LUKAとともに、バスケがもっと好きになる日――陸川章コーチ&ともやんが贈る、“90分のご褒美”クリニック【後編】

中編では東海大学男子バスケットボール部アソシエイトコーチ・陸川章氏の特別インタビューをお届けしたが、後編では同じくイベント終了後に行われたともやんの特別インタビューをお届けします。
> 中編はこちら
■ともやんインタビュー『バッシュ選びと若い世代への想い』
――本日のクリニックに参加されて、率直なご感想をお聞かせください。
陸川コーチのような方から直接指導を受けられる機会って、本当に貴重ですよね。
90分という限られた時間でしたが、めちゃくちゃ頭を使いました。
特に印象に残ったのは、「バスケを“頭で理解する”」という感覚です。この年齢になっても、「まだ自分はうまくなれる」と思わせてもらえた――そんな貴重な体験になりました。
――特に印象に残ったトレーニングや言葉はありましたか?
ひとつには絞れないんですが、やっぱり全体を通して一貫していた“考えるバスケ”という姿勢ですね。オフェンスの局面で、ディフェンスの位置を見ながら「パスかシュートか」を判断する。その判断力を鍛える練習が多くて、「ただ動く」だけではなく、「見て、考えて、選ぶ」ことの大切さを改めて実感しました。
特に印象的だったのは、陸川コーチが言っていた言葉です。
「バスケはボールを目で追うんじゃない。ディフェンスの位置を見ろ。ディフェンスの動きが、次に何をすべきかを教えてくれる。」
この言葉には、本当に“ハッとさせられた”感覚がありました。深くて、腑に落ちるクリニックでしたね。
――ともやんさんもクリニックを開催されていますが、指導する際に大切にしていることは?
僕はどちらかというとオフェンスが大好きなので、教える内容も自然とオフェンス中心になります。でも、それ以上に大事にしているのが「考える力を育てること」です。
たとえば、ドリブルの練習一つとっても、“ただ前に進む”のではなく、周囲を見ながら状況を判断する―そういった視点を大切にしています。
「下を向かずにドリブルをする」「周りを見てプレーする」。そんな基礎的なスキルを、“考えるプレー”の中で身につけてもらえるように意識しています。
――LUKAシリーズに対する印象、今日履いた『LUKA 4』の履き心地はいかがでしたか?
学生時代はずっと「コービー」を履いていたんですが、LUKAシリーズに変えてからは履き心地の良さに驚かされました。特に足首のホールド感がしっかりしていて、スピードプレーの多い僕にとっても安心して動けるシューズですね。足首をひねる心配もかなり減りました。
加えて、やっぱり軽い。『LUKA 2』もお気に入りでしたけど、今回の『LUKA 4』はクッション性が特に優れていると感じました。イベント前にジャンプ系の動作も試してみたんですが、跳びやすくて足への負担も少ない。自分の足にすごくフィットしているなって、今回も実感しました。
――バッシュ選びで大事にしているポイントは?
「動きやすさ」と「怪我をしないこと」、この2つをしっかり両立できることが一番大事です。軽量化されたシューズって動きやすくて魅力的なんですけど、サポート力が弱くなってしまうと、逆に怪我のリスクが高くなることもあります。僕としては、機能性と安全性のバランスが取れたバッシュがベストだと思っています。
――今後のLUKAシリーズに期待することがあれば教えてください。
ルカ・ドンチッチ選手って、試合中あまり“ダンク”を見せないタイプじゃないですか。
だからこそ、ジャンプをサポートできるようなクッション性の高いバッシュが登場したら面白いなって思います。
「このバッシュならダンクできる!」って彼が思えるような一足、ちょっと見てみたいですね(笑)。
――最後になりますが、バスケットボールを通じて、今伝えていきたいこととは?
僕自身、今はプロ選手としてプレーしているわけではないし、プロを目指している大学生でもありません。だからこそ、今の僕の役割は、夢に向かって頑張っている若い世代―今日のクリニックに来てくれた子たちや、将来プロを目指している選手たちをサポートすることだと思っています。
彼らが一歩でも夢に近づけるように、きっかけを与えたり、背中をそっと押したり。
そして、もし僕自身が少しでも影響力を持てるようになったときには、そんな選手たちに光を当てられる存在になりたいと思っています。
「ともやんを見て、バスケって楽しそうだな」「やってみたいな」って思ってくれる人が1人でも増えたら、それだけで十分幸せです。これからも微力ながら、バスケ界にしっかり貢献していきたいと思っています。