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outdoor2019.04.11

キャンプマットとは? 基本情報から選び方までをわかりやすく解説

キャンプで寝泊まりするにはテントと寝袋さえあればいいと思っていませんか? しっかりした睡眠は翌日のパフォーマンスにもつながるため、キャンプ中の寝心地にはこだわりたいものです。

キャンプ中の睡眠を改善したい場合、キャンプマットというアイテムがおすすめです。キャンプマットとはテントと寝袋の間に敷くマットのことで、キャンプ中の寝心地を大きく左右します。

この記事では、キャンプマットの役割や重要性、種類、選ぶ際のポイントをご紹介します。既にアウトドアキャンプが趣味の方はもちろん、これから始めていきたいと思っている方は是非参考にしてみてください。

 

【目次】

■キャンプマットの役割

―快適な寝心地

―断熱効果もある

■キャンプマットの種類

―銀マット<発泡マット>

―ウレタンマット<発泡マット>

―エアマット<エア注入式マット>

―インフレーターマット<エア注入式マット>

■どんなキャンプマットがいい? 選び方のポイント

―重さや収納時のサイズで選ぶ

―体型やテントに合わせたサイズを選ぶ

―キャンプの時期に応じて選ぶ

―重ねて使うことも視野に入れる

■キャンプマットおすすめ5選

―スノーピーク (TM-135) インフレータブルマット

―コールマン フォールディングテントマット /270 (2000017147)

―コールマン コンフォートエアマットレス W (170A6488)

―ロゴス 超厚 セルフインフレートマット SOLO (72884130)

―ロゴス セルフインフレートマット・DUO (72884120)

■キャンプマットだけじゃない! 寝袋選びも重要

―形状やサイズで選ぶ

―中綿や裏地の種類で選ぶ

■おすすめの寝袋3選

―スノーピーク エントリーパック SS (0589013708)

―コールマン シュラフ ビンテージ スリーピングバッグC0/ヘリテイジプリント : トマト (2000032350)

―ロゴス 丸洗いスランバーシュラフ 2 (72602010)

■まとめ

 

■キャンプマットの役割

キャンプマットはテントマットや寝袋マット、スリーピングマットとも呼ばれます。テントと寝袋の間に敷く「敷布団」のような役割をするもので、キャンプをする上で、寝袋と同じくらい重要性の高いアイテムです。

キャンプマットには具体的に次のような役割があります。

 

―快適な寝心地

屋外の地面は凹凸しており、石などが転がっていることも多いです。そのため、寝袋だけで寝ると凹凸部分と体が接触し、体を痛めてしまうこともあります。テント泊で気を付けるべき点は、就寝時の寒さや暑さへの対策だけではないのです。テントと寝袋の間にキャンプマットを敷くことによって、凹凸を吸収することができ、快適な睡眠をとることができます。

 

―断熱効果もある

寝心地がいいだけで睡眠時の温度調節が取れていないと、快適な睡眠ができるとは言い切れません。キャンプマットには寝心地を保証するだけでなく断熱効果もあるため、夏の地面の熱や冬の冷気、地面の冷たさの遮断ができ、よりストレスを感じない睡眠が可能になります。

断熱力の高さを表す「R値(熱抵抗値)」は、マットの種類によって異なります。R値が高いマットほど断熱力が高くなるため、季節に応じた断熱力を持つキャンプマットを使用しましょう。

 

■キャンプマットの種類

キャンプマットは、「発泡マット」と「エア注入式マット」の2種類に分かれます。発泡マットは広げるだけですぐに使用できる、ウレタン素材で作られたベーシックなキャンプマットです。またエア注入式マットは、空気でマットを膨らませて使用します。

ここではその2種類をさらに分類して、主に使われている4種類のキャンプマットについて紹介します。それぞれの特徴と使用時に気を付ける点を紹介します。

 

