トレッキング初心者の方必見! 最初に用意したい3つの装備と始め方
老若男女を問わず、多くの人気を集めているトレッキング。興味はあるものの、何を用意すれば良いのかわからず、始めるのをためらっている方もいらっしゃるかもしれません。
トレッキングは、何を用意して、どのように始めれば良いのでしょうか。
ここでは、これからトレッキングをチャレンジしたい初心者の方向けに、トレッキングの始め方や最初に用意したい3つの装備についてご紹介します。
【目次】
■トレッキングの魅力とは?
トレッキングとは、山の中を歩いて景色を楽しむアクティビティの総称です。専用の道具を使って山を登るクライミングや、山頂を目指す登山とは異なり、必ずしも山頂を通るとは限りません。
難易度はコースによって大きく異なり、長距離を泊まりがけで歩くこともあれば、平たんで短いコースを歩くこともあります。
多くの人に親しまれているトレッキングの魅力は、主に以下の2点です。
【自然の景色を楽しめる】
山道を長時間歩くトレッキングでは、さまざまな景色を楽しむことができます。街中では見ることができない動物を見かけることもあるでしょう。
新緑や紅葉、雪化粧をまとった山など、季節ごとに異なる風景を見られる点は、トレッキングの醍醐味のひとつです。
【自然の中で体を動かせる】
景色を眺めながら、楽しく体を動かせる点もメリットです。豊かな自然に囲まれることで、心身ともにリラックスすることができます。
■【初心者向け】トレッキングの始め方
トレッキングを始めるには、しっかりとした事前準備が欠かせません。トレッキングにこれからチャレンジするという初心者の方は、以下のポイントを守ることをおすすめします。
・経験者と一緒にチャレンジしよう
初心者が一人きりで山道を歩くのは、道迷いや滑落、けがなどのリスクが高く危険です。身近にトレッキングや登山経験の豊富な方がいる時は、必ず同行してもらいましょう。
山に詳しい経験者と一緒なら、初心者におすすめのルートや必要な装備、山でのルール・マナーといった基礎を教えてもらえます。
身近に経験者がいない時は、プロのガイドが同伴するツアーに申し込んだり、サークルに参加したりするのもおすすめです。
山登りのプロにトレッキングに関する疑問点を聞くことができるので、初心者でも安心して参加できます。
・難易度の低い山から始めるのがおすすめ
トレッキングと一口にいっても、こう配が緩やかで歩きやすいコースや、岩場が多く足元が不安定なコース、数日にわたって長距離を移動するコースなど、レベルはさまざまです。
初心者がいきなり難易度の高いコースに挑戦すると、疲れてしまったり、歩ききれなかったりする可能性があります。最悪の場合は、道迷いや滑落といった事故に発展しかねません。
初心者のうちは標高差が小さく、歩行時間が短いコースを選ぶようにしましょう。
登る山・コースを決めたら、具体的な計画を立てることも重要です。どこでどれくらい休憩を取るか、何時までに下山するか、万が一途中で下山する場合はどうするかなどを決めておくことで、危険な目に遭うリスクを減らせます。
■トレッキング初心者が用意したい山の「三種の神器」
トレッキングやハイキング、登山といった山道を歩くアクティビティには、「三種の神器」と呼ばれる最低限必要な装備があります。トレッキング初心者の方は、最初に次の3つを用意することから始めましょう。
・トレッキングシューズ
トレッキングでは、整備されていない山道を歩くことがあります。普段使いしているスニーカーだと、けがをしたり、足を滑らせたりする恐れがあり危険です。
必ず、山道での使用を想定して作られたトレッキングシューズ(登山靴)を用意してください。
ただし、どれだけ高い機能を持つシューズだとしても、足にフィットしないと性能を発揮しきれません。自分の足の形やサイズに合ったものを選ぶことも大切です。
・バックパック
飲み物や食べ物(行動食)、防寒具、レインウェア、地図、救急キットなど、トレッキングではたくさんの荷物を持ち運ぶことになります。両手を空けながら、荷物をまとめて持ち運ぶことができるバックパック(リュック)も必需品です。
持ち運びたい荷物の量や行程にも左右されますが、宿泊することなく数時間で下山する一般的なトレッキングの場合は、容量30L程度のバックパックで問題ないことがほとんどです。
歩きにくさを感じたり、体を痛めたりする原因になるので、体にフィットするものを用意しましょう。
・レインウェア
山は平地に比べると天候が変わりやすく、急に雨が降り出すこともあります。雨にぬれたまま歩き続けると、低体温症に陥る恐れがあり危険です。
衣類や体がぬれるのを防ぐために、レインウェアも用意しておきましょう。
トレッキングシーンでは、上下別々に着ることができるセパレートタイプのレインウェアを用意しておくと便利です。雨が降った時はもちろん、風が強い時などに防寒具として着用することもできます。
■服装は「重ね着」が基本
標高が100m上がると、気温は0.6℃ほど下がるとされています。夏場だとしても、標高が高い場所は寒さを感じることもあるでしょう。
歩き続けるうちに汗をかいて、体が冷えてしまうことも考えられます。
季節を問わずに、トレッキングの際はアウターウェア・ミドルウェア・アンダーウェアの3層に分けて重ね着(レイヤリング)を行うのが基本です。
【アウターウェア(アウターレイヤー)】
ジャケットやウインドブレーカーなどが該当します。雨風に対応できるように、防水性や防風性を備えたものを用意しましょう。
【ミドルウェア(ミドルレイヤー)】
シャツやフリース、ダウンなどがミドルウェアに該当します。保温性や速乾性、通気性に優れたウェアを着用すると快適です。
【アンダーウェア(ベースレイヤー)】
直接肌に触れる肌着がアンダーウェアです。汗冷えを防ぐために、汗を素早く吸い取る吸水性と、すぐに乾く速乾性に優れたものを用意しましょう。
■アウトドア初心者の方はトレッキングからチャレンジしよう!
トレッキングは、難所の少ないトレッキングコースを調べて選択することで、初心者の方でも山登りの魅力を楽しめるアクティビティです。トレッキングポールやグローブなど、用意しておくと便利なアイテムはたくさんありますが、まずはトレッキングシューズ、バックパック、レインウェアの3点を優先して用意しましょう。
また、山歩きに慣れていない方が一人でトレッキングを行うのは危険です。最低限必要な装備やウェアをそろえたうえで、山の経験豊富な方と一緒にトレッキングにチャレンジしましょう。
RECOMMENDED POSTS
この記事を見た方におすすめの記事