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outdoor2022.12.28

スノボのビンディングについて詳しく解説! 選び方や取り付け方の手順とは

スノーボード(スノボ)を行う際は、ブーツやスノーボード板、ビンディング(バインディング)、スノーボードウェアなどのアイテムが必要です。中でもビンディングは、種類や取り付け方次第で滑りが変化することもある、非常に重要な器具のひとつといえます。
しかし、選び方が良くわからない、店舗で取り付けてもらっているため取り付け方を知らないという方もいらっしゃるかもしれません。
ここでは、スノーボードのビンディングの概要や選び方のポイント、正しい取り付け方などをご紹介します。

 

【目次】

■ビンディングとは?

■ビンディングの選び方

・ビンディングの種類

・ブーツとの相性

・メーカーで決めるのもおすすめ

■ビンディングの取り付け方の手順

・スタンス幅を決める

・アングルを決める

・スノーボード板に取り付ける

■ビンディングからブーツを外す方法

■自分に合ったビンディングを選ぼう

 

■ビンディングとは?

ビンディング(binding)とは、スノーボード板とブーツを固定する器具のことです。バインディングと呼ばれる場合もありますが、ドイツ語の発音に近い読み方がビンディング、英語読みだとバインディングというだけで、どちらも意味は変わりません。
ビンディングは、ボードに力を伝えたり衝撃を吸収したりする役割を持ちます。ブーツやスノーボード板に比べると実感するのは難しいかもしれませんが、非常に大切な器具のひとつです。
基本的には、ビンディングは以下の要素で構成されています。

【ラチェット】
ストラップを締める際に使う調整用の金具です。左右どちらかに動かして締め具合を調整します。

【アンクルストラップ】
ブーツを固定する際に使用する、足首側のストラップです。フィット感に関わります。

【トゥストラップ】
ブーツを固定する際に使用する、足のつま先側のストラップです。つま先を包むように固定するタイプと、つま先の上を押さえるように固定するタイプがあります。

【ハイバック】
ふくらはぎの下部を支える部品です。かかとの方に体重をかける際のサポートを行います。

【ベースプレート】
ビンディングの底の部分です。衝撃を吸収する役割を持ち、素材によって強度や硬さ(フレックス)が異なります。

【ヒールカップ】
かかとが収まる部分です。ベースプレートと一体のものや、位置を調整できるものがあります。

 

■ビンディングの選び方

ビンディングの選び方

 

ビンディングは、各メーカーからさまざまなタイプが発売されています。ビンディングを購入する際は、どのような点を確認すれば良いのでしょうか。
ビンディングの選び方のポイントをご紹介します。

 

・ビンディングの種類

ビンディングは、ストラップ型やクイックエントリー型、ステップイン型の3種類に大きく分けられます。それぞれ使い勝手が異なるので、違いを踏まえたうえで選ぶことが大切です。

【ストラップ型】
トゥストラップとアンクルストラップで、つま先と足首をしっかりホールドできるタイプです。多くのビンディングが採用している形状で、豊富な種類から選ぶことができます。
着脱に少し手間はかかるものの、フィット感を調整しやすく安定性に優れているのが魅力です。

【クイックエントリー型】
ハイバック側からブーツを滑らせるように入れてから、ハイバックを上げてブーツを固定するタイプです。ストラップ型よりも着脱が簡単なので、リフトから降りてすぐに滑ることができます。
ただし、固定力はストラップ型に比べると劣り、種類もあまり多くありません。

【ステップイン型】
ブーツを乗せるだけで固定できるタイプです。ブーツとセットで使用するので、好みのものを選ぶことはできません。似たタイプに人気ブランド、バートンオリジナルの「ステップオン型」などもあります。

 

・ブーツとの相性

ビンディングを選ぶ際に重要なのが、使用するブーツとの相性です。ブーツの形状によっては、ヒールカップに合わせられず、ブーツがはまらない恐れがあります。
試着が行える場合は、ブーツとビンディングのフィット感を確認しておくと安心です。ベースプレートとソールの間や、かかととヒールカップの間に隙間がないかどうかを確かめるのがポイントです。

