サッカーのレフリーの役割とは? 揃えておきたい必要アイテムもご紹介
お子さんがサッカークラブなどに所属している場合、親の役割として、試合でレフリーを務めなくてはいけないケースもあるでしょう。ルールの把握はもちろんですが、レフリーを務める際にはいくつかのアイテムが必要です。
この記事では、サッカー初心者やレフリーを務めることになった方へ向けて、服装や必要なアイテムをご紹介します。意外と揃えておくアイテムが多いので、試合直前に慌てることがないようにしっかりと準備をしておきましょう。
【目次】
■レフリーの役割とは?
はじめに、サッカーのレフリー(審判員)とはどんな役割があるのかを見ていきましょう。
日本サッカー協会が認定する「サッカー公認審判員」の決まりでは、サッカーのレフリーは通常のゲームの場合、主審1人、副審2人で構成されます。
主審は、サッカー競技規則の元に競技がしっかりと行われているかの判断を任されるため、試合をコントロールできる権限を持ちます。
副審は、フィールドのタッチライン外側とゴールラインからハーフウェイラインにそれぞれ1人ずつ配置され、主審を補助しつつ、オフサイドやボールがフィールドから出たときの判断などを求められます。
レフリーは試合の流れをコントロールしてスムーズに進行させる大切な役目であり、レフリーの判定や判断は勝敗に直結するため、公平に判定することが重要です。
■サッカー審判(レフリー)の服装
レフリーをする場合には審判用の服装を用意しておく必要があります。審判服の選び方のポイントは大きく分けて値段、機能性、デザイン性の3つです。
レフリーを始めたばかりの人、試合の頻度が少ない場合は、手頃な価格のものから購入するとよいでしょう。
-ウェア
レフリーのウェアは、シャツ、パンツ、ソックスの3点セットになった審判服がおすすめです。
シャツの両腕にはフェアプレーワッペンとリスペクトワッペン、左胸には審判資格用のレフリーワッペンを着けるためにマジックテープが付いています。
また、ほとんどのメーカーのレフリーウェアの色は基本的には黒で統一されています。
日本の小中高校のサッカークラブでは、レフリーの色と被らないように選手のユニフォームは黒色以外と規定されています。そのため、仮に個性的なものがあったとしても黒のウェアを選んでおくと安心です。
さらに、サッカーのレフリーは選手と同様に試合中に多くの汗をかき体力を消耗するため、吸水力と速乾性を兼ね揃えたものがおすすめです。
-ピステジャケット
ピステジャケットとは、冬場に活躍する保温性のある防寒アイテムです。
頭からかぶるタイプで、裏起毛やメッシュタイプがあり、練習時に着ていてもかさばらないよう薄手に設計されています。シャツと同様、各種ワッペンをつける腕と胸にはマジックテープが付いています。
子どもが所属しているサッカーチームのカラーに合わせて選んだり、チームオリジナルのピステジャケットを作ってみたりするのもよいでしょう。
-シューズ
レフリー時のシューズは選手と同様にスパイクでもトレーニングシューズでもどちらでもOKです。ただし、グランドによってはスパイクが使えない場合もあるので注意しましょう。ウェアに合わせて黒色のシューズを履いている方が多いです。
レフリーも選手と同じくエリア内を走り回ります。サイズの合ったシューズを履かないと疲れやすくケガにつながるので、しっかり足のサイズを測り、自分に合ったシューズを使うことをおすすめします。
足囲は親指の付け根と小指の付け根の周囲の長さ、足長はかかとからいちばん長い足の指までの長さを測るのが正しい測り方です。
■サッカー審判(レフリー)の必要アイテム
続いて、サッカーのレフリーにはどんなアイテムが必要なのか見ていきましょう。
服装やシューズだけでなく、最低限のアイテムを揃える必要もありますので、ご紹介していきます。
-腕時計
レフリーは試合時間を計測して、規定の試合時間が経過したことを確認してから試合終了を宣言します。公式戦では、警告や退場を行った場合にその時間を記録しておく必要もあるため、腕時計は必須のアイテムです。
試合の時間の計測、アディショナルタイムの計測など、同時に計測しなければならないケースも多々あるため、ストップウォッチ機能やプリセットタイマー機能などを備える多機能な腕時計を選びましょう。専用のレフリーウォッチ(審判用時計)を付けるのが最適です。
また、試合時間終了時にアラームやバイブレーションが鳴る機能は最低限必要ですので、チェックしておくとよいでしょう。万が一、時計が壊れた時や計測ミスのリスクに備えて、2つ用意しておくと安心です。
-ワッペンホルダー
ワッペン単体の場合、縫い付けなければ審判服に取り付けられないため、マジックテープが付いているホルダーがあると便利です。
ワッペンホルダー・ワッペンケースは取り外しが可能な上、汚れや水からワッペンを守ることができるのがメリットです。ワッペンの裏に直接マジックテープを貼り付けるのも面倒ですので、ワッペンホルダーを利用するようにしましょう。
-カード
レフリーが試合中に選手に対して使用するカードは「警告」を意味するイエローカードと「退場」を意味するレッドカードの2種類が基本ですが、日本サッカー協会にはU-12を対象にフェアプレー精神を発揮した選手に与えるグリーンカードも存在します。
グリーンカードは、ケガをした選手を助ける、ファウルプレーの際の謝罪や握手などの行為に対して与えられるものです。
-スコアカード
試合中の出来事を記録するスコアカードの用意も必要です。
反則の種類、反則した選手の背番号や時間、選手交代、得点などさまざまな情報を記録するもので、レフリーがカードを出した後は、すぐにスコアカードを記録する必要があります。
試合終了後に審判報告書に清書するため、試合中にもれなく記載することが大切です。そのため、ペンも忘れずに準備しておくようにしましょう。
-ホイッスル
サッカーでは、ホイッスルで試合の開始や終了、反則が起きたことを合図するため、ホイッスルも持っておく必要があります。
試合中は選手の掛け声や観客の応援する声、会場周辺の音などで騒がしい環境です。そんな会場でも、全員にしっかり聞こえるホイッスルを選ぶことが大切です。音色が響き、音が太く、吹きやすいものを選びましょう。
-トス用コイン
サッカーの試合開始前には、ボールかエリアかを決める方法としてコイントスを行います。硬貨(コイン)を上に投げて、手に落ちたときの裏表で決めます。
コインに関しては特に規定はなく、基本的に表裏が分かれば好きなコインを使うことができます。
■まとめ
ここでご紹介したように、サッカーのレフリーを務める際には多くのアイテムが必要になります。きちんと事前に準備しておくようにしましょう。
また、レフリーは選手や観客から注目される存在でもあります。注目されていることを意識し、規則に沿った身だしなみを心がけ、試合がスムーズに進むように自信を持ってレフリーに臨みましょう。
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