フリーワード検索

football2024.07.03

ブレイク必至!!Jリーグで躍動する若手タレントを一挙紹介!!

前半戦首位の町田で、平河は持ち前の突破力を発揮

今シーズンのJリーグも、若手選手が台頭している。ここでは、昨シーズンまでにチームの中心となっている松木玖生のような選手ではなく、これまでJ1リーグで出場試合数が少ないなかでブレイクしてきた選手を紹介する。さらに、J2リーグで注目を集めるフレッシュなタレントもピックアップした(個人成績、年齢などのデータは6月23日現在)。


■首位ターンのJ1・町田で平河、藤尾が攻撃を牽引

GK 野澤大志ブランドン(J1・FC東京)

昨シーズン後半に定位置をつかみ、今シーズンは波多野豪と正GKを争っている。14節から6試合連続でスタメンを勝ち取っており、19節の湘南ベルマーレ戦では決定機を何度も阻止してチームの勝利に貢献した。193センチのサイズを誇る21歳は1月のアジアカップで日本代表に選出されており、将来を嘱望されるひとりだ。


DF 濃野公人(J1・鹿島アントラーズ)

鹿島の大卒ルーキーでは1993年以来となる開幕スタメンを飾り、不動の右サイドバックとして19節まで全試合に先発出場している。関西学院大学2年時まではサイドハーフだったこともあり、攻撃への関わりは積極的だ。ウイングのように高い位置を取り、相手ゴール前にたびたび侵入。19節終了時点で5ゴールをゲットしている。


DF 高井幸大(J1・川崎フロンターレ)

192センチのサイズが魅力のセンターバック。昨シーズンは14試合に出場し、今シーズンは開幕から試合に絡んでいる。今春開催のU―23世代の国際大会で出場機会をつかみ、急速な成長を遂げた。空中戦に強いだけでなくフィードも正確なプレースタイルは、日本代表クラスのCBを輩出してきたクラブの系譜を受け継ぐものだ。


DF 関根大輝(J1・柏レイソル)

拓殖大学から25年に柏入りする予定だったが、24年シーズンから前倒しで加入。リーグ開幕から右サイドバックで起用され、積極果敢なオーバーラップで高い評価を勝ち取っている。U-23日本代表入りも果たし、日々進化を遂げている。187センチとサイズに恵まれており、同じ柏から世界へ羽ばたいた酒井宏樹を彷彿とさせる。


MF 平河悠(J1・FC町田ゼルビア)

山梨学院大学在学時から特別指定選手として出場機会をつかみ、プロ1年目の昨シーズンはJ2で35試合6得点4アシストを記録。チームがJ1に昇格した今シーズンも定位置を確保し、前半戦を首位で折り返した町田でサイドアタックを担っている。U-23日本代表にも選ばれており、国際舞台での活躍も期待されるひとりだ。


MF 坂本一彩(J1・ガンバ大阪)

今シーズン好調なガンバ大阪でトップ下のポジションをつかみ、8節のサガン鳥栖戦、9節の浦和レッズ戦、10節の鹿島アントラーズ戦で3戦連発。4月のJ1リーグ月間ヤングプレーヤー賞を受賞。ペナルティエリア内で素早くフィニッシュへ持ち込み、思い切りの良さも光る。勝点を重ねるチームで、20歳は確かな存在感を放つ。


FW 藤尾翔太(J1・FC町田ゼルビア)

セレッソ大阪からJ2のクラブへ期限付き移籍し、22年に徳島ヴォルティスで10点、23年は町田で8点をあげた。町田に完全移籍した今シーズンは、19節終了時点でチームトップの7得点を記録している。J2で磨いてきた決定力はJ1でも発揮されており、サポートが少ない局面でも確実にボールを保持して攻撃の起点となる。


FW 福田翔生(J1・湘南ベルマーレ)

J3からキャリアをスタートさせ、昨シーズン途中にJ1の湘南入り。途中出場のみの10試合出場に終わったが、先発出場が増えた今シーズンは19節終了時点で6ゴールと結果を残している。23歳の俊敏なアタッカーはプレーに迷いがなく、細身ながらコンタクトプレーにも逞しい。自らのゴールで下位に沈むチームを浮上させる。


鹿島の大卒ルーキー・濃野は攻撃力豊かな右サイドバック


■タレント揃いの清水に17歳のドリブラーが登場!!

