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football2024.12.13

「最初の一歩で試合を支配する!」DS LIGHT X-FLY PRO 3(ディーエスライトエクスフライプロ3)─新素材とアウトソールで極限の進化を遂げたスパイクを徹底解剖!

アシックスジャパンは、サッカースパイク「DS LIGHT X-FLY PRO」シリーズの最新作「DS LIGHT X-FLY PRO 3(ディーエスライトエクスフライプロ3)」を12月12日(木)から全国のスポーツ用品店などで順次発売(アルペングループ店舗では12月12日(木)にAlpen TOKYO、Alpen NAGOYA、Alpen FUKUOKA、スポーツデポ フラッグシップストア テラスモール湘南店で発売。それ以外の店舗でのお取り扱いは年明け1月16日(木)となります)。その発売に先駆けて開催されたトライアルセッションに、アルペングループの社員が参加した。今回はそのセッションの模様を取材し、実際にDS LIGHT X-FLY PRO 3を履いてプレーした際に感じた特長や魅力について詳しく紹介する。


DS LIGHTシリーズは、1999年に誕生したアシックスを代表するサッカースパイクだ。国内の様々な年代のサッカープレーヤーの足形データを基にした独自のラスト(靴型)を採用し、抜群のフィット感と軽さを実現している。快適な履き心地と高いパフォーマンスを両立した一足として、多くのプレーヤーから支持を集め続けている。


■DS LIGHT X-FLY PRO 3の特徴

※一番手前がDS LIGHT X-FLY PRO 3


シリーズ最新作 DS LIGHT X-FLY PRO 3のコンセプトは「最初の一歩で相手を置き去りに」。圧倒的なスピードを追求したこのモデルは、エリートフットボールプレーヤーをターゲットに設計され、試合の中で勝敗を分ける決定的な一歩を支えるハイパフォーマンススパイクだ。


■主な特徴を紹介

1.アッパー素材にアシックス独自の新素材「SILKYWRAP」を全面採用

この革新素材は以下の特性により、プレーヤーのパフォーマンスを大幅に向上させる。


SILKYWRAPはカンガルー革の約2.3倍の柔らかさを持ち、繊細なボールタッチを可能にする。さらに、約50回の使用後でも形状の変化がほとんどなく、初期のフィット感を長期間維持。これにより、天然皮革でありがちな「伸びきって戻らない」という課題を克服し、常に最適なフィット感を提供する素材だ。

また柔軟性だけでなく、強度はカンガルー革の1.3倍、摩擦耐性は1.6倍を実現。この性能により、プロレベルの激しいプレーにも十分耐えられる高耐久素材となっている。


2.アウトソール「NEW PRO SOLE」の進化

スムーズな蹴り出しを実現する設計。つま先から2本目のスタッドをブレード形状に変更し、固定された角度が加速や切り返し時の安定性を向上させる。高校生からプロレベルまで幅広いプレーヤーに対応し、天然芝と人工芝のどちらでも優れたパフォーマンスを発揮するミックスモデルだ。


■市場ニーズを捉えた設計

天然芝と人工芝の両方に対応。全国大会や決勝戦といった高レベルな試合で使用される天然芝でも、人工芝でも高いパフォーマンスを発揮するミックスモデル。プレーヤーの多様なニーズに応える柔軟な設計が魅力だ。


■まとめ

DS LIGHT X-FLY PRO 3は、スピード、フィット感、耐久性を見事に融合させたハイパフォーマンススパイクだ。アッパー素材「SILKYWRAP」とアウトソール「NEW PRO SOLE」の革新的な技術が搭載され、エリートプレーヤーに新たな選択肢を提示している。

このスパイクは、日本人プレーヤーの足型に最適化された設計と、プレー中のダイナミックな動きに対応する優れた性能を持ち、試合で圧倒的なアドバンテージをもたらす一足。これから、より多くのプレーヤーに支持されることが期待されている。


■DS LIGHT X-FLY PRO 3の機能説明の後には、トレーニングセッション

ノエビアスタジアム神戸で行われたDS LIGHT X-FLY PRO 3の試し履き会は、晴天の中、多くの関係者が集まって盛り上がりを見せた。このイベントは、軽さとフィット感に定評のあるDS LIGHTシリーズの最新モデルを体感する絶好の機会となった。


■試し履きのスタート

セッションはDS LIGHT X-FLY PRO 3を試着することからスタート。アッパーの新素材SILKYWRAPが足全体を包み込むフィット感を実現し、「履いた瞬間から感覚が全然違う」と驚きの声が上がった。


■軽さとフィット感を活かしたドリブルテスト

ウォーミングアップの後、ピッチではドリブル練習を実施。軽量設計によるスピード感とSILKYWRAPの優れたフィット感が相まって、参加者たちは操作性の高さを実感していた。


「軽いだけじゃなく、足に吸い付くようなフィット感がある。この感覚なら正確なボールコントロールができそう。踏み込んだ瞬間の加速がスムーズで、足が全くブレない。スプリントでの推進力も抜群だ」と、多くの参加者がその性能に驚きを示した。

また、アッパー素材SILKYWRAPに対しても、「締めつけ感がないのに足全体をしっかり包み込む。この素材は新しいスタンダードになるだろう」と大きな期待を寄せていた。


