。
アウトドアで調理時に使う火元はコンロやバーナー、焚き火などいくつか種類がありますが、特にソロキャンプや登山シーンでは、ガス缶(OD缶)の上に五徳を取り付ける、シングルバーナータイプの火元を使う方が多いはずです。

コンパクトで便利な一方、ガス缶と火元との距離が近く、温度が上がりやすい状態でもあります。ガス缶の温度が上がると爆発する恐れがあるので、風防で全方位囲うのは避けてください。
ガス缶を覆ってしまうと、温度が高いものから低いものに電磁波で熱が伝わる「輻射熱」によってガス缶が過熱され、爆発や火事といった事故につながりかねません。

ガス缶やガスボンベは囲いの外に出しておく、四方を覆わずに熱の逃げ道を作るなど、安全に配慮したうえでの使用を心がけましょう。

 

■ウインドスクリーンで風を防ごう

ウインドスクリーンがあれば、風が強い日でも安定した火力でアウトドア料理を作ることができます。サイズが大きいものなら、焚き火用の風防としても活用可能です。幅を変えられるタイプを用意しておき、調理器具ごとに使い分けるのも良いでしょう。

ただし、ウインドスクリーンは便利な反面で、使い方を間違えると輻射熱による爆発や、風防が倒れて怪我をするなど、事故につながる恐れもあります。ガス缶の四方を囲わない、ピンやペグで固定しておくなど、安全に配慮して使用することが大切です。
必須アイテムではないものの、あるとアウトドアをさらに便利に楽しめるのがウインドスクリーンです。ご紹介した内容を参考に、ぜひ用意してみてはいかがでしょうか。

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