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golf2023.02.08

大西魁斗プロがAlpen TOKYOでトークショー&イベントを開催。「アディダスゴルフのウェアはストレッチ感があって、快適にプレーできます!」

2022年のフジサンケイクラシックでツアー初優勝を挙げ、今シーズンは米下部ツアーのコーンフェリーツアーで戦う大西魁斗プロが、ウェア契約を結ぶ「アディダスゴルフ」のトークショー&イベントを「Alpen TOKYO」で行った。


――2022年シーズンはいかがでしたか。

大西プロ 本当に印象的なシーズンでした。正直、優勝すると思ってはいなかったので、早く優勝できてよかったです。


――9月のフジサンケイクラシックで、プレーオフを制して初優勝を飾りました。ガッツポーズが印象的でしたが、あの時どんな気持ちでしたか。

大西プロ 富士桜カントリー倶楽部の18番ホールはけっこう長くて、ティーショットは難しいので、とにかく「またティーショットを打ちたくないな」っていう気持ちがすごいあったのと、本当にあの(勝利を決める)パットを入れたかったです。ピンの位置も難しかったので、入った時は現実なのかなと思ったんですけど、本当に優勝できてよかったです。


――プレーオフの経験は今まであったんですか?

大西プロ プレーオフはジュニアの時からありましたし、全米ジュニアはマッチプレーで、18ホール終わって同点だとプレーオフがあるので、何回か経験してます。


――その経験もあって、プレーオフにも緊張することなく挑めたと。

大西プロ そうですね、自分の癖というか、緊張が高まるとアドレナリンが出すぎるとか、なりがちな自分っていうのをわかっていたので、それがうまく今回優勝に繋がったのかなと思います。

――3日目を終えてトップと3打差という位置でした。最終日のプレー前って、どんなお気持ちでしたか。

大西プロ 最終日のプレー前は3打差あって、自分が追いかけるほうですので、緊張というのはあんまりなくて。正直、失うものはなく、とにかく攻めていこうと思って。14、15番ぐらい終わってから意識するようになりました。


――10月に行われたPGAツアー、ZOZO CHAMPIONSHIPにも出場されました。ご自身初のPGAツアーはいかがでしたか。

大西プロ 雰囲気がけっこう違ったのと、練習場でもいろんな選手がいたので、本当に楽しい1週間でした。大学時代から試合でも一緒だったコリン・モリカワ選手とは、それ以来会ってなかったんですけど、ZOZO CHAMPIONSHIPでまた会えてよかったです。


――大西プロは9歳の頃に渡米されましたが、アメリカではどのような生活を送っていましたか?

大西プロ 大学時代は午前中が練習でしたので、だいたい5時半に起きて、6時に家を出て、ウォームアップせずに7時にスタートしてラウンド。チーム内の試合が毎回行われていて、11時に終わるとそこからすぐ大学に戻って、12時から授業です。月曜から金曜はそういう感じでした。


――アメリカの大学は文武両道、ゴルフもちゃんとやって、勉強もちゃんとできないと卒業できないっていうイメージがあるんですけど、やっぱりその通りなんですか。

大西プロ はい、思ったよりは正直、勉強は辛かったです。ゴルフ部の選手は朝が早いので、夜11時〜12時ぐらいまでは勉強して、皆さんたぶん平均睡眠時間は5時間から6時間ぐらいだと思います。


――ゴルフはメンタルスポーツとも言われますが、メンタルのトレーニングもされていらっしゃるんですか

大西プロ はい。大学からメンタルコーチがいて、今もずっと引き続きやってもらっているんですけど、本当にメンタルスポーツだと思います。


――どんなことを教えてもらうんですか。

大西プロ 18ホールやっている中でいろんなことが思い浮かぶんですけど、いいこともありますけど、ほとんどネガティブなこと。例えば、ティーショット構えた時に右がOBだったら右に行きたくないなとか、そういうのがほとんどですね。そういう時に、とにかく受け入れて、自分が何をすれば1番いい結果が出てくるのかっていうのを考えるメンタルルーティーンとか。最終的には受け入れなきゃいけないので、自分が日々やっていることを信じて、最終的に打つだけです。


