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outdoor2020.10.26

キャンプの寒さ対策はどうする? 対策方法とおすすめのアイテムをご紹介

夏が過ぎ暑さが和らぎ始める秋は、キャンプをはじめとしたアウトドアに適した季節です。しかし、朝晩は冷え込むことも増えるため、快適に楽しむためには防寒対策が必要になります。キャンプで行える防寒対策には、具体的にどのようなものがあるのでしょうか。
ここでは、寒い時期のキャンプで行いたい防寒対策や、寒さ対策として用意しておきたいおすすめのアイテムをご紹介します。

 

【目次】

■寒い時期のキャンプの寒さ対策

・標高の低いキャンプ場を選ぶ

・電源付きのサイトを選ぶ

・テントはスカート付きがおすすめ

・シートやマットを活用する

・服装は重ね着が基本

・焚き火で暖を取る

・カイロや湯たんぽを使うのもおすすめ

■キャンプ地の寒さ対策で用意したいアイテム

・マット

・シュラフ(寝袋)

・コット

・ブランケット

・焚き火台やストーブ

■寒い時期のキャンプは万全の対策を行おう

 

■寒い時期のキャンプの寒さ対策

寒い時期のキャンプの寒さ対策

 

秋や冬、春先など、寒い時期にキャンプを行うなら寒さ対策が必要です。寒さ対策として有効な方法をいくつかご紹介します。

 

・標高の低いキャンプ場を選ぶ

寒さ対策として最も手軽なのが、標高でキャンプ場を選ぶことです。標高が100m高くなるごとに気温は0.6℃ほど下がるといわれており、キャンプ場の標高が高いほど寒くなりやすいです。
キャンプ場の場所によって、気温に大きく差が出るので注意しましょう。

 

・電源付きのサイトを選ぶ

電気が使える電源付きのサイトがあるキャンプ場を選べば、電気ストーブやホットカーペット、電気毛布などの電化製品を活用して寒さをしのげます。
また、キャンプ場に炊事場がある場合は、お湯が出るかどうかも確認しておくと良いでしょう。ケトルなどを活用してお湯を沸かすことはできますが、お湯が出る場所を選んだ方が手間はかかりません。

特にキャンプ初心者で装備が整っていない場合は、寒くても快適に過ごせる設備がキャンプ場にあるかどうかを確認しておくのも重要なポイントです。

 

・テントはスカート付きがおすすめ

寒い時期に使うテントやシェルターは、地面とテントの間に隙間を作らないスカート付きタイプがおすすめです。風や冷気がテントの中に入りづらくなり、寒さをしのげます。スカート付きのテントは気密性が高く結露が起こりやすいため、使う際は適度に入り口をあけて換気を行いましょう。

また、防寒性能が高いコットンやポリコットンが使われているテントを使うのも、寒さ対策として有効です。コットンやポリコットンは通気性にも優れているため、寒さだけでなく結露対策にもなります。

 

・シートやマットを活用する

地面からの冷気を遮断するだけでも、寒さを感じづらくなります。グランドシートを敷いたりインナーマットを何枚か重ねたり、特に寒さが気になる場合はカーペットを活用するのも良いでしょう。
床を何層にも重ねることでより冷えを防げるので、シートやマットは組み合わせて使うことをおすすめします。

 

・服装は重ね着が基本

キャンプの服装は重ね着が基本です。時期やキャンプ場によっては一日の寒暖差が激しく、日中は暑く夜は寒いといったことも考えられますが、重ね着をしておけば、服を適宜着たり脱いだりして調整できます。

寒さが厳しい場合はインナーを多く着こむ、ウィンドブレーカーのような風を通さないジャケットを羽織るなど、臨機応変に気温の変化に対応できるように準備をしておきましょう。

 

・焚き火で暖を取る

寒さが厳しい冬の時期だと厳しいかもしれませんが、秋口は焚き火だけでも暖まることができます。焚き火で起こした火を使って、暖かい料理や飲み物を楽しむのもおすすめです。

焚き火を行う際に、化学繊維でできた服は火の粉で穴があいてしまう恐れもあるため、耐火性能を持った服装やブランケットがあると便利です。

 

・カイロや湯たんぽを使うのもおすすめ

寒さ対策として、カイロや湯たんぽのような、手軽に使えて荷物になりづらいアイテムを用意するのも良いでしょう。どちらも電源がないサイトでも使え、寝る前に寝具に入れて暖めておくこともできるため便利です。