また、ブーツの相性と併せて、操作性に影響するハイバックの硬さや高さも確認しておきましょう。柔らかく低いものほど取り回しやすく、硬く高いものほど反応が良くなります。
スノーボード初心者の方やトリックを楽しみたい方は柔らかく低いものを、高速滑走やジャンプなどを楽しみたい方は硬く高いものを選ぶのがおすすめです。

 

・メーカーで決めるのもおすすめ

ビンディング選びで迷った際は、メーカーやブランドで選ぶのもおすすめです。独自の素材を使って衝撃吸収性を高めているなど、メーカーによって特徴が異なります。好みや用途に合わせてメーカーから探してみるのも良いでしょう。

また、ブーツとビンディングのブランドを揃えると、サイズを合わせやすくなります。滑り方や好みが定まっていない初心者の方は、ブーツとビンディングは同じブランドで揃えると安心です。

 

■ビンディングの取り付け方の手順

ビンディングの取り付け方の手順

 

ビンディングだけを購入した場合は、スノーボードに取り付ける必要があります。店舗での取り付けサービスも行われていますが、取り付け方の手順を知っておけば、調整を自分で行うことができて便利です。
ビンディングの取り付け方のコツを、手順ごとにご紹介します。

 

・スタンス幅を決める

最初に、スノーボード板の上に足を置く時のスタンス幅(左右の足の距離)を決めましょう。スタンス幅の広さによって、滑りやすさや疲れやすさが異なります。
一般的には、スタンス幅を広くするほど安定感が増すかわりに疲れやすくなり、狭くするほど不安定になる分、膝のクッションを使いやすくなります。

初心者の方は、まずは肩幅くらいのスタンス幅か、メーカーが推奨している取り付け位置を基準にするのがおすすめです。滑りにくさを感じる場合はその都度調整していけば、自分に適したスタンス幅を見つけられます。

 

・アングルを決める

アングルとは、ビンディングをボードに取り付ける角度のことです。ボードに対して足が垂直になった状態が0度に当たります。進行方向側につま先が向くとプラス、後ろ側に向くとマイナスとなります。多くのビンディングは、アングルを3度刻みで調整することが可能です。

滑りやすい角度は個人差や滑り方のスタイルにも左右されますが、初心者の方は「進行方向側の前足が+18~24度、後ろ足が0~+6度」に設定してから、都度調整を行うのがおすすめです。

 

・スノーボード板に取り付ける

スタンス幅やアングルを決めたら、実際にビンディングをスノーボード板に取り付けます。ドライバーが必要なので、事前に用意しておきましょう。

【ビンディングの取り付け方】
1.ビンディングの穴の開いた部分にディスクをはめ込む
2.ビスやワッシャーを取り付け、角度を確認したらボードに固定する

ビスの取り付けが甘くならないように注意が必要です。対角線上にビスを仮留めしてから本締めを行うと、きれいに固定できます。
ブーツがボードの中心に乗っているかなども意識しておくと良いでしょう。

 

■ビンディングからブーツを外す方法

ビンディングからブーツを外す方法も覚えておきましょう。一般的なビンディングの場合は、ラチェットの内側にあるレバーを手前に引っ張って緩め、後ろ足、前足の順にラチェットを外します。

スノーボード板が滑らないように、傾斜がない場所で行ってください。両足をビンディングから抜いたら、しっかりと手でボードを持つことも重要です。

 

■自分に合ったビンディングを選ぼう

ビンディングは、スノーボードにおいて非常に重要な役割を持つアイテムです。自分に適したものを選べば、滑りやすくなるだけでなく、スノーボードの上達にもつながるでしょう。
今のビンディングが合っていない、使いにくいと感じている方は、新しいビンディングを用意してみてはいかがでしょうか。

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