――ネガティブな気持ちをポジティブに変えるってことですか。

大西プロ ポジティブというよりも、その時に自分がしなきゃいけないことが何かっていうことになります。例えば、スイングチェンジをしていたら、今日は結果をあまり気にせずに、そこだけはやる。そういう形でいつもやってます。


――他のプロゴルファーの方もメンタルトレーニングされてるんですか。

大西プロ 日本でしたら、たぶんそんなにまだメンタルコーチがいるわけではないんですけど、アメリカの強い大学チームに行くとだいたいいます。


――ツアーでの決まりごとってありますか。

大西プロ 決まりごとは、基本的に新品のボールを9個、バッグに入れてます。


――どうして9個なんですか。

大西プロ まず、朝パター練習する時に、新しいボールを3球、パターグリーンで使います。使っていると傷つくし、新鮮な気持ちで1番ティーに向かいたいので、試合で使う球と朝の練習で使う球を分けて、練習で使ったボールは試合では使わないです。

残り6球のうち、18ホールやる中で3球は使います。ちょっとなんか変えたい時にボールを替えたりするので。残りの3球は、その日にドライバーが曲がってしまったらボールが足りないっていうプレッシャーは欲しくないので、もう3球入ってます。9球あればさすがにいけます(笑)。


――プロゴルファーの方はスループレーですけど、ラウンド中は何を食べていますか?

大西プロ 基本はおにぎりです。3ホールぐらい行くと体力面も下がってくるので、できるだけ3ホールごとに何か入れたほうがいいって言われてます。バナナを食べるでもいいですし、お水を飲むでもいいのですが、結局食べられないので、せめて6ホールに1個は何か食べたられたらいいなと。


――ここで、アディダスゴルフのアパレルに対してのこだわりを伺いたいと思います。

大西プロ アパレルは、スイングする時にもすごく重要ですので、ちゃんとストレッチができたり、この季節は本当に暖かくないと18ホール快適にできないので、そういう面でこだわりがあります。基本的には、僕はストレッチ感だったり、生地がすごく好きですので、快適にプレーできています。


――アディダスゴルフというと、機能性に優れている+デザインって感じですよね。冬のゴルフでも耐えられますか。

大西プロ はい。僕は暖かいカリフォルニアで育って、卒業してから日本に来てすごく寒い時が何回かあったのですが、その時はほんとに、このズボンであったり、アディダスさんの機能性のおかげであったかくて、ゴルフしようっていう気持ちになります。


――ゴルフする時に着るのは2〜3枚ですか。

大西プロ そうですね。できるだけ少なく着て、それでいてあったかいものが重要になってくるので、その面でアディダスのアパレルは僕はすごく好きです。(今日履いている)このズボンは本当にあったかいので、練習行く時にも履いていけますし、シャツは本当に動きやすいので、とにかく好きですね。


――アディダスゴルフというと、コードカオスだったりZGだったり、シューズもすごく人気です。今日履かれているシューズは?

大西プロ これはコードカオスです。スパイクレスなのにグリップ力がすごくて。例えば練習場でちょっと打って、その後ゴルフ行くとかになった時に、芝でも本当に履きやすいので、僕は好きです。
僕はコードカオスも履きますけど、スパイクタイプのZGも履きます。カオスもZGもよさがまた違うので、場所(ゴルフ場の状況)によって、履き分けていただけると嬉しいです。


――今シーズンについてのお話を伺っていきます。大西プロは昨年11月、アメリカで行われたコーンフェリーツアーの予選会を12位で通過して、40位くらいまでの選手に与えられる来シーズンの出場権を獲得されました。4日間を振り返っていかがでしたか。