湯たんぽがない場合は、耐熱性能を備えたボトルにお湯を入れて、それをタオルで巻くことでも代用できます。他にも、自宅で普段使っている毛布を持っていくなど、自宅にある防寒アイテムを活用するのも良いでしょう。

 

■キャンプ地の寒さ対策で用意したいアイテム

寒さ対策としては、キャンプ場の位置や服装に注意するだけでなく、アイテムを活用することも大切です。寒い時期のキャンプで、寒さ対策として用意しておきたいアイテムをご紹介します。

 

・マット

マット

テントの下に敷くグランドシートだけでは、冷気を完全に遮断することはできません。テントの底から冷気が来ないように、しっかりとテント内にもマットを敷いておくことが大切です。

キャンプで使うマットには、銀マットやウレタンマット、エアマット、インフレーターマットの4種類があり、それぞれ特徴が異なります。寒さ対策としてマットを選ぶ場合は断熱性の高い製品を選ぶようにしましょう。

断熱性に優れた銀マットに、厚手で寝心地が良いエアマットを組み合わせて使うなど、複数枚を重ねて使うのもおすすめです。

⇒テント インナーマット・フロアシートを探す

⇒キャンプマットとは? 基本情報から選び方までをわかりやすく解説!

 

・シュラフ(寝袋)

シュラフ(寝袋)

寒い時期に使うシュラフは、キャンプ場の最低気温を確認したうえで、最適な製品を持っていくことが大切です。暖かく快適に使用できる温度の下限を示す「快適使用温度」と、工夫次第でなんとか使用できる限界の気温を示す「限界使用温度」の2つを確認して選ぶようにしましょう。
一般的には、寒い時期のキャンプは限界使用温度が最低でも-5℃以下のものが必要とされています。

秋口のキャンプに冬用の断熱性が高いシュラフを持っていくと、場所によっては暑く感じることもあります。3シーズン用のシュラフを使いながら、少し寒さを感じる場合は毛布を中に入れるなどして調整すると良いでしょう。

⇒シュラフ(寝袋)を探す

 

・コット

コット

コットとは、アウトドア用のベッドのことです。地面との距離がとれるため、冷気の影響を受けづらくなります。また、ベンチにして座ったり荷物置きにしたりできるうえ、夏の時期は暑さ対策にもなるなど、持っているといつでも使える便利なアイテムです。
年間通してキャンプを楽しみたい方は、コットを用意してみてはいかがでしょうか。

⇒アウトドア ベッド・コットを探す

 

・ブランケット

ブランケット

チェアに座っている際に足に掛けたり、テント内に敷いてカーペット代わりにしたり、掛け布団として活用したりと、ブランケットは多くの使い方が考えられるアイテムです。寝る際にコットを使用する場合は、コットの上にブランケットを掛けておけばクッション性が良くなり、寝心地が快適になる点も魅力です。
コットと同様に多くの場面で活躍が期待できるアイテムなので、用意しておくことをおすすめします。

⇒ブランケットを探す

 

・焚き火台やストーブ

焚き火台やストーブ

キャンプで焚き火を楽しみたい場合は、焚き火台を用意しておきましょう。地面で直接焚き火を行う「直火」と呼ばれる方法は、環境保全などの観点から禁止されているキャンプ場も多いため、焚き火台がないと焚き火を行えない場合も考えられます。

寒さ対策としてはストーブの使用も有効ですが、テント内で薪ストーブや石油ストーブを使うと一酸化炭素中毒や火事を引き起こす危険があります。
ストーブを使う場合は、タープ内やツールームテントなど大型のテントで使う、通気性を良くして換気をする、寝る際は使用しない、一酸化炭素の検知器も同時に使用するといった対策が必要です。
また、テント内では使用できないストーブもあるため、事前に必ずテント内で使用できるかを確認しましょう。

⇒焚火台・ストーブを探す

 

■寒い時期のキャンプは万全の対策を行おう

寒い時期にキャンプを行う際は、万全の寒さ対策が必要です。対策が不十分だと、寒さで眠れなかったり体調を崩してしまったりして、せっかくのキャンプがつまらなくなってしまうことも考えられます。
アイテムなども活用しながら寒さ対策を行って、寒い時期もキャンプを快適に楽しみましょう。

 

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