―銀マット<発泡マット>

銀マット<発泡マット>

銀マットは100円ショップでも手に入るほど低価格なうえに、春~初秋に使用するのであれば十分な断熱効果もある、コストパフォーマンスの高い断熱シートです。持ち運びがしやすい薄さであるため、自分で切って好きなサイズ・形に調整することが可能で、収納のしやすさも特徴のひとつです。

しかし、薄さゆえに寝心地はあまりよくないため、用途に合わせて他のキャンプマットと併用するのが好ましいです。

 

―ウレタンマット<発泡マット>

ウレタンマット<発泡マット>

ウレタンマットは銀マットと同じく断熱発砲素材をマットにしたもので、銀マットと総称してクローズドセルタイプと呼ばれることもあります。高い断熱力を持つため真夏だけでなく冬場のキャンプでも使用でき、就寝時以外もテント内を快適な状態に保つことが可能で、後述のエア注入式よりも丈夫で長持ちします。

デメリットとしては、マット自体が硬いので寝心地の良さと収納のしやすさは損なわれます。また、丈夫な分かさばるものが多いため、取り回しはあまり良くありません。

 

―エアマット<エア注入式マット>

エアマット<エア注入式マット>

エアマットは寝心地の良さや軽さなど、全体的にバランスが取れているキャンプマットです。使用の際は、ポンプやエア注入器でマットに空気を注入します。マットが膨らむことによって自分好みの厚みと弾力性を出すことができるため、地面の凹凸を気にすることなく快適な睡眠をとることができます。また、空気を抜くことでコンパクトになるため収納しやすいというメリットもあります。

しかし、マットに空気を注入するために時間と手間が掛かり、穴が開いてしまうと空気の注入ができなくなってしまうため注意が必要です。

 

―インフレーターマット<エア注入式マット>

インフレーターマット<エア注入式マット>

中にスポンジが入っており、マットを広げてバルブを開くだけで半自動的に空気が入ります。自動で膨らむため体力を使う必要がなく、設置に手間がかかりません。

空気の入れ具合によって好みの厚さに調節が可能ですが、もともと薄い製品は収納性が高い分、寝心地はあまり良くありません。携帯性と寝心地のバランスを考えて好みのものを選ぶようにしましょう。

 

■どんなキャンプマットがいい? 選び方のポイント

主なキャンプマットの種類を紹介しましたが、それぞれ性能が異なり、値段やサイズもさまざまです。ここからは、キャンプマットを選ぶ際に考慮すべきポイントを解説します。

 

―重さや収納時のサイズで選ぶ

ソロキャンプやツーリングキャンプ、登山などの場合は持っていける荷物の量が限られるため、収納性の高いキャンプマットを選ぶ必要があります。その場合、固い素材のウレタンマットよりも、エア注入式であるエアマットやインフレーターマットの方がコンパクトに収納できる場合が多いためおすすめです。

ただし、エア注入式のマットでもエアーポンプが必要だったり厚いタイプだったりすると、重さや収納時のサイズは上がります。マットの種類だけでなく商品詳細を確認し、バックの外側に別体で積載できるかを確かめることが大切です。

 

―体型やテントに合わせたサイズを選ぶ

キャンプマットを選ぶ際は体型やテントの大きさに合わせたサイズを選ぶと、窮屈さを感じず快適に過ごすことができます。一人用のキャンプマットであれば、長さが180cm、横幅が56~60cmほどの大きさが目安です。

大人数でのテント泊で人数分のキャンプマットが敷けない場合などは、横幅が100cm以上ある大きめのキャンプマットを選ぶと良いでしょう。

また、テントが小さめで大きめのキャンプマットを使用するのが難しい場合は、肩から膝辺りまでの長さがあるものを使用し、バッグやエアピローを枕替わりに頭を保護するのも手です。

 