大西プロ すっごい大変でした。よくても悪くても4日間やらなきゃいけないっていうのがあって、いいスコアが当然いいじゃないですか。で、結果はよかったんですけど、もっと上位に行きたいと思っちゃうので……。


――もっと攻めたい気持ちもあるけれど、攻めすぎてミスをしてしまった時に、どんどん順位が落ちていく。

大西プロ はい、本当にそうだと思います。僕はいつも失うものはないと言ってゴルフをしてるほうですけど、QTで行って(攻めて)しまうと失うものはあるので(笑)。なので攻めたいんですけど、ここはセーフティーに行こうとして、でも結局セーフティーに行ってボキーとか打つので、だったらもう攻撃で行けばよかったんじゃないかなと思ったり。そこは本当に難しいところですよ。


――コーンフェリーツアーは間もなく開幕になりますが、どんなプレーをしていきたいですか。

大西プロ 昨年は1勝が目標で、それが達成できたので、今年はまずコーンフェリーツアーでPGAツアーカードをゲットしたいので、それに向けて頑張っていきたいと思います


――ここから、会場の皆様からの質問に大西選手が答えてくださいます。ショット前のルーティーンで1番大事にされてることは何でしょうか。

大西プロ まずは深呼吸がすごく大事です。例えば、その前のホールのグリーンから次のティーボックスまでけっこう距離があったりすると、そこで呼吸が乱れるので、まず深呼吸で心を一定にしてからルーティーンに入る。でも1番大事なのは、自分がその日に決めたスイングの調整でしたり、今日やろうって決めたことをやることだと思うので、18ホール終えて「今日やったことがよかったのかな、悪かったのかな」っていう分析ができるように、(スイングのポイントを)1つ2つ頭に入れてプレーするのが重要だと思います。


――キャディの方と、ツアー中にどういう話をされていますか。

大西プロ 今質問してくれた人は、フジサンケイで優勝した時のキャディさんなんですけれども(笑)。

僕はけっこうゴルフのことばっかり考えて静かになってしまうので、キャディさんが喋っていただけると、それがなくなるのでいいですね。休憩になるというか、次のショットの時に100パーセント集中できるのでありがたい。会話は、僕はほとんど聞いてるほうで、話していただいた内容に答えているぐらい。でも、それが優勝に繋がったのかなと思います。


――続いては、13歳で入ったIMG時代のレッスンについてです。特徴的な大西選手のスイングっていうのは、ジュニア時代のIMGで学んだスイングなのでしょうか。

大西プロ いや、この特徴的なスイングは生まれつきこんな感じです。ジュニアだと重いクラブを持つと頭が下がるっていうのはあるんですけど、僕だけ違うクラブに変えてもずっと頭が下がってたので、どちらかというと直らなかったっていう形なんですけど。

(IMGでは)基本的に、グリップでしたり、構えとか、本当に単純な、シンプルなことしかやりません。それができてこそいいスイングができるので、僕の練習の9割はハーフスイングです。最後の20分ぐらいでフルスイングをする形で、本当に基本を普段からずっとやってます。


――ジュニア時代のスイングが直らなかったってお話ですが、直そうと思ったんですか。

大西プロ スイング動画を見た時に、ちょっと直したいなっていうのは、幼い時はあったんですけど、でもボールが真っ直ぐ行ってるのでいいのかなと思いつつ、ここまで来てしまいました。


――最後に、今後の目標をズバリ教えていただけますか。

大西プロ 目標は世界一なんですけど、世界一になるためにはコーンフェリーツアーを早く卒業しなきゃいけないので。まず卒業して、PGAツアー1勝に向けて、日々頑張っていきたいと思います。


トークショーに続いて行われたのは、アディダスゴルフ商品15,000円(税込合計)以上購入者限定のジャンケン大会。最後まで勝ち残った1名に、アディダスゴルフのキャディバッグが大西プロからプレゼントされた。


