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golf2021.01.13

クラブの動きを知ってナイスショットを目指せ!【チーフ稗田のレッスン・俺にまかせろ!】Vol.8

スイングの基本を見直すゴルフ5マガジンのレッスンシリーズ。第8回目となる今回は、スイング中のクラブの動きをおさらいしよう。教えてくれるのは引き続き、ゴルフ5アカデミーでチーフインストラクターを務める稗田猛プロ。



稗田猛プロ。ゴルフ5アカデミーのチーフインストラクター


前回、スイングの基本の1つとして体の動きについて学んだが、体の動きと対をなすもう1つの基本がクラブの動き。体だけ動かしてもクラブが正しく動かなければナイスショットはできない。

「クラブコントロールは、フェース面をどうコントロールするかがカギになります。基本はあくまでスイング軌道に対してフェースがスクエアな状態。それに対して個性としてフェースの開閉を大きく使う方法もありますが、まずはスクエアとはどんな状態なのかを知り、それを自分がどう感じるかを覚えていくことが大事だと思います」

クラブのコントロールで大事なのは、上半身と腕の連動だと稗田プロ。腕の動きと上半身の回転がバラバラになると軌道が乱れ、フェースの向きもコントロールできなくなる。

「球が曲がる人は、バックスイングの段階で腕が先に動いてしまって、上体と腕の連動が損なわれてしまっています。実際のスイングでは、トップなどでは惰性で腕が大きく動きますが、まずバックスイング前半のシャフトが地面と平行になるくらいまでは体主体で動き、フェースがスクエアな状態を保ちましょう」


バックスイングの序盤は、手は一切使わず体を回すだけ


バックスイングの前半は、アドレス時の腕と体の関係を保ったまま体だけを右に回していくことが大事。シャフトが地面と平行なときに、そのシャフトは飛球線と平行な位置が理想。このとき、スイングを後方から見ると、上体の前傾とリーディングエッジの傾きが平行なのがスクエアな状態だ。



軌道に対してフェースがスクェア(=前傾とリーディングエッジが平行)な状態を覚えよう


「バックスイングの最初の動きは、水が入ったペットボトルをヘッドの後ろに置き、それを真後ろに飛ばす練習をすると身に付きます。重いものを動かすためには体の動きが必要になるので手先だけの始動が防げますし、バックスイングを上げる方向のチェックにもなる。ペットボトルが回ってしまったりせず、スムーズに後ろに滑っていくようにバックスイングしましょう」



2Lのペットボトルに水を半分くらい入れ、ヘッドで押して始動しよう



【NG】ペットボトルを真後ろに押せなかったり、回転してしまうのは×


「ここから先は右ひじをたたみながらバックスイングしていきます。そしてダウンスイングでは体の回転でクラブを下ろします。ダウンスイングの初期から腕を使ってクラブを下ろそうとすると、上下のねん転差がほどけてしまうので、あくまで上体と腕を一体にして、体主導でダウンスイングしましょう」

この感覚を体感するには、左わきにタオルなどを挟んでスイングする練習が効果的だ。スイングの途中でタオルが落ちるのは、腕と体の動きがバラバラな証拠。フィニッシュまで達してから、背中側にタオルが落ちるのが正しい動きだ。



左わきに挟んだタオルが、フィニッシュで背中側に落ちればOK


「最初は窮屈に感じると思いますが、手打ち気味の人にとってはそのくらいでちょうどいいんです。普段腕を振りすぎていることを知り、“腕と体の一体感”を知ってください」

腕と体の一体感を身につけることと同時に、「クラブを振る」感覚も養わなければならないと稗田プロは話す。一見矛盾するような2つの動作・感覚を、うまくミックスして取り入れることこそが重要なのだ。

「ゴルフスイングはクラブを振って球を打つ動きですので、やはり“モノを速く振る”感覚も大事です。この感覚を養うには、左手でクラブのヘッド側を持って行う素振りが有効です。ヘッド側を持つとクラブを軽く感じられますので、これをできるだけ速くビュンと振って、スピード感を養うんです。ポイントはインパクトからフォローの左足前くらいでクラブが“ビュン”と風切り音を出すようにすること。風切り音を出すポイントに向けてクラブが加速するように振りましょう」



アイアンを逆さに持って左手でスイングし、モノを速く振る感覚を養おう



インパクト直後、左足前くらいでビュンと音が鳴るようにスイングするのがポイント


腕と体の一体感を持ってフェースの向きを管理する感覚と、クラブを加速させる感覚。この2つをしっかり身につけることで、飛んで曲がらないスイングが身につくはずだ。球を打つだけではなく、こういった練習こそが上達のカギなのだ。

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