気持ちいいしなりで飛ばせるシャフトが魅力【グッと深掘りゴルフギアVol.119】リョーマ「マキシマⅢ」ドライバー編
ゴルフ5プレステージの腕利きフィッターたちがフィッティングの現場で気づいたギアの「深~い話」をお届けする連載【グッと深堀りゴルフギア】。
第119回目は、リョーマのドライバー「マキシマⅢ」を取り上げる。
ドライバーといえば、キャロウェイやテーラーメイド、ピンなどの大手“外ブラ”(海外ブランド)が幅を利かせている昨今だが、外ブラや大手にはない個性で人気を博しているメーカーもある。
たとえば「リョーマ」はその筆頭。リョーマといえば、かつて「D-1」などがトップアマを中心に大ヒットし注目を集めたメーカーだが、いまもアマチュア向けのツボを抑えた商品開発で根強い人気を誇っている。
そのリョーマが今年9月に発売したニュードライバー「マキシマⅢ」は、やはり外ブラにはないアマチュアに特化した個性が面白いと、ゴルフ5プレステージの腕利きフィッターたちは注目しているという。
プレステージ神戸店勤務のフィッター竹田敬介さんによれば、その個性はシャフトに強く現れているという。
『プレステージ神戸店勤務のフィッター竹田敬介さん』
「リョーマの『マキシマⅢ』は、ヘッドの飛距離性能自体も高いのですが、それと同じくらいオリジナルシャフトが魅力的なドライバーなんです。リョーマの『ビヨンドパワー』シリーズといえば、知る人ぞ知る飛ばせるシャフトで、試打してハマるお客さまが多いんですよ。やわらかく大きくしなるので、タイミングが合えば球もつかまるしヘッドスピードも上がる。ゆったり大きく振るタイプの方なら、ぜひ試してみてほしいクラブです」(竹田さん)
重量別に、スタンダードタイプの「ビヨンドパワーⅢ」、軽めの「ビヨンドパワーⅢライト」、重めの「ビヨンドパワーⅢプラス」と3モデルがあるが、いずれもユニフレックス。ヘッドスピードに応じてシンプルに選べる点もいい。
いずれも振ってみると「やわらかい」と感じるタイプだが、スムーズにしなり戻ってタイミングが取りやすく、スイングして「気持ちいい」シャフトだ。
『オリジナルの「ビヨンドパワーⅢ」シリーズはスムーズにしなって心地いい振り心地』
もちろんヘッドも高機能。
フルチタンのヘッドだが、独自の技術によって鍛造で作られている点がポイント。鍛造することによって強度を高めてボディを徹底的に肉薄化することに成功し、なんとクラウンで0.3mm、ソールで0.4mmという鋳造の約1/3という極薄ヘッドに仕上がっている。
これによって合計78gもの軽量化に成功。余剰重量を最適に配分し、超低重心ドライバーとなっている。
『余剰重量のうちヘッド後方下部には「アンチロールパワーブースター」として55gが配されている』
『クラウンはなんと0.3㎜という超肉薄』
「歩留まりなど、製品としてのコストパフォーマンスを考えれば、大量生産が前提となる大手メーカーではここまでの極薄化は不可能でしょう。そういった点を追求できる国内メーカーならではのドライバーだと思います。シャフトも含め、本当に面白いドライバーなので、ぜひ実際に打って試してみてほしいですね」(竹田さん)
『フェースはテニスのラケットに着想した「メタグリッドフェース」という技術で、タテ方向の強度を高くすることで低スピン化に寄与』
ヘッドはスタンダードモデルの「タイプD」のほか、スクエアフェースの「タイプV」、そして高反発の「スペシャルチューニング」の3モデルがラインアップされているので、これらを比較してみるのも面白いだろう。
『高反発モデルもラインアップされており、エンジョイゴルファーには魅力的』
ゴルフ5プレステージでは、試打クラブ、シャフトを豊富にそろえているので気になった方はぜひご来店のうえ実際に確かめてみてはいかがだろう。
<プレステージ店舗の詳細はこちら>
https://www.golf5-prestige.jp/
<プレステージ店舗のフィッティング予約はこちら>