今度は7階の試打エリアに会場を移し、こちらもジャンケンで勝った方4名による大西プロとのニアピン対決だ。挑戦者の1人は、大西プロが大好きだという11歳で、名前は同じカイトくん。「僕よりも全然綺麗です」(大西選手)というスイングで見事に大西選手よりピンに寄せ、賞品のトートバッグをゲットした。


ニアピン対決終了後は大西プロとの写真撮影会。以上をもってイベントは終了となった。


イベント終了後、今シーズンの主戦場となるコーンフェリーツアーについて大西プロにあらためて話を聞いた。


――どのくらい出られるんですか。

大西プロ 8試合は絶対出られるので、そこで少し頑張ったらたぶんもっと出られると思うので、最初にいいダッシュができれば。


――8試合のうちに1勝とか、思い描いていることはありますか。

大西プロ 思い描いてるのは、とにかく8試合以上出たいので、優勝というよりも、まず予選を通って少しずつポイントを貯めていければ。終盤のポイントが高くなってくるので、まずそこに出られるような順位をゲットしたいなと思います。


――ZOZO CHAMPIONSHIPでコリン・モリカワ選手らと話をして、米ツアーへの思いはどんどん強くなりましたか。

大西プロ そうですね。早く行きたいですけどね。行きたいですけど、まずそこに行くにはコーンフェリーに行かなきゃいないので。QTはけっこう大変だったので、(通過して)まず一安心しましたけど、これからです。


――QTのレベルはどうだったんですか?

大西プロ 自分が調子よかったっていうのもあると思うんですけど、その時はレベルは正直そんなに高くないなと思いました。でも、コーンフェリーのトップ選手がPGAツアーで最初は苦労しているので、そこ(の差)はけっこうあるのかなと思います。でも何回かPGAツアーでやるとどんどん慣れてくるので、早くその(PGAツアーで)慣れるところまで行きたいです。


――先ほどのイベントで目標が世界一とおっしゃっていましたが、そのためのステップというか、何歳ぐらいで世界ランク1位とか人生設計みたいなものはあるんですか。

大西プロ それはないです。ないですけど、スポーツ選手でやるからには1番上を狙いたいです。でもそうなるのには、今自分ができることを見失ったらいけないので、それを集中していきたいです。


――メジャーに対してはどんな思いがありますか。将来的に何勝したいとか、とくにこのメジャーを獲りたいとか。

大西プロ まず出場しなきゃいけないので、そっちよりも、まずはコーンフェリーで勝つことじゃないですか。昨年は日本ツアーで勝ったので、次はコーンフェリーで勝って、コーンフェリー勝ったらPGAツアー勝ちたいですし。徐々に、毎年少しずつ上手くなっていけば、いつかそこに行けると思ってるので、まずはちゃんと練習をしたり、トレーニングをして、ゴルフが上手くなったらいいなと思います。

日本からアメリカに戦う場所を移し、目標に掲げる「世界一」への階段を順調に歩みつつある大西魁斗プロ。世界のトッププロが信頼を寄せるアディダスゴルフも、目標の実現をサポートする。
 


◆大西魁斗プロフィール

5歳でゴルフを始め、9歳で渡米。全米ジュニアに2度、全米アマには3度出場し、南カリフォルニア大学時代には全米のトップ学生ゴルファーのみが選ばれるオールアメリカンに選出される。2021年にプロ転向し、22年にはフジサンケイクラシックでツアー初優勝。今シーズンはPGAツアーの下部ツアー、コーンフェリーツアーで戦う。
 


<Alpen TOKYOのホームページはこちら>

https://store.alpen-group.jp/alpentokyo/CSfTokyoTop.jsp


<アディダスの商品一覧はこちら>

https://store.alpen-group.jp/disp/CSfContentsPLP.jsp?baseCatTp=3&B=474

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