―キャンプの時期に応じて選ぶ

キャンプマットを購入する際は、季節や宿泊地を考え、現地の環境に適した断熱力のあるものを選ぶことが大切です。

夏の場合は荷物の重量を減らせるよう、銀マットのように軽くてかさばらないキャンプマットを選ぶと良いでしょう。逆に、秋冬の時期や雪山、夏場でも標高の高い山へ登る場合は、地面の冷え込みが厳しいため断熱性能を重視してR値の高いキャンプマットを選ぶ必要があります。

 

―重ねて使うことも視野に入れる

キャンプマットは2枚重ねて使うことで断熱性能が高くなります。特に冬場に使用することを考えている場合は、重ね使いすることを視野に入れながらキャンプマットを選ぶことが大切です。

まずは手軽な銀マットを購入してみて、時期や環境に応じてエア注入式など他のキャンプマットを買い足したり、テント全体に敷くインナーマットを併用したりするのもおすすめです。

 

■キャンプマットおすすめ5選

ここでは、おすすめのキャンプマットをブランド別に5つご紹介します。是非マット選びの参考にしてみてください。

 

―スノーピーク (TM-135) インフレータブルマット テレコ snow peak

スノーピーク (TM-135) インフレータブルマット テレコ snow peak

インフレーター式のこのマットは、収納ケースにポンプ機能を搭載しているため、ケースをバルブに接続することで簡単にエア注入を行えます。また、リペアキットを付属しているため、小さい穴や破れならすぐに処置することも可能です。

【重さ】800g(ポンプ収納ケース含む)

【サイズ】使用時:198×60×2.5cm 収納時:φ16×30cm

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―コールマン フォールディングテントマット /270 (2000017147)

コールマン フォールディングテントマット /270 (2000017147)

広げるだけで簡単に使用できる、折り畳み式のマットです。2分割式を採用し折り目も付いているので、折り畳みが簡単に行えます。また、収納ケースも付属しているため、持ち運びの際も便利です。

【重さ】2.1kg

【サイズ】使用時:265×200cm 収納時:65×50×15cm

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―コールマン コンフォートエアマットレス W (170A6488)

コールマン コンフォートエアマットレス W (170A6488)

寝心地の良いエアマットタイプの製品で、バルブにはダブルロック構造を採用しているので、バルブからの空気が漏れる心配を軽減しています。ロール式なのでコンパクトに収納できますが、使用時は幅97cmと広く、使いやすいマットです。

【重さ】3.3kg

【サイズ】使用時:189×138×19cm 収納時:38×26×7cm

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―ロゴス 超厚 セルフインフレートマット SOLO (72884130)

ロゴス 超厚 セルフインフレートマット SOLO (72884130)

エア注入式で、バルブを開くだけで簡単に空気を入れることができます。また、暑さが5cmと厚めで、クッション性に優れているのも特徴です。収納バッグも付属しているため、持ち運びにも向いています。

【重さ】1.8kg

【サイズ】使用時:65×190×5cm 収納時:16×16×61cm

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―ロゴス セルフインフレートマット・DUO (72884120)

ロゴス セルフインフレートマット・DUO (72884120)

エア注入式で、バルブを開くだけで簡単に2人用のワイドサイズのマットとして使用できます。また、圧縮することでコンパクトなサイズで簡単に持ち運べるほか、収納バッグに入れて枕やクッションとして使うことも可能です。

【重さ】3.0kg

【サイズ】使用時:190×130×3cm 収納時:22×71cm

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■キャンプマットだけじゃない! 寝袋選びも重要

快適な寝心地を手に入れるため、キャンプマットと共に重要になるのが寝袋です。寝袋はアウトドア以外にも、急な来客時や災害時など多くの場面で重宝する製品なので、こだわって選ぶ必要があります。

ここでは、キャンプマットと一緒に選びたい寝袋の選び方を紹介します。

 

―形状やサイズで選ぶ

寝袋(シュラフ・スリーピングバッグ)には、長方形で布団に近い使用感の封筒型、隙間が少なく保温性に優れたマミー型、寝袋に入ったまま歩いたり作業したりすることも可能な人型などの種類があります。