■シュート練習でのパフォーマンス検証

次に行われたシュート練習では、DS LIGHT X-FLY PRO 3の特徴である内ねじれを許容し、外ねじれを抑制するソール設計が活躍。シュート時の体重移動を安定させ、正確で力強いシュートを可能にしていた。

特に注目されたのは、踏み込み時の安定感とシュートに込めた力を無駄なくボールに伝える「打感」。

参加者からは「踏み込んだときに全くブレず、蹴った瞬間に力がしっかりボールに伝わる感覚がある」や「シュートの精度が上がり、遠くまで飛ばせる」といった驚きの声が多く上がった。


■次世代スパイクの可能性

DS LIGHT X-FLY PRO 3は、軽量性とフィット感を極限まで追求したスパイクとして、多くの参加者を驚かせた。ピッチ上での動きやすさはもちろんのこと、アッパー素材SILKYWRAPによる快適性が、プレー全体の質を大きく向上させることを実感できた。

アシックスは2025年以降、このSILKYWRAPを新たなスタンダード素材として展開予定で、さらなる進化が期待される。この試し履き会を通じて、DS LIGHT X-FLY PRO 3がアスリートたちにとって新たな武器となる可能性を感じさせた。これからもアシックスの挑戦が注目を集めることは間違いない。

最後に、この日のセッションに参加したアルペングループの社員・向井風太が、DS LIGHT X-FLY PRO 3を実際に履いてプレーした印象や、おすすめのポイントについて語ってくれた。


向井風太インタビュー「個人的には中足部までしっかりフィットする構造が特に印象的でした」

――本日のスパイクの感想をお聞かせください。

履いた瞬間の感覚がとても良かったです。足全体がしっかりと包み込まれるようなフィット感があり、柔らかさと適度な密着感を同時に感じられました。特に印象的だったのは、アシックスならではの全体的なフィット感です。足を優しくホールドするような履き心地が心地良く、中でも中足部までしっかりフィットする構造が非常に気に入りました。快適さとサポート力のバランスが絶妙だと思います。


――ドリブル、パス、シュートなどの感触はいかがでしたか?

特に印象的だったのは、蹴り心地です。カンガルーレザーは薄すぎることがあり、フィーリングが物足りなく感じる場合もありますが、このスパイクは程よい厚みがあり、しっかりとした感触を得られました。そのため、シュート時にはパシッと力強く蹴れる心地よさを感じました。

また、トラップでは中足部の柔らかさが特に際立っていました。インサイドトラップやパスの際の感触が非常に良く、全体的に柔らかさとしっかりとしたホールド感が両立していて、操作性の高さが際立っていました


――店舗の接客では、どんなプレーヤーにおすすめしたいですか?

このスパイクの大きな特徴は、アウトソールの優れた蹴り出し性能です。短距離のダッシュやスピードを追求するプレーヤーに最適な設計で、現代サッカーで重要視される瞬発力をしっかりとサポートしてくれます。走りやスピードにこだわる方には、ぜひおすすめしたいポイントです。

アシックスのスパイクはこれまでもアウトソールへのこだわりが際立っており、「ディンプルソール」などがその象徴的な例です。特に、初めの一歩で芝をしっかりと捉える感覚が高く評価されてきました。今回のモデルではアッパー素材の進化により、アウトソールの性能がさらに引き立ち、従来以上のパフォーマンスを発揮しています。

アシックスがこのアウトソールの魅力を積極的にアピールすれば、このスパイクはより多くのプレーヤーにとって欠かせない一足として選ばれる可能性を感じます。


――隣に見える白いスパイクの特徴を教えてください。

この白いスパイクはサンプルタイプで、アッパーにはSILKYWRAPが採用されています。実際に履いてみると、これまでにない独特の柔らかさが際立ちました。カンガルーレザーのように自然に足に馴染む感覚がありながら、人工皮革にはない柔軟性と程よい厚みが融合し、快適な履き心地を実現しています。他社製品の人工皮革は薄くて硬い印象が強いものが多いですが、この素材は新しい履き心地を体感させてくれる、革新的な仕上がりです。


――こうしたSILKYWRAPのような新素材は今後の主流になるのでしょうか?

そうですね。カンガルーレザーの使用が減る中で、各メーカーがフィット感や耐久性を兼ね備えた人工皮革を開発しています。その中で、このSILKYWRAPは群を抜いて素晴らしい仕上がりになっています。新素材の進化系として、今後のスタンダードになる可能性は十分あると思います。


――あえて気になった点を挙げると?

気になったのはかかとのフィット感です。履き始めは、かかとが若干動くような感覚がありました。ただ、今回はグリップ力の高い滑らない靴下を使用したことで特に問題は感じませんでした。相性によっては滑るように感じることがあるかもしれませんが、その場合は靴下を工夫することで調整できると思います。違和感は履き始めだけで、使い続けるうちに馴染んで問題なく快適に使用できると感じました。


――今後のアシックススパイクに期待することをお聞かせください。

今後に期待する点として、アシックス DS LIGHTシリーズはこれまで中学生を中心に高い人気を集めてきましたが、今回のエリートモデルは高校生以上のプレーヤーにも支持を広げる可能性を十分に秘めています。このモデルが広く普及すれば、アシックスは他の競合ブランドに対してさらに強力な存在感を示し、市場シェアの拡大やブランド成長に大きく寄与することが期待されます。

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