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baseball2025.01.22

福岡ソフトバンクホークス・今宮健太選手がAlpen FUKUOKAで語る――優勝秘話と未来への意気込み

昨年末Alpen FUKUOKAで行われた福岡ソフトバンクホークス・今宮健太選手のトークショーは、温かい拍手と笑顔が溢れる特別な時間となりました。リーグ優勝の舞台裏や、苦しい時期を乗り越えたエピソード、ファンへの感謝の言葉、そして野球少年たちへのアドバイスまで、プロ野球選手としての哲学と人柄が存分に伝わる内容に、会場のファンは終始感動しっぱなしでした。

さらに、トークショーに加えてアルペングループマガジンによる独占インタビューも実施。来シーズンへの意気込みや目標について語る今宮選手の姿を、余すことなくお届けします。


■熱い拍手で迎えられた今宮選手

イベントはMCの軽快なトークからスタート。「皆さん、大きな拍手でお迎えください!」という呼びかけと共に登場した今宮選手に、会場は大きな拍手と歓声で包まれました。


「平日にも関わらず、そして年末の忙しい時期に足を運んでいただき感謝しています」と挨拶した今宮選手。彼の気さくな笑顔に、会場は一気に和やかなムードに。


■Alpen FUKUOKAでの思い出

MCが「以前(2023年12月)は引退直後の松田選手とのトークショーも(Alpen FUKUOKAで)ありましたね」と振り返ると、今宮選手は「あの時以来、めちゃめちゃここに来るようになりました(笑)」と笑いを交えながらエピソードを披露しました。

さらに、子どもが野球を始めたことを明かし、「その用品を買いに来ることが増えました」と、父親としての顔ものぞかせました。野球用品にとどまらず、アウトドア用品やゴルフコーナーも訪れるとのことで、Alpen FUKUOKAの多彩な品揃えを絶賛。日常の中で頻繁に足を運んでいる様子が伝わり、観客も親しみを感じた様子でした。


■野球少年へのアドバイス

会場には多くの野球少年が駆けつけており、MCから「子どもの野球グッズ選びについてアドバイスはありますか?」という質問が飛ぶと、今宮選手はこう語りました。

「道具選びはとても大事です。例えばグローブなら形を整えたり柔らかくしたり、ちゃんと自分に合うものを見つけることが重要だと思います」。自身の子どもの道具選びにも細心の注意を払っていると話し、そのプロ意識に観客からは感嘆の声が上がりました。


■リーグ優勝を振り返る

MCからの「今年は4年ぶりのリーグ優勝を果たしましたが、どんな1年でしたか?」という問いに、今宮選手は「主力が抜ける中、『なんとか塁に出る』という役割を意識してやってきました。ある程度はできたかなと思いますが、まだまだ満足はしていません」と謙虚に振り返りました。

また、今年の優勝について「悔しい思いをしてきたからこそ、全員が一丸となって挑んだ特別な1年だった」と語り、その思いの深さが感じられるコメントに会場のファンも聞き入っていました。


■苦しさと喜びの裏側

今シーズンで最も苦しかった時期として挙げたのは「交流戦前」。「打率が2割ちょっとで、試合にもあまり出られず『やばいな』と思いましたが、その後盛り返せたのが良かったです」と当時の心境を明かしました。一方で「最も嬉しかったのはリーグ優勝。輪の中に入れて本当に嬉しかった」と笑顔で語る姿が印象的でした。


■今年の漢字は「咲」

イベント恒例の「今年の漢字」を発表するコーナーでは、「咲」を選んだ今宮選手。「2024年はやるべきことをしっかり意識して取り組めたので、少しは成果が実ったかなと思います。ただ、まだ咲いてはいないので、2025年はもう一花咲かせられるよう頑張りたい」と語り、シーズンへの意気込みを見せました。


■オフシーズンとアンダーアーマーの魅力

自主トレは例年通り宮崎で行う予定とのこと。「今年は野村勇選手も参加します」と明かし、2025年に向けた準備が着々と進んでいる様子でした。

アンダーアーマーのウェアについては「暖かければ何でもいい(笑)」と冗談を交えながらも、「保温性が高く、特に外で着るには最高」とお気に入りのポイントを紹介。「ぜひ皆さんも試してみてください!」と、来場者にアンダーアーマーの魅力をアピールしました。