封筒型はかさばるが冬場以外の幅広い用途で使用できる、マミー型は圧迫感があるものの冬場は温かく快適など、どの形状の寝袋もメリットとデメリットがあるため、使用する時期や寝心地などを確認して選ぶことが大切です。

また、自身の体型や使用する人数も踏まえて、適切なサイズ感の寝袋を選ぶ必要があります。特に封筒型の寝袋は横幅によって寝心地が大きく変わります。収納サイズを気にしない場合、寝心地が良い少し幅に余裕のあるものを選ぶようにしましょう。

 

―中綿や裏地の種類で選ぶ

寝袋に使用される中綿はダウンと化学繊維の2種類があり、それぞれ特徴が異なります。

ダウンは軽く保温性に優れており、寝心地の良さが特徴ですが、高価なことも多くカビが生えやすいなど保管も難しいです。一方の化学繊維は安価、洗濯できるなどのメリットはありますが、ダウンに比べると保温力が劣ります。

また、寝袋の表面の生地には水濡れに強い化学繊維が使われますが、体が触れる裏地部分は化学繊維だけでなく、肌触りが良く吸汗性に優れたフリース素材が使われていることがあります。

寝袋の寝心地を考える場合、中綿と同時に生地の素材にも注目しましょう。

 

■おすすめの寝袋3選

ここでは、メーカー別におすすめの寝袋を3つご紹介します。

 

―スノーピーク エントリーパック SS (0589013708)

スノーピーク エントリーパック SS (0589013708)

春夏の使用に向いた封筒型の寝袋で、収納ケースにしまえばクッションとして使用することもできます。また、2枚を連結させれば複数人で使用できる大きな寝袋にすることも可能で、内側にはスマートフォンなどを入れられるポケットがあるなど、使い勝手の良さが魅力です。

【素材】表地:ポリエステル 裏地:ポリエステル 中綿:ポリエステル

【重さ】3.56kg

【サイズ】使用時:780×1960cm 収納時:49×38×20cm

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―コールマン シュラフ ビンテージ スリーピングバッグC0/ヘリテイジプリント : トマト (2000032350)

コールマン シュラフ ビンテージ スリーピングバッグC0/ヘリテイジプリント : トマト (2000032350)

70年代にアメリカで発売されていた製品の限定復刻版であるこの製品は、表地、裏地ともにコットンを使用することで温かさを表現しています。また、収納はロールで行えるため、コンパクトにしまうことも可能です。

【素材】表地:コットンツイル 裏地:コットンフランネル 中綿:ポリエステル

【重さ】約3.6Kg

【サイズ】使用時:約 200×100cm 収納時:約Φ27×54cm

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―ロゴス 丸洗いスランバーシュラフ 2 (72602010)

ロゴス 丸洗いスランバーシュラフ 2 (72602010)

封筒型ながら適正温度が2℃までで、天候や地域にもよりますが、真冬以外の季節で使用することができ、同一品番を連結すれば2人サイズとして使えます。また、洗濯機での丸洗いが可能で陰干し用のハンガーループも付いているため、お手入れが簡単です。

【素材】表地:モイスポリ 裏地:モイスポリ 中綿:ダイナチューブファイバー

【重さ】1.8kg

【サイズ】使用時:80×190cm 収納時:27×27×38cm

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■まとめ

いくらテントにこだわっていても、キャンプマットがなければ快適な夜は過ごせません。キャンプマットにはさまざまな種類があり、値段や断熱性、収納性は大きく異なりますが、重要なのは自分のアウトドア・キャンプスタイルに合った製品を選ぶことです。キャンプを楽しむためには、夜は十分な睡眠を取って身体を休めることが大切なので、ぜひこの記事を参考に自分に合ったキャンプマットを見つけてみてください。

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