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other2025.01.22

コーディネーショントレーニングとは? バスケ上達に欠かせない能力を鍛えよう!

バスケットボールは、俊敏性や当たりの強さ、反射神経といった身体能力に加えて、ボールを思い通りに扱うテクニック、ゴールとの距離感を把握して力を制御する空間認識力など、さまざまな能力が要求されるスポーツです。
バスケットボールに必要な能力を高めるために、筋トレやシュート練習などに加えて「コーディネーショントレーニング」を取り入れてみてはいかがでしょうか。
ここでは、バスケ上達に欠かせない能力を育てる、コーディネーショントレーニングの概要をご紹介します。

 

【目次】

■バスケが上達しない理由は?

■コーディネーショントレーニングとは?

■コーディネーションの7つの能力

■バスケットボール向けのコーディネーショントレーニング

・リアクションドリブル

・2ボールドリブル

・ミラードリブル

・テニスボールを使った練習

・ボール落とし

■コーディネーショントレーニングでさまざまな能力を鍛えよう

 

■バスケが上達しない理由は?

バスケが上達しない理由は?

 

バスケットボールがなかなか上達しないという方は、ボールを思い通りにコントロールできない、素早く動けない、体力がなくすぐに疲れてしまうといった点で悩んでいるのではないでしょうか。
このような悩みを抱えている方は、体力や技術、筋力だけではなく、体のバランス感覚も不足している可能性があります。

バスケットボールでは、足の速さや背の高さは大きなアドバンテージになります。とはいえ、足が速いだけで、ドリブルの技術が不足していると、ボールを前に運ぶことはできません。
背が大きい選手も、ポジショニングが悪ければ十分に活躍できないでしょう。

バスケットボールのパフォーマンスを高めるには、基礎となるテクニックや体の使い方を身につける必要があります。体の使い方を身につけ、バスケのパフォーマンスを高めるために有効な手段のひとつが、コーディネーショントレーニングです。

 

■コーディネーショントレーニングとは?

コーディネーショントレーニングとは、体の各部位を連携させる協調性やバランス感覚を養うトレーニング方法のことです。頭で考えながら体を動かすトレーニングだと考えると、わかりやすいのではないでしょうか。
体の基本的な能力を高めることで、パフォーマンス向上やけが予防といった効果が期待できます。

スポーツが上手な人に対して「運動神経が良い」などということがありますが、筋力や持久力といった身体能力が高いだけでは、運動神経が良いとはいえません。
周囲の状況を把握して正確な判断を下したり、体を思い通りに動かしたりできる能力も、運動神経の良しあしには大きく関わります。
コーディネーショントレーニングは、それらの能力を鍛えるものです。

コーディネーション能力は、子どもの頃に最も成長するとされています。長くバスケを楽しみたい方は、早いうちからコーディネーション能力を向上させることが、バスケットボールで高いパフォーマンスを発揮するコツです。

 

■コーディネーションの7つの能力

具体的に、コーディネーション能力とはどのようなものなのでしょうか。一般的には、コーディネーション能力は次の7つに分けられます。

・反応力:合図などに素早く反応する能力
・リズム力:リズムよく動いたり、タイミングをつかんだりする能力
・バランス力:体のバランスを保つ能力
・変換力:状況の変化に応じて動きを切り替える能力
・連結能力:体全体をスムーズに動かす能力
・定位能力:障害物など、自分以外のものと自分の位置関係を把握する能力
・識別力:道具を上手に操る能力

バスケットボールは、パスやシュート、ドリブル、ディフェンスなど、さまざまな動きを組み合わせます。相手ディフェンスの位置を把握してパスを出す方向を調整する、ドリブルに緩急をつけて相手を翻弄するなど、状況に応じてプレーを選択することもあるでしょう。

コーディネーショントレーニングを行い、反応力や変換力といったコーディネーション能力を高めれば、体を思い通りに動かしやすくなり、結果としてバスケットボールのパフォーマンス向上につながります。

 

■バスケットボール向けのコーディネーショントレーニング

バスケットボール向けのコーディネーショントレーニング

 

では、具体的にコーディネーション能力はどのようなトレーニングで鍛えられるのでしょうか。バスケ選手向けのコーディネーショントレーニングの例をご紹介するので、ウォーミングアップなどの参考にしてみてください。

 

・リアクションドリブル

バスケットボールの試合では、相手の動きを予測してすぐに正確な判断を下す判断力が欠かせません。ディフェンスが手を上げたらドリブル、下げたらシュートなど、相手の動きに反応してプレーに移るリアクションドリブルを行うのがおすすめです。

リアクションドリブル以外には、後だしじゃんけんを行うのも良いでしょう。相手の手の形を見てすぐに勝てる手を出し続けることで、反応速度や判断力を鍛えられます。

 

・2ボールドリブル

2つボールを使って左右の手で同時にドリブルを行う「2ボールドリブル」も有効です。左右の手のハンドリング力(ボールを操る力)をバランスよく鍛えることに加えて、ドリブルのコントロール力、リズム力、視野の広さなどのトレーニングにもつながります。
左右でドリブルに強弱をつけたり、他の人の真似をしたりすれば、リズム力や変換力を鍛えることも可能です。

 

・ミラードリブル

ミラードリブルは、2人一組で向かい合い、対面の人のドリブルを真似する練習です。相手のドリブルを真似することで、さまざまなドリブルの動きを学ぶことができます。
別の人の動きという情報をプラスすることで難易度を上げられる点も、ミラードリブルのメリットです。

 

・テニスボールを使った練習

テニスボールや野球の軟式球など、バスケットボール以外のボールを使ってドリブルを行うのもおすすめです。バスケットボールよりも小さく軽いため、手指の細かい動きや使い方を練習できます。

バスケットボールとテニスボールを使ってお互いにパスを出し続ける、片手でドリブルしながらもう片方の手でテニスボールを浮かせてキャッチするなど、練習方法にはバリエーションがあります。
飽きないように、複数の練習方法をローテーションしてみてはいかがでしょうか。

 

・ボール落とし

他の人に上からボールを落としてもらい、ペアの手からボールが離れる瞬間にキャッチする練習も、おすすめのコーディネーショントレーニングのひとつです。思いがけない動きに対する反応速度を鍛えられます。
また、ゲーム中の状況変化に対応する能力や、集中力を鍛えることも可能です。

 

■コーディネーショントレーニングでさまざまな能力を鍛えよう

バスケットボールが上手になるためには、判断力や瞬発力といった能力が欠かせません。身体能力や基本的なボールの扱い方はもちろん必要ですが、それだけではいつか壁に突き当たってしまうでしょう。

バスケがなかなか上手にならないと悩んでいる方は、筋トレや基本的な技術の練習に加えて、コーディネーショントレーニングを取り入れるのがおすすめです。
コーディネーショントレーニングを行うことで、相手の動きに素早く反応する、パスを出すタイミングを瞬時に判断するといった能力を鍛えられます。
バスケットボール上達のために、ウォーミングアップなどのタイミングでコーディネーショントレーニングを行ってみてはいかがでしょうか。

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