HS40m/sでも「7X」が合うこともある!【グッと深掘りゴルフギアVol.147】重量級シャフト編

ゴルフ5プレステージの腕利きフィッターたちがフィッティングの現場で気づいたギアの「深~い話」をお届けする連載【グッと深堀りゴルフギア】。
第147回目に取り上げるのはウッド用の「重量級シャフト」だ。
ゴルフ5プレステージの腕利きフィッターたちが日々フィッティングを行い、お客さまの最適なスペックを探しているなかで常々感じるのは「先入観はフィッティングの大敵」ということだという。お客さまはもちろんフィッター自身が驚くようなスペックがハマることは、決してめずらしくないのだ。
とくにドライバー用シャフトの重さやフレックスはそれが顕著で、ゴルフ5プレステージ広尾店勤務の中村柊介さんも「先入観にとらわれずにいろいろと試してほしい」と話す。
『プレステージ広尾店の人気フィッター中村柊介さん』
「最近では、とくにパワーヒッターというわけではないお客さまに、重くて硬いシャフトをおすすめしていい結果につながったことが印象的ですね。ヘッドスピードが40m/s前後の方なのに、『7X』のかなりハードなスペックの結果が一番よかったんです。お客さまは『こんなプロみたいなシャフトで大丈夫なのか』と不安になられていましたが、実際にコースでも結果が出たようで、後日喜びの声を届けてくださいました」(中村さん)
『「7X」が合うのがプロのようなハードヒッターだけとは限らない』
70g、80g台のシャフトは、プロ並みのヘッドスピードの人専用という印象は強い。実際、一般論としては70g台の重量級やXなどの硬いシャフトを打ちこなすにはヘッドスピード45m/s以上は必要だが、場合によってはそこまでのパワーはなくても、この重さや硬さがメリットになるケースはあるのだ。
「たとえばアッパー軌道なのにインパクトで手元が前に出てフェースが開いてしまう傾向の人は、重めのシャフトを使うことで、その重さでクラブが“落ちて”くれて、ミスが軽減されるケースがあります。また振り遅れてプッシュアウトが多発する傾向の人は、硬めのシャフトを使うことでシャフトをあまりしならせずに強く叩くイメージが持てて、振り遅れにくくなる場合もあるんです」(中村さん)
『アッパー軌道だが手元が流れがちの人には「重め」が合いやすい』
『振り遅れがちの人が「硬め」で改善されるケースもある』
こういったケースは、フィッティングのセオリーからは外れるものの、プレステージの腕利きフィッターたちがスイングの問題点の原因を見極めて処方することで、有効になる場合があるのだ。
なかでもフジクラ「スピーダー NXバイオレット」やUSTマミヤの「リンク ブルーEX」などは7Xでも先端が動いてハードすぎず、重さや硬さのメリットを生かしつつ、オーバースペック気味にみえても扱えるやさしさがある。
一方で三菱ケミカル「ディアマナ WB」「ディアマナ BB」、フジクラ「24ベンタス ブルー」などは「7X」のイメージどおりのハードなシャフトで、パワーヒッターがしっかり叩いて飛ばせるシャフト。
『先端側が動いて意外にやさしく扱えるのが「スピーダー NXバイオレット」や「リンク ブルーEX」』
『「ディアマナWB」「ディアマナBB」「24ベンタスブルー」などはハードヒッター御用達』
もちろんヘッドとの組み合わせでも印象は変わるので、ピン「G440 MAX」やタイトリスト「GT2」などの比較的“やさしめ”のヘッドと組み合わせることで球の上がりやすさやつかまりをプラスしたり、テーラーメイド「Qi35 LS」のようなハード系ヘッドで印象を強化するというアレンジもできる。
『ヘッドのチョイスも重要。ぜひプレステージでフィッティングを受けて最適スペックを探そう』
一般アマチュアにとって「重・硬」は劇薬ではあるが、フィッティングを受けたうえでの選択なら結果がよくなるケースはある。
そういった観点からも、ぜひ先入観を捨ててゴルフ5プレステージでフィッティングを受けて、最適シャフトを探していただきたい。
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