DF 新保海鈴(レノファ山口FC)

「しんぼ かいり」と読む。柏レイソルとセレッソ大阪の育成組織で育ち、21年に山口入り。その後は期限付き移籍を繰り返して出場機会を獲得し、今シーズンから山口に復帰。21節終了時点で7アシストを記録し、白星先行のチームに不可欠な存在となっている。21歳の若さと左利きは魅力的で、早期にステップアップする可能性も。


DF 田中隼人(J2・V・ファーレン長崎)

柏レイソルから期限付き移籍した20歳は、J1自動昇格圏に位置するチームで左センターバックに定着。6月22日までに消化した全20試合にフル出場しており、2・3月のJ2月間ヤングプレーヤー賞に。188センチの長身を生かしたハードなディフェンスに加え、利き足の左足から繰り出す長短のパスで、攻撃を組み立てていく。


MF 大西悠介(J2・いわきFC)

大卒1年目とは思えない存在感だ。3-1-4-2のシステムでアンカーを担い、自慢の走力をフル稼働して広範なエリアをカバー。タックル総数、インターセプト総数、デュエル勝利総数などのデータでリーグ上位に食い込み、センターラインを強固にしてきた。5月末のケガで全治2カ月程度と診断され、早期の復帰が待たれる。


MF 笠柳翼(J2・V・ファーレン長崎)

外国籍選手の得点能力がクローズアップされるチームで、4-3-3の左ウイングで常時出場している。ドリブルの切れ味が鋭く、1対1で相手を剥がすことができる。今シーズンの初得点は後方からのボールを右足ボレーで叩き込んだ高難度の一撃。その潜在能力からからすれば、1得点4アシストの数字をもっと伸ばせるはずだ。


MF 相良竜之介(J2・ベガルタ仙台)

サガン鳥栖から完全移籍となった今シーズンは、前半戦だけでいずれもキャリアハイの5得点3アシスト。4-4-2の左MFのポジションを定位置とし、高速ドリブルからのカットインシュートを得意とする。仙台は得点力が課題となっており、この21歳がゴールとアシストを伸ばすことで、チームのJ1昇格が現実味を帯びる。


MF 西原源樹(J2・清水エスパルス)

17歳の2種登録選手としてトップチームに選手登録された今シーズン、クラブのリーグ戦最年少出場記録、最年少得点記録を更新。左サイドからの突破を得意とし、内側へえぐり込むようなドリブルは三笘薫を想起させるところも。現時点では途中出場が多いものの、短い時間でもインパクトを残している。6月にプロ契約を結んだ。


FW 神代慶人(J2・ロアッソ熊本)

23年12月に16歳でプロ契約を結んだ逸材で、今年3月にJ2リーグ最年少となる得点を決めた。前半戦にあげた4得点のうち3点はPK。重圧のかかる場面でも力を発揮できるメンタリティも備える。右利きだが左足のキックも精度が高い。一学年上のFW道脇豊とともに、高校2年生の若武者が熊本の未来を明るく照らしている。


FW 南野遥海(J2・栃木SC)

ガンバ大阪から育成型期限付き移籍で栃木へ合流した20歳のFWは、下位に低迷するチームで5得点と奮闘している。清水エスパルスやベガルタ仙台などの上位チームからも得点を奪っており、年代別代表に選ばれてきたポテンシャルを発揮している。利き足の左足から放たれる一撃はパワフルかつ高精度。シュートレンジも広い。

BUY NOW

SEARCH フリーワード検索