番手構成を拡大した名器の系譜に連なるチタンヘッドFW 【グッと深掘りゴルフギアVol.130】テーラーメイド「Qi35ツアー」フェアウェイウッド編
ゴルフ5プレステージの腕利きフィッターたちがフィッティングの現場で気づいたギアの「深~い話」をお届けする連載【グッと深堀りゴルフギア】。
第130回目に取り上げるのは、テーラーメイド「Qi35ツアー」のフェアウェイウッド(以下FW)だ。
年明け以降、ゴルフクラブの話題の中心にいるのはもっぱらテーラーメイド、キャロウェイ、ピンの新製品。とくにドライバーは、各モデルがどんな特徴を持っているのか、どれが飛ぶのかゴルフメディアで目にしない日はない。
しかし各社各モデルとも、発売されるのはドライバーだけではない。FWやUT類もシリーズとして同時発表されており、それぞれ見逃せない進化を遂げている。
そんななか、ゴルフ5プレステージの腕利きフィッターたちがひときわ注目しているのが、テーラーメイド「Qi35」シリーズのFW、とくにアスリート向けモデル「Qi35ツアー」のFWだという。プレステージ広尾店勤務のフィッター中村柊介さんに話を聞いた。
『プレステージ広尾店勤務の中村柊介フィッター』
「テーラーメイドのFW、とくに最上級モデルに位置するシリーズは、このところずっと評判のいいクラブばかりでした。古くは『SIM』から先代の『Qi10ツアー』までこのカテゴリーのFWはチタンヘッドを採用していて、飛んで上がって使いやすいと、プロ、アマ問わず幅広く支持されてきました。『Qi35ツアー』もその系譜に連なる名器と呼ばれるモデルになりそうです」(中村さん)
FWは一般的にステンレス系の素材でヘッドが作られることが多いが、一部ハイエンドモデルはドライバー同様チタンを使うことで高い反発性能や余剰重量を獲得し、ステンレスヘッドでは不可能な「飛んで上がる」高性能を獲得している。
とくにテーラーメイドでは「Qi10ツアー」で超大型スライディングウェイトによって重心深度を大きく変えられるというFWの常識を覆す画期的な設計を導入。「Qi35ツアー」もその設計思想を受け継ぎ40g(3W)もの「フリッパーウェイト」を搭載している。
『テーラーメイド「Qi35ツアー」。チタンヘッドを採用した高機能FW』
『40gものウェイトが前後にスライドする機構を備えており、重心深度を変えて球の上がりやすさを調整できる』
「チタンヘッドらしい弾きのいいフェースや球の上がりやすさがあって、『ツアー』と銘打っていますが、ロフトやシャフトさえ間違わなければ普通のアマチュアにもやさしく使えるモデルなんです。パワーのない方なら5Wをチューニングして『3Wより飛ぶ5W』が出来上がるケースも多いですし、ネックのカチャカチャやウェイトポジションまで考慮すれば、使い方の幅はかなり広いモデルです。名前で敬遠する方もいるんですが、当店でフィッティングして実際に打っていただければ、みなさん驚かれると思います」(中村さん)
『上級者好みの顔だが飛んで上がるのでスペックさえ適正に選べば普通のアマチュアにも扱える』
『チタンのツイストフェースを搭載している』
『もちろんカチャカチャ機能も搭載しており、ロフトやライ角の調整も可能』
ちなみに「Qi35ツアー」には、これまでのモデルから大きく進化した点があるという。それはラインアップに新たに7Wが追加された点だ。
プレステージでは近年ショートウッドに最注目し、7Wや9Wの利便性、アマチュアへの有用性をアピールしてきたが、その流れにマッチする番手増といえる。
とくにチタンヘッドの7Wは市場に極めてめずらしく、プレステージとしてはショートウッドの可能性を広げる起爆剤になるかもしれないと期待が大きいという。
ドライバーばかりに目が行きがちな新商品商戦だが、このFWはチェックしておくべきだろう。
ゴルフ5プレステージはすでに試打クラブを投入済み。気になった方はぜひゴルフ5プレステージに足を運んでいただき、実際にチェックしていただきたい。
<Qi35シリーズ詳細はこちら>
https://store.alpen-group.jp/golf5/campaign/2025new_arrx3/?maker=taylormade
<プレステージ店舗の詳細はこちら>
https://www.golf5-prestige.jp/
<プレステージ店舗のフィッティング予約はこちら>
https://www.golf5-prestige.jp/custom_fitting/