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golf2025.01.22

コースで飛ばせる実戦的な進化を遂げた ピン「G440」アイアン&ハイブリッド

1月15日、ピンは2025年モデル「G440」シリーズを発表した。

前モデル「G430MAX 10K」ドライバーで上下・左右の慣性モーメント合計値が1万g/㎠に達し、方向安定性が概ね極限といえるレベルに達したこともあり、新しい「G440」ドライバーは飛距離に重点を置いた新機軸モデルだと注目を集めている。一方で、同時に発表された「G440」アイアンとハイブリッドもドライバーに劣らぬ大きな進化を遂げており、ぜひ注目したいクラブだ。

 
『ピンの2025年モデル「G440」アイアン』

「G440」は、アイアンも飛距離性能がアップしているのが大きなポイント。

これはキャビティ構造の「Gシリーズ」としては過去最薄で、高い反発性能をもったフェースの効果が大きい。フェース部の高さを低く抑えたシャロー設計とすることでフェースが薄くても十分な耐久性を持たせることができ、「G430」よりも約9%、1割近くフェースを肉薄化して高初速化に成功したという。

 
『前作よりもシャローフェースになったことで、フェースがより薄くなり高い反発性能と高弾道を実現する』

一方でフェースを薄くすることによる打感の悪化を抑える工夫をこらし、心地よいフィーリングも実現。これは、フェース全体は薄くしながらもセンター部には適度な厚みを残すことや、バックフェースの「PURFLEX」というバッジによる振動抑制などが大きな効果を発揮している。

「G440アイアン」は、ただ単に物理的な飛距離性能だけが進化したわけではない。スペックの細部に至る緻密なチューニングが施されたことで、実際にコースで実感できる実戦的な飛距離を発揮しやすくなっている。

 
『「PURFLEX」が心地よい打感と打音を生む』

具体的には、ショートアイアン以下の番手・ロフト設定を見直した点がその1つ。9番アイアン以上のロフトは「G430」と同じで、7番・29度。しかしW(PW相当)のロフトを41度から42度へと1度寝かせるとともに、以下「G430」では45、50、54、58度と4本でカバーしていたゾーンを47、52、56度の3本態勢に変更した。

これは、一般的なアマチュアのヘッドスピードでは、ロフトピッチが狭すぎると番手間の飛距離差が出にくい点や、SW相当のウェッジがロフト58度ではロフトが多すぎて扱いにくい点などを考慮した結果だ。

ウェッジを充実させてショートゲームを重視したい人は、「s159」などの単品ウェッジでカバーできる一方で、ウェッジまでアイアンセットでそろえたい人にとっては、ウェッジが1本減ることで上の番手の本数を増やせることにもつながり、選択の幅が広がる。

さらにロングアイアンの長さを長めにしたのも、細かなスペック変更点の1つ。「G430」では6、5、4番がそれぞれ37.63、38.25、38.88インチだったのに対して、「G440」は37.75、38.50、39.25インチ。これも、一般的なアマチュアのヘッドスピードではキャリーが不足しがちなロングアイアンゾーンで長さによって高さを出し、番手間の距離の差をしっかり生むための工夫だ。

 
『番手の役割ごとに細かな工夫が施され、やさしく飛ばせる設計となっている』

こういった変更に合わせて、重量フロー設計の軽量スチールシャフト「AWT 3.0 LITE」を追加している点も見逃せない。

飛距離性能の向上を、一般的なアマチュアがコースで実感できる細やかな工夫にこそ、「G440」の真価があるといえそうだ。

 
『やさしさと飛距離性能のパフォーマンスをアップさせ、デザインも洗練された』

「G440」は、ハイブリッドもアイアンに合わせた進化を遂げている。

アイアン同様、ヘッドをシャロー化することでフェースを肉薄化し、反発性能を向上。さらにクラウンのカーボン部分を拡大した「新カーボンフライ・ラップ・テクノロジー」と、ドライバーでも用いられたホーゼル内部に空間を作って軽量化する「新フリーホーゼルデザイン」を採用することで大幅な低重心化に成功。「G430」よりもさらに高弾道・高初速でやさしく飛ばせる設計となっている。

 
『飛距離性能が向上した『G440』ハイブリッド』

 
『ドライバー同様「新カーボンフライ・ラップ・テクノロジー」を採用。前作比で約8%の低重心化を実現』

 
『新しくなった「フリーホーゼルデザイン」も低重心化に寄与。ヒールヒット時のミスヒットにも強くなっている』

ロフト設定の変更も大きなポイントだ。#3、#4を「G430」よりも1度ずつロフト増し、それぞれ20、23度に変更。一般的なアマチュアにとってキャリーが出にくいローロフト番手で打ち出し角を得やすくすることで、180~200ヤード前後の領域でも番手間の距離の差が明確に生まれやすくしている。

一方で#2のロフトが据え置かれた(17度)のは、高ヘッドスピードのプレーヤーがティーショット等で使うケースを考慮してのこと。

また#5以下は、ロフトと低重心化の効果でパワーがなくても十分な打ち出し角を確保できることからロフト増は行われていないが、より高さがほしいプレーヤーのためには、軽量で高弾道が得やすい「G440HL」をラインアップすることでカバーしている。

このように、どのようなプレーヤーがどう使うかを番手ごとに緻密に考慮されている点は、非常にユーザーフレンドリーといえる。

 
『番手のラインアップが豊富』

「G440」シリーズのハイブリッドは、ドライバーと同じ2月6日発売で、アイアンは1か月後の3月6日発売。しかし試打クラブはすでにどちらもゴルフ5各店舗に入荷済み。

ドライバーやフェアウェイウッドだけでなくハイブリッドやアイアンまで総合的に試打すれば、コースでの高い勝手を考慮した「G440」の真価を体感できるはず。ぜひご来店のうえ、ご自身で確かめていただきたい。

※数値はPING調べ


<G440シリーズの詳細はこちら

https://store.alpen-group.jp/golf5/campaign/2025new_arrx3/?maker=ping

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