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golf2020.08.14

【チーフ稗田のレッスン・俺にまかせろ!】Vol.4 いまどきドライバーはアッパーブローが飛ぶ!

ゴルフ5マガジンの大好評レッスンシリーズ。進化し続ける最新ギアに適したスイングを学ぶ第4回目は、アッパーブローなインパクトがテーマ。解説は前回に引き続きゴルフ5アカデミーのチーフプロ、稗田猛プロが担当する。

ドライバーの高初速・低スピン化が進むいま、その機能を最大限に引き出して飛ばすためには、インパクトでのヘッドの入射角が大きなカギを握る。

「いまどきのドライバーで効率よく飛ばすには、インパクトでのヘッドの入射角がプラス、つまりややアッパーになっていることが大事です。ゆるやかなアッパー軌道でインパクトできれば、高い打ち出し角を確保しながら低スピンの球が打てるので、大きなキャリーで飛ばすことができます」


いまどきドライバーにマッチするのは、ゆるやかなアッパー軌道のインパクト

ドライバーはアッパー軌道で打つ。この言葉を聞いたことがある人は多いことと思うが、実はこの言葉によってスイングを乱しているアマチュアも多いと稗田プロは言う。

「アッパーブローというのは、たしかにヘッドが上昇しながらインパクトを迎える状態ですが、それを自らのスイングで作ろうとしてしまうと、悪いアッパーブロー、いわゆる“あおり打ち”になってスライスしたり、フェースの下に当たって飛ばないということが起こりやすくなります」


スイングでアッパー軌道を作ろうとすると、ミスが出やすい“あおり打ち” になってしまう

では正しいアッパーブローとはどんな状態なのか。それは、必要以上にあおったり打ち込んだりせず、ニュートラルなスイングをしたうえで、スイングの最下点を過ぎたところでインパクトを迎える状態だという。

「普通にスイングしてボールのちょっと手前にスイング軌道の最下点があれば、ヘッドが最下点から上昇に切り替わった後でインパクトを迎えます。ドライバーはティアップしていますから、とくにスイング自体を左上がりのアッパーにしようとしなくても、これで最適な状態でインパクトできるんです。まずは、“アッパーの誤解”を解いて、この正しいイメージを覚えてください」


自然なアッパー軌道を覚えるには、ボールの手前にガムテープを貼り、そこがスイングの最下点になるように練習するといい

この感覚を身につけるには、ティアップしたボールの手前の地面にガムテープを貼っておき、そこがスイングの最下点になるようにスイングする練習が効果的だ。

「感覚的には、ガムテープを貼ったところにボールがあると思って普段どおりスイングしてください。その結果、ガムテープがスイングの最下点になれば、そのちょっと先にティアップされているボールに対して、何も考えなくてもヘッドは上昇しながら当たります。これがいちばん飛ぶインパクトなんです」


ガムテープの位置が最下点になれば何も考えなくても、いまどきドライバーに最適なアッパー軌道が完成する

練習場でも手軽にできるこのドリルで、“正しいアッパーブロー”を身につけよう。

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