■恒例のプレゼント大会で大盛り上がり

イベントの締めくくりに行われたのは、初の試みでビンゴ大会。MCの合図でスタートしたこの企画では、会場全体が熱気に包まれました。今宮選手が番号を引き、「○○番です!」と発表するたびに歓声やため息が飛び交い、会場の一体感が高まりました。


当選者にはスパイクやサイン入りグッズなど、豪華プレゼントが贈られました。当選したファンは、喜びいっぱいの表情で今宮選手との交流を楽しんでいました。

MCが「当選した皆さん、おめでとうございます。そして今宮選手もありがとうございました!」と締めると、ファンからの大きな拍手が会場を包みました。


■今宮選手からファンへの感謝メッセージ

イベントの最後には、今宮選手が感謝の気持ちを込めてファンへメッセージを送りました。

「今日はありがとうございました。もっと深い話ができたらと思っていましたが、ある程度は話せたかなと思います。また、こういう場でお話しできるように頑張りますので、引き続き応援よろしくお願いします!」

この言葉に、会場からは温かい拍手が送られ、笑顔の中でイベントは幕を閉じました。


■心をつなぐ時間

今回のトークショーは、ファンと今宮選手が直接つながり、その絆をさらに深める特別な時間となりました。優勝の喜びや苦しい時期の乗り越え方、そして未来への決意を共有することで、会場は感動に包まれました。

「2025年も結果を残し、またこの場で皆さんとお会いしたい」という今宮選手の力強い言葉は、会場にいた全ての人の心に響いたことでしょう。次のイベントで、今宮選手の笑顔と熱いトークに出会える日を楽しみに待ちましょう。

引き続き、アルペングループマガジンによる今宮選手の独占インタビューをお届けします。


■ソフトバンクホークス・今宮健太選手が語るトレーニングと挑戦の流儀

――今回のアンダーアーマー主催イベントでしたが、今宮選手が思うアンダーアーマーの魅力について教えてください。

アンダーアーマーの魅力ですか?ウェアもシューズも、やっぱり好きな人にはすごく合うと思います。


――その中でも、シューズについて『ここがいい』と思う点はありますか?

実は、以前、他社のスパイクを履いていたんですけど、そのときはふくらはぎが張ったりして、結構悩んでいました。でも、アンダーアーマーのスパイクを履くようになってからは、そういったトラブルがかなり少なくなったように思います。それがきっかけでアンダーアーマーを使うようになりました。僕たちも怪我は絶対に避けたいので、足に合わないものを使って怪我につながることは本当に避けたいことなんです。


――学生たちに向けて、シューズ選びについてアドバイスはありますか?

そうですね。学生さんは試してみるにはお金がかかってしまう部分もありますが、いろいろなものを試して、自分に合うものを見つけることが大切。自分に合ったものを見つけることで、怪我のリスクも減りますし、パフォーマンスも上がると思います。


――アルペングループマガジンは、部活生も多く読むサイトです。もし今宮選手が学生時代に戻れるとしたら、どんなトレーニングをして選手として向上していきたいと思いますか?

僕の部活時代と比べると今は本当に便利ですよね。YouTubeとかスマホで調べれば、いろんなトレーニング情報がすぐに出てきます。それを徹底的にやり込むかな。現代の便利な環境を活用し、効率的で効果的なトレーニングに取り組むと思います。例えば、スイングの軌道や動作を動画やアプリで分析し、客観的にフォームを見直すことで、より早く改善できたと感じます。


――16年目のシーズンを迎えるにあたり、来年に向けてどのように捉えていますか?

そうですね、もう本当に一年一年が勝負の年だと思っています。余裕なんて全然ないですし、若い選手がたくさんいる中で、負けないようにという気持ちで挑んでいます。


――余裕がないという点についてですが、以前も「レギュラーを取りに行く」という表現をされていました。2024年もやはり、自分の居場所が安泰ではないという思いがあったのでしょうか?

この感覚はここ2、3年ずっと続いています。シーズンが終わり、また2月のキャンプからはアピール合戦が始まる。そういう世界なので、常に結果を出し続けないといけないという危機感は常に持っています。


――こういった危機感を抱くようになったのは、いつ頃からでしょうか?

ずっと感じてはいましたが、より強く意識するようになったのは30歳を超えてからですね。怪我もしましたし、『もうダメだったらすぐ振り落とされるだろうな』と思うようになりました。この世界は入れ替わりが激しいですから。いい選手がいれば、当然そっちが使われる。それを理解した上で、『負けたら終わり』という覚悟でやっています。

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